蛙跳び(ジャンピン・ジャック) フロッグ》

蛙跳び フロッグ UC 自然文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 1000
このクリーチャーがバトルゾーンにあれば、自分のマナゾーンにあるかのようにこのクリーチャーをタップしてマナを生み出してもよい。(このクリーチャーをバトルゾーンに出したターンに、この能力を使ってもよい)

DMR-09で登場した自然アウトレイジ

バトルゾーンにいてもマナを出せるという非常に変わった能力を持つ。

使えるマナの数で見ると《フェアリー・ライフ》等の2コストブーストと同じで、クリーチャーとしてバトルゾーンに残る上に《マナ・クライシス》などのランデスに狙われない利点がある。

しかしパワーが低いことから場持ちが悪く、殴り返し確定除去が実質的なランデスになってしまう点で劣る。
安定性では《フェアリー・ライフ》等に敵わないため、このカードならではの利点を活かした使い方をする必要があるだろう。

まず、クリーチャーであることから《念仏エルフィン》《一撃奪取 ケラサス》等でコスト軽減可能で、その際はこのクリーチャー自身からマナを出せるので実質ノーコストとして扱うことができる。
そこから《蛙飛び フロッグ》を連鎖的に展開することもできるが、それならば同じくアウトレイジである《無重力 ナイン》の方が使いやすいか。次のターンからは一気に2~4マナ使えるようになるので、うまく生き残らせたい。

他にも能動的にタップできるため、アウトレイジであるが皮肉にもオラクルである《策士のイザナイ ゾロスター》等との相性が良く、《聖霊王イカズチ》アンタップして再度マナを生成するコンボも期待できる。

変わったところでは、自然クリーチャーであることから《竜脈噴火》でも参照できる。

エピソード3環境では、ブレイクせずに出したターンに自身をタップできることが活かされて【神聖斬 アシッド】に採用されることもあった。

基本的にこのカードは目立って活躍していなかったが、後にこのカードの強化版と取れる《極楽鳥》登場し、そちらは【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】などで一定数活躍している。
あちらは全てのになれ、飛行により殴り返しを受けないのでこのカードより使いやすい。
相手に狙われやすく裏目の多いこのカードは、アウトレイジである点か、最後のダイレクトアタック以外の場面で打点になる(シールドブレイクできる)利点を活かさなければ、《極楽鳥》より優先することは難しい。

デッキ内のアウトレイジ比率を高める必要のあり、2→4の動きも狙いたい《戦慄の魔女 アリス/神にも届く旋律》を使うデッキなら採用できる。同じくアウトレイジ《Re:奪取 マイパッド》などが同じく2→4の動きを行えるが、こちらは別文明のカードに対してや、呪文を使う際にも使えるのでその辺を活かしたい。

  • 「フロッグ」(Frog)とは英語で蛙という意味。直球な名前である。
  • 元ネタはイギリスのロックバンドであるローリング・ストーンズの楽曲「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」だろう。同じ元ネタと思われるカード《暴剣王邪 ハリケーン》が存在する。
  • 《ベイB ジャック》はこのクリーチャーの能力を自分のクリーチャー全員に与える能力を持っており、《ベイB ジャック》のイラストもこのクリーチャーがモデルとなっている。

デュエル・マスターズ プレイスでは

蛙跳び フロッグ C 自然文明 (2)
クリーチャー:アウトレイジ 1000
このクリーチャーがアンタップしている間、各ターン、初めて自分が使うカードのコストを1少なくする。ただし1より少なくならず、かつそのカードの持つ文明の数より少なくならない。
自分の使用可能マナが0になった時、このカードをタップする。

DMPP-21で実装。コモンになった。

マナを直接的に増やすことはできないが、このクリーチャーを出しておくことで2→4のような動きができる疑似的なマナ加速として使える。

ただし、マナカーブに沿ってすべてのマナを使い切るように動いた場合、自身をタップさせてしまうため、《青銅の鎧》など様々なクリーチャーに殴り返しで除去を許してしまう。

その点《策士のイザナイ ゾロスター》など、タップ状態をそのターン中に利用できるカードと組ませれば、ある意味デメリットを帳消しにできる。

《無限皇 ジャッキー》が「シンパシーアウトレイジ」を得たため、《一撃奪取 マイパッド》《一撃奪取 トップギア》と同様に召喚コストを2コスト分軽減出来るようになっている。

「自分の使用可能マナが0になった時」

手順は「カードを使おうとすることを宣言する」→「カードが保留状態になりマナを支払う」→「支払いが完了してから使ったカードがバトルゾーンに出る」ということを覚えておけば難しくはない。

  • 召喚のコストを支払い終わってからクリーチャーとしてバトルゾーンに出るため、2ターン目に《蛙跳び フロッグ》を召喚した場合には「自分の使用可能マナが0になった時」は誘発タイミングを過ぎているので疑似タップインにはならない。
  • マナを使い切って《フェアリー・ライフ》などを使用し、使用可能マナが1になった。これは、一瞬使用可能マナが0になる瞬間を《蛙跳び フロッグ》が認識しているため《蛙跳び フロッグ》はタップされる。
  • 上の原則とは反するが、マナを使い切ってバトルゾーンのこのクリーチャーから進化させたら、その進化先はタップしない。(2023/07/27確認)これが仕様であるならコスト4の文明指定の進化クリーチャーである《機神勇者スタートダッシュ・バスター》とかなり相性が良い。
    • 「召喚した時」の能力を持つ《化召の術士》は、進化元になった場合でも特性が無視される前にトリガーできる前例がある。なので《蛙跳び フロッグ》を進化元にしても「自分の使用可能マナが0になった時」がトリガーするのが正しい処理と思われる。

TCG版との違い

「マナゾーンにあるかのようにタップしてマナになれる」というTCG版の能力を、マナのタップという概念のないデュエプレというゲームにおいて、大部分を再現した1枚。

しかし次のような違いはある。

  • 出たターンに《スナイプ・モスキート》のような1マナカードを使うことができない。
    • 「1より少なくならない」と「各ターン、初めて自分が使うカード」の二重の意味で達成できない。
  • 《蛙跳び フロッグ》自身の色と支払える文明は無関係。あくまでマナゾーンの「文明の解放」で文明を確認する。
    • 《陰陽の舞》などでマナゾーンから自然文明がすべてなくなってしまえば、《蛙跳び フロッグ》があっても自然文明のカードのコストは支払えない。
  • 強制により《ダーク・ライフ》のようなコスト軽減の恩恵を受けられないカードを先に使ってしまっても効果を消費してしまう。
  • マナを使い切らないと能動的にタップできない。《策士のイザナイ ゾロスター》などとのコンボがやややりづらくなっている。
  • 《聖霊王イカズチ》などでターン中にアンタップしても、再度効果を使うことはできない。

その他

一撃奪取サイクルは、デュエプレでは「自分のターン中、初めて召喚する〜」というテキストのため、相手ターン中にカードのコストは変化しないが、《蛙跳び フロッグ》は「アンタップしている間、各ターン、初めて自分が使うカードのコスト〜」なので相手ターン中にも手札のカードのコストが変化している。なお、現状この現象に意味はない。

同様に自己タップ効果も条件を満たせば相手ターンに発動する。ただしデュエプレではマナゾーンでアンタップされているカードを選んで除去するようなことはできないため、《ハイドラ・ギルザウルス》などによる使用可能マナ削り、あるいは《レッド・ABYTHEN・カイザー》などのオールランデスぐらいでしか起こらないが。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考