愛恋妖精(あいれんようせい)ミルメル》

愛恋妖精ミルメル R 自然文明 (1)
クリーチャー:スノーフェアリー 1000
プレイヤーがターンのはじめにカードを引いた時、そのプレイヤーは自分自身の手札を1枚、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

DM-14で登場したスノーフェアリー
プレイヤーターンのはじめにドローした時、そのプレイヤーに手札からマナブーストする機会を与えるトリガー能力を持つ。

1ターン目で使えるシステムクリーチャーというのが魅力。
ただし、自分だけでなく相手にも使われてしまうため、マナブーストというよりは「お互いのゲーム全体のマナ置きを倍速させる」形となる。
自分は「《ミルメル》を出した」分で手札消費があるが、相手には置物の手札消費なしでタダ乗りされてしまう扱いが難しく、普通のデッキに採用されることは少ない。

《フェアリー・ギフト》と併用すれば、2ターン目から5コストクリーチャー召喚できる。
特に、《超電磁コスモ・セブ Λ》を出せば激しい手札の消費を補いつつビートダウンできる。
《冒険妖精ポレゴン》とともに1マナスノーフェアリーを8枚体制にし、《妖精の裏技ラララ・ライフ》を使うのもいい。

ただし、いずれの場合も事故の可能性を多分に孕んでいるので、安定してコンボを実現させることは難しい。
いずれ何かしらのコンボが生まれると期待されていたが、実用的なコンボが見つかるより先に《ミルメルの地版》が登場し、8枚体制で考察が可能になった。
DM-14からざっくり15年以上悪用方法が見つかっていなかったから《愛恋妖精ミルメル》の類似カードが刷られたのだろう。

手札から置くマナブーストのため、手札消費が激しいのが欠点。
そのため、やはり《トリプル・ブレイン》等のドローカードドローし、手札補充をしてから貯めたマナを一気に活用すると良いだろう。
この時、《邪魂転生》を使えば、このカード破壊しつつ、ドロー出来るため、効率が良い。

この点から想像出来るだろうが、この手札消費の激しさ故に、ハンデスに非常に弱い。
こちらがハンデスする前に《特攻人形ジェニー》《ゴースト・タッチ》などで相手にハンデスされる可能性もあるため、この点でも注意が必要であろう。

逆に言えば擬似的なハンデスカードとしても使える。
このカードを出すと相手はこちらが過激なマナブーストを狙っているように見せられるため、相手は「置かなければ追いつけない」という思考に駆られるためである。

相手がマナを置けばこちらは置かずに《ゴースト・タッチ》などを使えば擬似的に2ハンデスである。

何も考えずに使用するのは利敵行為に繋がるため、何らかのコンボに利用していきたい。使いこなすにはかなりの腕を要求されると言える。

  • 愛恋妖精という名前と二人組のイラストから一見右側の短髪の人物は男の子のように見えるが、登場以来スノーフェアリーの男の子はすべて雪だるま型で統一されているため、この人物は女の子だと思われる。
    • 後に双子の姉妹だった事が判明した。
  • 絶版状態が長期間続いている為、現在ではDM-14随一のトップレアとなっている。大型弾のレアカードであり、ユニークな能力を有していることから、初収録の時点で高値だったが。
    • その後、DM22-EX1にて似た特性を持つ《ミルメルの地版》が登場した。1ターン目に使う必要があるカードは必然的に初期手札に握る必要があるため、むしろ8枚積みのために《愛恋妖精ミルメル》も需要が高まることが予想される。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM-14
    「みんなが幸せになればいいと思ったのに、なぜ悪魔神が!」――愛恋精霊ミルメル

収録セット

参考