JK(じゃんけん)神星(しんせい)シャバダバドゥー》

JK神星シャバダバドゥー R 光文明 (6)
進化クリーチャー:フェニックス 12000
進化GV:自分のクリーチャー3体を重ねた上に置く。
自分のターンのはじめに、自分が負けるまでジャンケンする。5連勝以上したら、自分の山札を見る。その中から進化以外のクリーチャーを好きな数選んでバトルゾーンに出してもよい。その後、山札から好きな枚数のカードを選んで手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
T・ブレイカー

DM-30で登場した進化GVフェニックス

進化元の条件が一切ないため、進化GVの中での召喚のしやすさはトップクラス。しかしそれ以上に、能力の奇抜さと条件の厳しさもトップクラスなカードである。

条件はなんとジャンケンで5連勝すること。しかも誘発するタイミングは自分のターンのはじめなので、返しの相手ターンで即座に除去された場合はジャンケン勝負にすら持ち込めないという厳しさである。しかし、それらを乗り越えた強運の持ち主には、「ゲームに勝つ」と言ってもいいほどの絶大なアドバンテージが与えられる。

バトルゾーンを好きなように操作できるため、cip能力を連発すれば場の制圧は非常に容易。ドローマナブーストランデスハンデスまでも簡単に行える。
またカードを好きなだけ手札に加えることもできるので、手札に必要なカードをそろえるのが難しいコンボも簡単に決められる。かの悪名高い《無双竜機ボルバルザーク》をも超える夢の能力といえる。

問題はジャンケンで5連勝することだが、これは個人の能力と運によるところが大きいので強いか弱いかは使う人次第である。運に任せるだけなら、勝率は1/32(3.125%)[1]と低確率で、ジャンケンが相当強い人でないと失敗するだろう。

後にジャンケンに1回負けても勝ったことにする《「拳」の頂 デシブコ・グーチーパ》が登場したが、《デシブコ・グーチーパ》自身がジャンケンに5回勝つとゲームに勝つ能力を持ってしまっているため、あちらを使うならこのカードはお呼びではない。

一応サイズはかなり大きく、進化元の指定もないので、役目を終えたcip能力持ちクリーチャーを進化元にして普通に殴る使い方もできる。ジャンケン能力はおまけ(というには巨大すぎるが)程度に考え、ジャンケンクリーチャーを中軸に据えた「ジャンケンでアドバンテージを取りにいくデッキ」で主に採用することになるだろう。

  • 他のジャンケンサイクルクリーチャーと組み合わせることによって、ターン開始毎にアドバンテージを得ることができる。例えば《JK野郎チョッキー》《JK軍曹チョキパン》を展開し、相手がグーを出せばアドバンテージを奪われるという状況を作り出し、相手の手を縛ったうえでのシャバダバジャンケンに持ち込める。
    • ちなみに、この場合はジャンケンを長引かせると相手は多大なアドバンテージを失ってしまうために、一度のジャンケンで終わらせようとグーを出してくるだろう。それを逆手に取り、こちらもわざとグーを出すことであいことなり、アドバンテージを稼ぐ方法がある。もしデッキを組むことがあれば覚えておくといいだろう。
  • テキスト上では5回勝った後も自分がジャンケンに負けない限り続くようになっているが、他にジャンケンに反応するクリーチャーがいなければ6回以上勝っても意味はないので、そのような場合は省略してしまっても構わないだろう。
  • 2020年12月15日に出たその後に関する裁定により、ジャンケンで負けても山札から好きな枚数手札に加えられるようになったかに思われた。しかし、同月17日に上記の裁定は訂正され実際には不可能となった。
    • 訂正前の裁定で文章通りに処理を行うと、山札を見ずに好きな枚数サーチするという珍妙な挙動を取っていたかもしれない。理論上は《巡霊者メスタポ》《Q.Q.QX.》メタを貫通してサーチできていただろう。

収録セット

参考


[1] 通常ジャンケンの勝率は3分の1だが、デュエル・マスターズジャンケンにおいてあいこはノーカウントなので、実際には勝つか負けるかの2分の1。よってジャンケンで5連勝する(能力が使える)確率は(1/2)⁵=1/32となる。