怒流牙(どるげ) 佐助の超人(サルトビ・ジャイアント)

怒流牙 佐助の超人 P(UC) 水/自然文明 (4)
クリーチャー:ジャイアント/アースイーター/シノビ 3000
ニンジャ・ストライク5
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。その後、カードを1枚、自分の墓地からマナゾーンに置く。

DMBD-02で登場した/自然ジャイアント/アースイーター/シノビ

cipカードを1枚引き自分の手札を1枚捨て墓地からカードを1枚マナゾーンに置ける能力とニンジャ・ストライク5を持つ。

単体のスペックとしてはそこそこ軽量のジャイアント/アースイーターといったところ。2マナのブーストから繋げることで手札を整えつつマナも伸ばせるが、それだけでは《フェアリー・シャワー》に1歩劣る。

このカードの強みは、ニンジャ・ストライク5を持っていることであり、単体では防御手段にはなりえなえないが、他のカードと組み合わせることで、強力な効果が発揮できる。
旧式マッドネス《斬隠蒼頭龍バイケン》の組み合わせは有名どころ。このクリーチャーの手札を捨てる効果で、《バイケン》をバトルゾーンに繰り出すことで、相手のターン中にカウンターとしてバウンスが行える。アンブロッカブル攻撃先を変更できない能力を持ったクリーチャーにも即座に対処できるため、その防御力はとても高い。
また、ニンジャ・ストライク全般に言えることだが、《Dの牢閣 メメント守神宮》などのブロッカーを付与するカードとコンボすることで、即席のブロッカーとして役割も果たせる。このクリーチャーの場合、パワー3000なので《奇石 ミクセル》《異端流し オニカマス》とのバトルでは一方的に勝てる。

《電脳鎧冑アナリス》からは2→4と繋がる上に、《アナリス》自身が墓地からマナに埋めるためのカードにもなり、結果として《リロード・チャージャー》と同様のことができる上に1打点のクリーチャーが1体残る。そのため、【ドギラゴン剣】から《リロード・チャージャー》の枚数を減らしてこちらを空いた枠に入れるプレイヤーもいる。

ディスカードした呪文《龍装艦 チェンジザ》唱えるのも強力。このクリーチャー素出しサイクロン呪文と組み合わせればさらに強力さが増し、もし《龍装艦 チェンジザ》2体存在下で《シャドーウェーブ・サイクロン》を連打できればゲームエンド級の打撃が相手に加わるだろう。

環境において

登場するなりそれまで環境とは無縁となっていた【シノビドルゲーザ】地雷の地位まで押し上げた。新章デュエル・マスターズ環境【デュエランドエクストラウィン】が進出した要因ともなっていた。また、多色であることを活かして【5色ジョリー】【5色ドギラゴン剣】にも投入された。

双極篇環境では【青黒緑シャコガイル】【チェンジザダンテ】での活躍がメインであった。【デ・スザーク】対面では相手の《堕魔 ドゥポイズ》選ばせ除去を受けてくれる人柱的な役割も果たした。

超天篇環境では【チェンジザダンテ】に引き続き【チェンジザドンジャングル】で使用された。

極端な例では【ジョット・ガン・ジョラゴン】におけるジョラゴン・ビッグ1発動要員として採用されることまであった。

ところが2019年7月1日の殿堂レギュレーション改訂で《“轟轟轟”ブランド》が殿堂入りに指定されると、メタを張る相手である【赤白“轟轟轟”ブランド】が消滅した。さらにDMBD-10《SSS級天災 デッドダムド》が登場すると、《ドンジャングルS7》による防御が信頼しきれなくなった。それらのことから【チェンジザドンジャングル】は環境から姿を消し、引いてはこのカードの出番も奪われるに至った。その後は【青赤緑ミッツァイル】【4色ドッカンデイヤー】で稀に2→4→6の動きを取るために使われるにとどまった。

DMBD-15期に【青黒緑シャコガイル】の使用率が回復すると、このカードも需要をある程度取り戻した。

その他

  • 《電脳鎧冑アナリス》と共に青緑というデッキカラーを大幅にパワーアップさせたカード。長らく環境とは無縁だった多くのデッキタイプが十分なカードパワーを手に入れるに至った。
    • 盤面に直接触れる事のできるタイプのシノビではないが、やはり多くの殿堂入りカードを輩出したシステムだけあってそのカードパワーは強烈。もっとも、このカードは素出しをメインに運用される事が多いが。
  • 名前の由来は「真田(さなだ)十勇士(じゅうゆうし)」に登場する架空の忍者「猿飛(さるとび)佐助(さすけ)」。
  • デュエプレでは、漢字表記の《怒流牙 佐助の超人(サルトビ・ジャイアント)》から《怒流牙 サルトビ》になって登場した。別カードではあるが、効果はかなり《佐助の超人》に寄せられている。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.カードを捨てたとき、置き換え効果などによって墓地のカードがなくなった場合、《怒流牙 佐助の超人》の墓地からマナゾーンにカードを置く効果はどうなりますか?
A.何も起こりません。デュエル・マスターズの原則では、やれることをすべてやるので、やれないことはやろうとは試みますが結果として失敗することになります。
引用元(2019.7.2)

Q.自分のマナゾーンに水のカードが6枚あり、自分の《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》がバトルゾーンにいる状況です。相手のクリーチャーが攻撃した時、自分は《怒流牙 佐助の超人》を「ニンジャストライク」能力で召喚して、「出た時」の能力で手札から《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》を捨て、墓地から水のカードをマナゾーンに置きました。《龍装艦 チェンジザ》の「捨てた時」の能力で《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》を唱えますが、この《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》は「マナ武装7」能力を解決して、相手のクリーチャーすべてを手札に戻せますか?
類似例:《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》
A.はい、《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》の「マナ武装7」能力を解決して、すべての相手クリーチャーを手札に戻します。捨てた時点ではマナゾーンに水のカードが6枚しかなくても、解決の時点で7枚になったので「マナ武装7」能力で唱えます。
引用元(2021.2.5)

+  類似裁定(2021.8.6)

Q.自分の《怒流牙 佐助の超人》の「出た時」の能力で《【今すぐ】うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?【クリック】》を捨てて、その後マナゾーンに置きました。この「墓地に置かれた時」の能力は、解決できますか?
A.はい、解決できます。呪文能力にある誘発型能力も、墓地に置いた時点でトリガーし、解決します。

+  (総合ルール 603.2)

引用元(2021.2.19)

+  類似裁定(2021.8.6)

Q.自分の《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《怒流牙 佐助の超人》をバトルゾーンに出し、「出た時」の能力で《フェアリー・ライフ》を捨て、そのままその《フェアリー・ライフ》をマナゾーンに置きました。
《フェアリー・ライフ》がこのターン中はじめて手札から捨てたカードだったのですが、《龍装艦 チェンジザ》の能力で、マナゾーンに置いた《フェアリー・ライフ》を唱えられますか?
類似例:《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》
A.いいえ、唱えられません。この能力を解決する時に、捨てた呪文が墓地になければ唱えられません。
なお、その後、同ターン中に別のコスト5以下の呪文を捨てたとしても、《龍装艦 チェンジザ》の能力はトリガーしません。

+  (総合ルール 400.8)

引用元(2021.8.6)