モヤシ

主に文明クリーチャーに見られる「破壊されるかわりに手札に戻ってくる」能力の俗称。

ごく希に文明にも見られ、条件付きだが文明にも見られる。「モヤシ能力」とも呼ばれる。

アクア・ソルジャー UC 水文明 (3)
クリーチャー:リキッド・ピープル 1000
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
予言者キリアス R 光文明 (4)
クリーチャー:ライトブリンガー 2500
このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれるとき、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。
ギガスタンド C 闇文明 (4)
クリーチャー:キマイラ 3000
このクリーチャーがバトルゾーンから自分の墓地に置かれるとき、自分の手札からカードを1枚選んで墓地に置いてよい。その場合、このクリーチャーを墓地に置くかわりに手札に戻す。

初代モヤシの1つである《アクア・ソルジャー》が代表的。

破壊される代わりに手札に戻せるので、殴り返しなどを受けても気軽に再利用できる。だが、多くはモヤシを持つ分パワーが下がっているため、ビートダウンで使う分には力不足。

また、一見【除去コントロール】への対策にもなりそうだが、実際にはハンデス《魂と記憶の盾》など墓地以外への除去に弱く、この能力を持ったクリーチャーが実戦投入されることは少ない。

しかし、《零次龍程式 トライグラマ》のような出しやすいフィニッシャー格がオマケで持っていると話は別。破壊されても手札に戻って再利用できるアタッカーとして重宝される。

その他には、ブロッカーS・トリガーを兼ね備えた《アクア・リバイバー》軽いので【ジャック・ヴァルディビート】で使える《一徹のジャスパー》などのカードがある。

ルール

  • モヤシの効果が実行された場合、「破壊された」という結果は残らない。よって、《封魔妖スーパー・クズトレイン》能力トリガーしない。同じように、モヤシを付与されたpig持ちが、破壊される代わりに手札に戻った場合も、pigトリガーしない。これらは実際に墓地に置かれたことが条件のためである。
    • 2017年11月18日の事務局暫定回答としては「バトルゾーンから自分の墓地に置かれとき」とあるカードに関してはまだバトルゾーンにあるタイミングで能力が誘発するといい、モヤシに関しても「置かれとき」形式のテキストであれば同じである。言い換えれば、この暫定回答はモヤシがバトルゾーンから生成される置換効果であることを根拠づけている。

その他

  • 語源はその《アクア・ソルジャー》のフレーバーテキストでの《喧嘩屋タイラー》のセリフから。
    「もやし野郎のくせに、根性だけはたいしたもんだ。」――喧嘩屋タイラー
    ただしこの場合「もやし野郎」は「細く貧弱な体格」の意味であり、「根性だけはたいしたもんだ」が手札に戻り何度も現れる様に当たる。
    • 見て分かる通り、原文では「もやし」と平仮名だが、プレイヤーの間で広まっている俗称は「モヤシ」と片仮名である。
  • デュエル・マスターズ プレイスでは全てのクリーチャーに破壊された時のボイスが設定されており、カードリストからのボイス試聴で再生できる。
    しかし、デュエル中は普通に破壊しようとしてもモヤシが発動してしまうため、通常は聞くことはできず、死に要素となっていた。
    DMPP-12で実装された《神羅スカル・ムーン》などの置換効果を使えば、モヤシを貫通して破壊できるので、現在ではデュエル中でも聞けるようになっている。

参考