《スクランブル・タイフーン》 - デュエル・マスターズ Wiki ミラー

《スクランブル・タイフーン》

DM-39で登場した水の呪文。

カードを5枚まで引き、その後、自分の手札を3枚捨てる効果を持つ。

手札交換カードとしては大型である。軽量手札交換兼墓地肥やしとして有名な《エマージェンシー・タイフーン》、《戦略のD・H アツト》、《フェイト・カーペンター》らには撃てる早さで劣るが、こちらは引ける枚数と落とせる枚数が段違いである。

一度唱えるだけで山札の6分の1を引きつつ3枚の墓地肥やしが可能なため、コンボの下準備にはもってこい。キーカードを手札に引き寄せつつ、手札で引いたパーツを確実に落とすことができる。ドラゴン・ゾンビやアウトレイジの戦略とはマッチしているだろう。

ただし、マナコストが重い呪文ということで、ハンデスには注意。相手が《解体人形ジェニー》を握っているとまず狙われるので、このカードのみに頼らないデッキビルディングを心掛けたい。

ルール

• 一応「5枚まで引き」のため、0枚を選択してカードを引かないことも可能。ただし、その場合でも「3枚捨てる」は強制なため、必ず捨てる必要がある。それを応用してライブラリアウトを避けつつの手札破棄に使えなくもないが。

他のカード・デッキとの相性

• 《大邪眼B・ロマノフ》とはシナジーしている。《大邪眼B・ロマノフ》を手札に引き寄せつつ、墓地進化GVの種もちょうど3枚確保できる。その際、《黒神龍グールジェネレイド》を捨てられれば無駄がない。

• ドラゴン・ゾンビとも相性がいい。《邪龍秘伝ドラゴン・ボーン》を手札に加えつつ、リアニメイトしたいドラゴン・ゾンビを墓地に落とすことが可能。4ターン目までにドラゴン・ゾンビを出せば、次のターンにリアニメイトを狙える。

• 大量墓地肥やしと相性のいいカードは他にも多く、《暴走龍 5000GT》、《神羅ヘルゲート・ムーン》、《魔光帝フェルナンドVII世》など挙げればキリがない。また、《天災超邪 クロスファイア 2nd》はターンのはじめのドローと合わせて、ちょうどG・ゼロの条件を満たせる。《百万超邪 クロスファイア》と2体セットで現れることも多い。

環境において

登場からしばらくは墓地肥やしとしても重過ぎでドローソースとしても効率が悪かったため評価がマチマチであった。

しかしエピソード3環境に【墓地ソース】が進出するとメインパーツとして活躍。当時の環境は【墓地ソース】なら6ターン目か7ターン目にフィニッシュしても事故とは言われない速度であったため、終盤にこれで《百万超邪 クロスファイア》と《天災超邪 クロスファイア 2nd》を探す展開も十分あった。特に【メーテル墓地ソース】での活躍が目覚ましかった。

革命編環境では【ロマノフサイン】に使われた。

その後、革命ファイナル以降の高速化の影響で環境から姿を消した。

比較対象

• 単純なドローソースとして見ると《トリプル・ブレイン》の方が手札を増やす枚数が多く、1枚手札を増やすのが目的なら《エナジー・ライト》の方がてっとり早い。やはりコンボ向けのカードと言える。

• 後にDMEX-02にて、ツインパクトでありブレインサポートも受けられる《怒りの赤髭 ゴセントラス／目覚めし鋼牙のブレイン》が登場した。《スクランブル・タイフーン》はその後クリーチャーメタ対策又は墳墓避けに使われるようになった。

フレーバーテキストについて

• DM-39のフレーバーテキストから察するに、このタイフーンが起こった原因は《時空の支配者ディアボロス Z》が覚醒したことにあるようだ。

• DMX-14のフレーバーテキストは、プロモ版《エマージェンシー・タイフーン》のオマージュだろう。

漫画・アニメ等での活躍

• 漫画「Duel Masters Rev.」にて、未来が那須霊禅戦で使用。手札の少ない中ドローソースとして活用したが、返しのターンに《ゴースト・タッチ》を撃たれてしまった。

• 漫画「覇王伝ガチ!!」にて、友麒が大虎戦で使用。5枚のドローで《天災超邪 クロスファイア 2nd》のG・ゼロ条件を満たし、さらに墓地肥やしで《骸骨仮面 スカルライダー》と《暴走龍 5000GT》のコスト軽減をサポートをした。

• アニメ「ビクトリーV3」では切札 勝太が使用。勝太のデッキには《頼むぜ！カツドン》や《百万超邪 クロスファイア》といった墓地を活用するカードが多いため、作中でもそれを利かす機会が多い。

デュエル・マスターズ プレイスでは

DMPP-13で実装。レアリティがレアになり、ドローが強制になった。

DMPP-20で再録。《日曜日よりの使者 メーテル》が描かれている新規イラストとなっている。

• 《メーテル》の右腕は《日曜日よりの使者 メーテル》や《情熱の薔薇 メーテル》のイラストではアウトレイジらしく武器、機械に変化しているが、この呪文のイラストでは生身である。

関連カード

• 《エマージェンシー・タイフーン》
• 《氷牙レオポル・ディーネ公／エマージェンシー・タイフーン》
• 《ブレイン・タイフーン》
• 《トリプル・ブレイン》
• 《怒りの赤髭 ゴセントラス／目覚めし鋼牙のブレイン》

• イラストに描かれているクリーチャー
  • 《日曜日よりの使者 メーテル》（DMPP-20）

フレーバーテキスト

• DM-39
  最凶の覚醒により、地軸がずれ、巨大なタイフーンが世界を覆った！
• DMX-14、DMPP-20
  まさにこの世はスクランブル！強さを求めて、しぶとくアライブ！
• DMD-11
  さあ、自由の嵐よ吹き荒れな！大いなるハリケーンとなれぇぇぇぇぇ！ ---夜露死苦 キャロル
• DMX-18
  龍科学と別体系の龍脈術は、予想外の戦略を生み出し、数々の罠をつくりだした。
• DMPP-13
  エンペラー・キリコを倒したのはライジング・NEXの決死の猛攻だった。しかし、オリジナル・ハートは引き合い続け、地上に落下していた。

収録セット

デュエル・マスターズ

• illus.hokuyu
  • DM-39 「覚醒編 第4弾 覚醒爆発(サイキック・スプラッシュ)」（25/55）
  • DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」（6/84）
  • DMD-11 「禁断の変形デッキ アウトレイジの書」（18c/21）
  • DMX-18 「三段変形！龍解オールスターズ」（28/50）

デュエル・マスターズ プレイス

• illus.hokuyu
  • DMPP-13 「超次元開放 -PSYCHIC SHOCK-」
• illus.douzen
  • DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨- 」

参考

• ドロー
• 手札
• 捨てる
• ディスカード
• 手札交換
• 墓地肥やし
• 【メーテル墓地ソース】