《剛勇王機フルメタル・レモン》 - デュエル・マスターズ Wiki ミラー

《剛勇王機(ごうゆうおうき)フルメタル・レモン》

DM-25で登場した光/水/自然のグレートメカオー/ワイルド・ベジーズ。
デュエル・マスターズにおいて初めて敗北回避能力を持ったカードであり、山札10枚と引き替えに相手の勝利を阻止することができる。

「相手のクリーチャーの攻撃によって、相手がゲームに勝つ時」とは、
シールドが1枚もない状態で相手クリーチャーが自分を攻撃し、それを阻止できない場合。
である。

この場合山札を10枚墓地に置くことで負けを防ぐことができる。なお、ゲームはそのまま続けられる。

しかし、相手が大量展開してから攻撃してくる場面もザラにあり、その様な場合は攻撃一回に付き10枚を墓地に置かなければ負けてしまう。
自身のパワーも低く、召喚した後は殴り返しを受けない様に棒立ちさせる事が殆ど。

総じてかなり扱いの難しいクリーチャーである。

• 防げるのはダイレクトアタックによる敗北のみ。相手の特殊勝利能力、自分のライブラリアウトや特殊敗北能力による敗北は防げない。

• 山札が10枚未満の場合は、この効果を使うことができないので負けになる。また、10枚ちょうどでこの効果を使った場合は即座に、11枚の時は次の自分のターンでドローした時点でライブラリアウトにより負けになる。また、この効果は返霊などの山札回復をしない限り3回以上は使えない。

• 《究極銀河ユニバース》等が追加勝利の効果を満たして直接攻撃（ダイレクトアタック）してきた場合、ダイレクトアタックに関しては効果を発動できるが、メテオバーンには効果を発動できないので負けを防ぐことができない。

• テキストが「相手はゲームに勝たない」となっているが、こうなっているのはこのクリーチャーと、《燃える革命 ドギラゴン》のみである。

• 《猛菌魚雷ヤサカノフカ》には注意。一度攻撃を通されただけで能力を起動する際に必要な山札が殆ど無くなってしまう。

• 自分の墓地のカードを手軽に大量に戻せるカードが登場すれば、このカードも化ける可能性はある。これまでは《邪神R・ロマノフ》+《斬隠オロチ》、返霊などが考えられたが、文明が合わない欠点が目立った。《埋め立てロボ・コンクリオン》の効果が自分の墓地を対象に取れるのであれば、ある意味負けなしのデッキを作れたかもしれない。
  その後も《サイバー・N・ワールド》、《鬼人形ブソウ》、《埋没のカルマ オリーブオイル》などの使いやすい山札回復カードが増え粘り強さは上がったが、このクリーチャー自身の除去耐性のなさ、低パワーゆえの脆さが足を引っ張り、本格的な実用は難しいままである。

• 《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》の登場により、負けないデッキが作れるかとも思われたが、《フォーエバー・プリンセス》のカードの効果は置換効果では使えない事が判明（このカードの効果は敗北を山札を10枚墓地に置くことにする置換効果）。残念ながら夢のデッキとはならなかった。しかし、相性そのものが悪いわけではなく、《フォーエバー・プリンセス》を4枚積みして、《フルメタル・レモン》以外で能動的に墓地に落とすカードを多めに採用すれば山札回復のチャンスは大いにある。
  • 《永遠の少女 ワカメチャ》による山札回復はトリガー能力なので、解決する前にライブラリアウトしなければ間に合う。無論このカードが途中で除去されないことが必須となるが、当初望まれていた負けないデッキが一応は完成したことになる。【デュエランドエクストラウィン】における遅延札として考察されたこともあり、その場合は《青寂の精霊龍 カーネル》や《怒流牙 サイゾウミスト》がマナ基盤として候補に挙がる。

