《アクア・ビークル》

アクア・ビークル C 水文明 (2)
クリーチャー:リキッド・ピープル 1000

DM-01で登場したリキッド・ピープルバニラ

サイクルの中で唯一のパワー1000で、パワーの低めな文明クリーチャーという特徴をよく表しているカード。
ゆえにスペックだけを見ればそれらの下位互換であり、普通ならば見向きもされないのだが、実際にはそのコストの低さと種族からサイクル中でももっとも活躍機会に恵まれていたカードである。

初期の《アストラル・リーフ》型の青単では、リキッド・ピープル進化元として《アクア・ガード》と共に採用されることが多かった。
《アクア・ハルカス》という選択肢もあったが、それでなくとも当時のトーナメントデッキでは溢れるほどの手札が手に入ったため、より軽いこのカードが優先されたのである。
初の公式大会で日本一になった青単にもこのカードが組み込まれている。

《アストラル・リーフ》殿堂入り後も、《アクア・トリックスター》が登場するまでは唯一の単色かつ2コストのリキッド・ピープルだったため、種族デッキでは進化元として採用されることもあった。
さすがにそれ以降はリキッド・ピープルデッキでも見かけなくなってしまったが、ドラゴン・サーガに入るとリキッド・ピープル軸の【バニラビート】という新たな居場所を確立する。

パワー2000バニラ完全上位互換となる《アクア戦闘員 ゾロル》には劣るが、同時にバニラリキッド・ピープルと相性のよい《零次龍程式 トライグラマ》も登場したため、ゾロルだけでは足りない場合にはこちらも採用されることがある。

その後も、《Dの学園 ナメティック・アカデミー》がサポートカードとして登場。

スペックに明らかな落ち目があったカードだが、まさに種族の勝利と言える。デュエル・マスターズにおける種族の大切さを如実に物語る1枚だろう。

  • 最初期のカードであるが、DMD-17でゾロルと共に4枚ずつ収録されているため入手は容易。
  • DM-01版のイラストだと分かりづらいが、人型の姿をしており、球状の上半身の真ん中辺りに頭部がある。
  • 漫画「デュエル・マスターズ」ではバトルアリーナ編のジョージ外伝でジョージ不亞 幽戦で使用している。

デュエル・マスターズ プレイスでは

BASICに収録された。

他にコスト2リキッド・ピープルが出るたびにライバルが増える形となっていて完全に採用する意味が失われていたが、DMPP-21にて《アクア・ティーチャー》が登場し《アクア・ビークル》のほうがアドバンテージが得られるパターンが生まれるようになった。とはいえ《アクア戦闘員 ゾロル》には劣るため《アクア・ビークル》はその5枚目以降となる。

サイクル

DM-01の2コストコモンバニラクリーチャー

関連カード

相互互換

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考