《センジュ・スプラッシュ》

センジュ・スプラッシュ R 水文明 (4)
呪文
プレイヤーを一人選ぶ。そのプレイヤーは、バトルゾーンまたはマナゾーンから自分自身のカードを1枚選び、持ち主の山札の一番上に置く。

DM-24で登場した呪文

マナゾーンまたはバトルゾーンからカードを1枚選ばせて持ち主の山札の上に移すカード指定除去プレイヤーを選べるのも重要な点である。

状況は限られるものの、相手がクリーチャーを出していない序盤では《マナ・クライシス》と同じように使うことができる。

除去として見ると、対象は相手が選ぶので使い勝手はそれほど良くない。ドローの妨害にはなるものの、大抵は《解体人形ジェニー》などのcipクリーチャーの再利用を許してしまうだろう。後半ではマナが余っているため、切札を再利用されてしまうこともしばしば。

自分のカードを再利用する場合は山札の上に置く点がネックとなってやはり使いづらい。素直に《スパイラル・ゲート》《クローン・ファクトリー》を使った方がいいだろう。

長らくマイナーな立ち位置のなカードであったが、以下にある裁定変更によって退化を活かした戦略に使うことが多くなった。このカードで進化クリーチャーの一番上を剥がすことが可能となっている。

進化クリーチャーを対象にして一番上のカードのみを除去した場合、進化元バトルゾーンに残すことができる。《戦略のD・H アツト》《死神術士デスマーチ》を駆使すれば、最短4ターンで《超絶の名 シャーロック》《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》《奈落の葬儀人デス・シュテロン》など、勝負を決めかねない大型獣を降臨させることが可能となった。

今までこのようなコスト踏み倒しをするためには《ロイヤル・ドリアン》が必要だったが、青黒だけで済むようになったため、安定性が格段に向上した。

特殊なコンボデッキではお世話になる一枚である。

  • 2014/01/17の裁定変更に伴い、テキスト中における「カードを○○枚」の扱いが変更されたため、バトルゾーンシールドゾーンにおけるオブジェクトを指定し、移動を強要した場合、まるまるそのオブジェクト自体を移動させるのではなく、そのオブジェクトを構成するカードから直接カードを指定枚数選んで移動させることになった。
  • 前述の裁定変更により一躍注目の的となったが、絶版して久しい大型弾のレア再録経験も全くなかったため、入手が難しく市場価格も急激に高騰した。だがその後の進化クリーチャーが出てすぐに退化した場合、召喚酔いをするようになるという裁定変更により弱体化し、価格はやや落ち着いた。
    • そして追い打ちをかけるようにDMR-15《龍脈術 落城の計》が登場。あちらの方が軽く、単純に墓地退化として見ても遥かに使い易いので、価格もさらに下落すると思われる。
    • しかし、5枚目以降の退化カードとして見れば、特に癖もなく十分使える。裁定変更による点も優秀なスピードアタッカーの活用などで克服できるので、まだまだ価値はあると言える。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM-24
    激しい水しぶきと共に、何かがどこかへと流れていった。

収録セット

参考