深塊封魔(しんかいふうま)ゲルネウス》

深塊封魔ゲルネウス UC 水/闇文明 (2)
クリーチャー:グランド・デビル/ディープ・マリーン 1000
O・ドライブ−光×1と火×1と自然×1(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンでさらに光1枚と火1枚と自然1枚をタップしてもよい。そうした場合、次のOD能力を得る)
OD−このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。

DM-27で登場した/グランド・デビル/ディープ・マリーン

O・ドライブバウンス墓地回収をすることができる。

単純にバウンスによる除去と一緒に墓地回収出来るのは強力。受けに回れば相手の打点を減らしつつシノビブロッカー墓地回収し、攻めに回れば相手のブロッカーや殴り返しをバウンスしつつ後続のアタッカーを確保する。
一見あべこべな能力の組み合わせだが、バトルゾーン墓地の状況次第で攻防一体の小回りの利いたムーブが実現できる。

何より特筆すべき点は自身をバウンス出来る点であり、コストパフォーマンスこそ悪いものの実質無限のリソースとして扱える。
お互い攻めのリソースが足りずジリ貧に陥った場合、《ゲルネウス》を握っている側は大きな優位を築くことが出来る。ドローと違い山札を削らないため、ライブラリアウトを見据えた長期戦の場合より強力である。
【5色コントロール】は優秀な除去ハンデスを抱えているため長期戦に持ち込むことは容易であり、《ゲルネウス》はその中で除去リソース補充を同時にこなせる優秀なつなぎでありながら、レイトゲームの最後の切り札としても扱えるという独自の有用性を持っている。

ハンデスで《ゲルネウス》を落とされると無限墓地回収は止まってしまうが、2体目の《ゲルネウス》で《ゲルネウス》を回収し始めると単発の除去ハンデスは受け付けなくなり、より強固な態勢を築くことが出来る。

他のサイクルらと比べ、多色クリーチャーでありながらも2コストパワー1000と貧弱。その特性上、バトルゾーンに長くいることが無いためあまり弱点とはならないが、《ローズ・キャッスル》があると無限墓地回収として機能しなくなるため注意。
能力を使わない場合、2マナで出して《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》進化速攻したり、《バキューム・クロウラー》の安いコストにしたりなどの運用が考えられる。
【グランド・デビル】ではディープ・マリーンとしても参照できるウィニーとしての有用性を持つが、グランド・デビルの低コストウィニーは激戦区であり、その中に割って入れるかは微妙な所。

サイクル中では《護精霊騎ヴァルチャー》と並んで優秀なクリーチャーであり、多くの5色デッキの強化に貢献した。
《超次元ホワイトグリーン・ホール》が登場すると採用率を落とした《護精霊騎ヴァルチャー》と異なり、サイキック・クリーチャー環境に入ってもバウンスの有用性をかわれ、5色【ロードリエスコントロール】など多色超次元呪文を積載した【5色コントロール】で採用されていた。

能力で干渉出来る範囲が広いために様々な役割を見出すことが出来、高いポテンシャルもっている1枚だといえる。
現在では5色デッキも多様化しており、環境高速化によって長期戦での《ゲルネウス》の強みを発揮しづらくなった。手軽な山札回復手段も増えたため、無限リソースとしての強みも薄くなってきている。
後世のカードパワーに押されるのは仕方がない事ではあるが、除去墓地回収と無限リソースを兼ねる個性は健在。

デュエル・マスターズ プレイスでは

深塊封魔ゲルネウス UC 水/闇文明 (2)
クリーチャー:グランド・デビル 1000
O・ドライブ[光/火/自然(3)]:バトルゾーンに出た時、相手のクリーチャー1体を手札に戻す。その後、自分の墓地からクリーチャーを探索し、1枚を手札に戻す。

DMPP-09EXで実装。
種族からディープ・マリーンが削除され、自分のクリーチャーを戻すことができなくなった。

多色のグランド・デビルクリーチャーが残るという点で《スパイラル・ドライブ》より優れるが、DMPP-09EXリリース後のキング・アルカディアスカップ環境では、《聖鎧亜キング・アルカディアス》《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》があまり使われておらず、【グランド・デビル】も環境外デッキだったため、採用先が少なかった。

サイクル

DM-27O・ドライブで5色を要求するカード。いずれもハイブリッド種族とそのサポート種族で構成されている。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考