暗黒(あんこく)騎士(きし)ザガーン/「一方的(いっぽうてき)()つに()まっている」》

暗黒の騎士ザガーン P 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド 7000
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
「一方的に勝つに決まっている」 P 闇文明 (7)
呪文
相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手の墓地にクリーチャーが20体以上あれば、自分はゲームに勝つ。
この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりにこのカードをバトルゾーンに出す。

DMEX-04で登場したデーモン・コマンドツインパクト

クリーチャー面は《暗黒の騎士ザガーン》そのままの淡白なW・ブレイカー

一方呪文面は確定除去エクストラウィン、さらに自身のコスト踏み倒しを内蔵している。処理もこの順序で行われる。
コスト踏み倒しメタ除去すれば、安全にクリーチャー面をバトルゾーンに出せる。
また、置換効果によって出るので、《龍世界 ドラゴ大王》等によるロックをすり抜けることができる。

エクストラウィン能力に関しては、相手の墓地クリーチャーが20体以上と条件がかなり厳しく、数あるエクストラウィンの中でも指折りの難易度である。

まず、クリーチャー以外のカードはエクストラウィンの対象外のため、呪文やオーラ主体のデッキには刺さりが悪い。

そして、相手がフルクリーチャー系のデッキを使っていたとしても、デッキの半数以上のカードを墓地送りにしなければならない。墓地にカードが半数以上も占めていれば、たいていはライブラリアウト寸前だったり、カードを使うリソースであるマナゾーンや手札などが枯渇しているはずで、そういう状況を作り出すデッキが作れるのであれば、いっそのことこのカードを入れずに、純粋にライブラリアウトを狙うデッキを作った方がいいだろう。

【デ・スザーク】【墓地ソース】など、クリーチャーを肥やすデッキへのメタにもなりそうだが、なかなかピンポイントである。

ただ、こんなカードでも【天上天下双極∞】ではネタでも何でもなくフィニッシャーの1つとして使われる。フィニッシャーとして機能しなくとも、そもそも呪文面の確定除去とデーモン・コマンド進化元として場に残る事だけで、あちらのデッキとしては十分である。

  • 呪文面のイラストにはザガーンの背中に翼が生えており、アニメやテレビゲームでザガーンのCGを見たことがある古参プレイヤーにはサプライズとなった。名前の由来である悪魔「ザガン」はグリフォンの翼を持っている。

関連カード

収録セット

参考