《サイキック・ユー》

サイキック・ユー R 水文明 (5)
呪文
S・トリガー
自分の手札を1枚、裏向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに加えてもよい。そうした場合、自分のシールドを1枚、手札に加える。ただし、そのシールドの「S・トリガー」能力は使えない。
相手の手札を見て、その中から1枚選ぶ。そのカードを裏向きにし、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに加えてもよい。そうした場合、相手のシールドを1枚選び、相手はそれを自身の手札に加える。ただし、そのシールドの「S・トリガー」能力は使えない。

DM-33で登場したS・トリガー呪文
強力なシールド交換能力を有する。

《エメラル》効果を自分または相手、あるいは両者に対して使う事ができる。効果解決の順番が「手札を置く→シールドを手札に加える」と決められており、手札を1枚も持たないプレイヤーには無駄撃ちになるので注意しよう。

シールド操作カードの中では5コストと重く、自分はともかく相手に使った場合には「シールドに送ったカードより強力なカードが手札に加わる」リスクも伴う。
しかし、厄介な常在型能力であるシールド・フォースを即座に無効化したり、マッドネスを回避しつつ相手のキーカードを「見てからシールドに埋める」など、アイデア次第でバリエーション豊かな運用が可能。
さらにこのカード自体がS・トリガーであり、自分の手札の内容次第では「相手の攻撃中、別のシールドにS・トリガーを仕込む」荒業も可能。攻守全般にわたって使える、器用な呪文と言えるかもしれない。

  • 登場直後の評価としては、メタカードとして重宝する声と、相手の手札を減らすなどのアドバンテージが稼げない点で酷評する声の2つに分かれ、賛否両論のカードであった。
  • 《王機聖者ミル・アーマ》から綺麗につなぐ事ができる。確実性には欠けるものの、決まれば最速4ターン目で相手のキーカードをシールドに埋めることが可能なので、ハンデス呪文を使う感覚で序盤から積極的に使っていくのも悪くないだろう。
  • 再録はないがピーキーな性能ゆえに需要は少なくそこまで価格が高騰したことはない。しかし、何らかのきっかけで価格が上昇するポテンシャルは有しているといえる。

収録セット

参考