• 漫画「FE」では世界大会で難波 金太郎が切札 勝舞戦で使用。《ボルメテウス・武者・ドラゴン》のアタックトリガーを《邪脚護聖ブレイガー》のセイバーで躱し、敗北回避能力でダイレクトアタックも防ごうとしたが、更に《ボルメテウス・武者》のシールド墓地送りに連動した《エルメテウス・雷撃・ドラゴン》のトリガー能力で破壊された。《ボルメテウス・武者》の攻撃は《秘精機士マンモキャノン》のブロックで凌げたが…。

デュエル・マスターズ プレイスでは

最新バージョンの性能

DMPP-08で実装。レアリティはレアになった。

デュエプレ変更の法則通り任意から強制になっているが、これは「使わないと負けが決定する」ため、TCG版通り任意だったとしても使わない選択肢は実質ないだろう。

• まず第一に、後述の通りDMPP-08中期にこのカードそのものの下方修正が加えられた。この時点では光/水/自然のマナ基盤としては唯一無二であり、依然としてデッキに入れていた人もいた。

• DMPP-08EXにて【アガピトスエンジン】が成立し、水文明を入れないデッキには《フルメタル・レモン》をマナ基盤に採用する必要がなくなり、一気に数を減らした。
  • 性質は全く違うが、光/水/自然のマナ基盤に《霊王機トリファリオン》が登場し、唯一無二でもなくなった。

• DMPP-09では《連珠の精霊アガピトス》の下方修正により、ついで感覚でバトルゾーンに出すことができなくなった。また、この時期で採用率の高い《竜極神》や《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》などで容易に除去されてしまう。それまでは貴重だった「水/自然」の敵対色を解放する役割も、S・トリガーを持つ《策略と魅了の花籠》の登場により《フルメタル・レモン》を入れずに済むことを後押ししている。事実《フェアリー・ミラクル》を使っているデッキでも《フルメタル・レモン》を採用しているデッキはほぼ存在していない。
  • 公式は「《連珠の精霊アガピトス》《剛勇王機フルメタル・レモン》が採用さなるれている割合が高く、これらの組み合わせは別のデッキタイプにも多く採用されていることが確認されました。」と述べていたが、《アガピトス》とのシナジーが消滅したのだから初版の性能に戻すべきではとの声もある。
  • もし初版の性能に戻り単体性能が向上すれば《運命の選択》でリクルートする運用も視野に入るかもしれない。ただし、《運命の選択》を使うのなら、他のコスト3以下の自然のクリーチャーと併用するか、5枚目以降の《剛勇王機フルメタル・レモン》という扱いにはなる。
  • 現在は《連珠の精霊アガピトス》は下方修正前のテキストに戻された。また自分のデッキ枚数回復のカードもある為、《フルメタル・レモン》下方修正前に戻すと今まで以上にやっかいになっただろう。

アップデート履歴

2021年2月18日に使用可能になってから、2021年3月25日実施のメンテナンスまでの35日間、以下のような性能だった。

パワーが3000に上がり、敗北回避能力で山札を墓地に送る量は8枚に減少していた。

その他

• DMPP-08の実装前日に先駆けて公開された公式Q&Aでは、自分の山札が8枚未満でダイレクトアタックされても可能な限り山札を墓地に置いて効果が発動すると紹介された。しかし、DMPP-08がゲームに実装されると同時に不具合であると告知され、後に修正する予定であるとも書かれていた。
  • 当時のカードプールではゲームの勝敗に一切関係しなかったためか、DMPP-08EX実装日に修正されるまでの間、置換効果の原則に反した処理のままデュエルが行われていた。

関連カード

• 《剛勇妖精フレッシュ・レモン》
• 《完全防御革命》

フレーバーテキスト

• DM-25、DMPP-08
  これぞ勝利の一搾り！――剛勇王機フルメタル・レモン

収録セット

デュエル・マスターズ

• illus.Blankas
  • DM-25 「極神編 第2弾 人造神の創造(バイオレンス・クリエイター)」（3/55）

デュエル・マスターズ プレイス

• CV:梶川翔平
• illus.Blankas
  • DMPP-08 「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」

参考

• グレートメカオー
• ワイルド・ベジーズ
• タップイン
• 敗北回避能力
• ダイレクトアタック
• ゲーム
• 山札
• 墓地
• 置換効果