《トロピコ》

トロピコ R 水文明 (5)
クリーチャー:サイバーロード 3000
バトルゾーンに自分のクリーチャーが他に2体以上出ているなら、このクリーチャーはブロックされない。

DM-01で登場したサイバーロード

特定の状況下でブロックされないクリーチャー。

一回り大きくなった《フェアリー・チャイルド》といった趣だが、何故かアンブロッカブルが条件付きになってしまい、コストパフォーマンスが悪化している。
仮に常時アンブロッカブルでも、軽い《キャンディ・ドロップ》の方が使い易い点は変わらない。

単体としては長所も見いだせず無駄にレアリティも高い設定だが、これはDM-01唯一の「サイバーロード」であることからだと思われる。
同じくDM-01で登場した《ミラージュ・マーメイド》が「サイバーロードがいればコスト5、パワー4000、cipで3ドロー」という、手打ち《サイバー・ブレイン》にパワー4000のクリーチャーが付くようなものだったため、間接的に《ミラージュ・マーメイド》を弱体化させる目的があったのだろう。

  • デュエル・マスターズの元祖であるMTGは、すべてのクリーチャーがブロッカーとなれる代わりに、クリーチャーでクリーチャーを直接攻撃できない(クリーチャーの攻撃先は原則プレイヤーのみ)というルールである。その為アンブロッカブルは相応に強力な能力であり、特に高パワーのアンブロッカブルは除去札が無ければ1枚で勝負を決めてしまうほど。
    そういった理由でこのカードにも条件が付けられた可能性はあるが、「除去へのカウンターはなく殴り返しでも容易に対処される」「パワーが多少変動しようとW・ブレイカー等がない限り必要な攻撃回数は変わらない」といった具合でデュエマのシステムと悲しいほど噛み合っていない為、カードパワーが非常に低くなってしまった。
  • 中村聡氏の設定によると「ひらがな」でしか喋れないらしいが、《グレープ・ジェリー》フレーバーテキストだけなぜか普通に漢字入りで喋っている。DM-03以降でフレーバーテキストの担当が変わったためか。
    • あるいは、DM-08までの間で《トロピコ》の知能が発達したのかもしれない。
  • 海外版デュエルマスターズのコミックでは第5巻の付録としてプロモーション・カードが存在する。ナンバーは(P5/Y0)。日本語表記であるが他言語版であるため、殿堂ルールでは使用できない。

フレーバーテキスト

  • DM-01DMPP-01
    「おまえたち、ボクについてこい。」――トロピコ

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考