《ホップ・チュリス》

ホップ・チュリス P(C) 火文明 (1)
クリーチャー:ビートジョッキー 2000
このターン、他のクリーチャーが攻撃していなければ、このクリーチャーは攻撃できない。

DMSD-03で登場したウィニービートジョッキー

今までの1コストウィニーは数多く存在したが、どれも癖が強く、汎用性の面では1ターン目から難なく展開可能な《凶戦士ブレイズ・クロー》《螺神兵ボロック》《ブルース・ガー》に取って代わるクリーチャーは存在しなかった。
このクリーチャーの場合は攻撃に条件があるものの、1ターン目の召喚から2ターン目のスピードアタッカーに繋げることで比較的緩いデメリットで運用できる。
手数が物を言う速攻において「場に出している他のクリーチャーが1体も殴りに行かない」という状況は非常に稀なケースと言えるため、よほど壊滅的な状況でない限りはデメリットも大して気にならないことが多い。
フレーバーテキストにある通り《ステップ・チュリス》とはデザイナーズコンボであり、1ターン目→2ターン目と流れるように召喚できれば2ターン目から2枚のシールドブレイクできる。

似たようなクリーチャーとして《追撃のライゼン》があるが、攻撃クリーチャー種族はおろか文明の縛りすら無いため、使い勝手は大きく異なる。ビートジョッキーデッキはもちろん、一般的な【赤単速攻】の戦力補強として十分な役割が期待される。

環境において

当初は【赤単ブランド】で貴重な1コストクリーチャーとして重用されたが、そのデッキドロー《音精 ラフルル》への革命チェンジを取り入れた【赤青ブランド】となって以降は、マナさえあればデメリットがないも同然の《飢えと乾き ケローラ》と競合するようになった。

【我我我ブランド】が成立すると、1コストクリーチャーを大量投入した型に採用されるようになった。DMBD-16DMBD-17期に《カンゴク入道》シールド回収を繰り返して中速のように手札を補充して盤面を溜める型が浸透すると、比較的場持ちの良い1コストウィニーということで若干採用率が上がった。

その後、《爆鏡 チッタ》が登場するとそちらの5枚目以降の立場に降格したが、《パイセン・チュリス》採用型の場合は《爆鏡 チッタ》で替えが効かない。

その他

  • DMRP-04魔フレーバーテキストではチュット・ストリーム・アタックなる技に触れているが、実際のゲームではこのクリーチャー効果の関係で再現することはできない。
    • この技の元ネタは、アニメ「機動戦士ガンダム」にて登場した「ジェット・ストリーム・アタック」だろう。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考