虹色類(にじいろるい) アミュレックス》

虹色類 アミュレックス VR 光/自然文明 (4)
クリーチャー:ジュラシック・ドラゴン 4500
自分の他の多色クリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。
自分の多色カードをマナゾーンに置いた時、そのカードをアンタップする。

DMR-21で登場した/自然ジュラシック・ドラゴン

多色クリーチャーに対応した置きドローと、マナゾーンに置かれた多色カードアンタップする能力を併せ持つ。

腐りにくい二つの効果を持つ優秀なシステムクリーチャー。どちらも多色カードをサポートする能力となっている。多色押しエキスパンションである革命ファイナルにふさわしいカードと呼べるだろう。

一つ目の能力は、自分の他の多色クリーチャーが場に出るたびにドローができるというもの。《雷鳴の守護者ミスト・リエス》を見ればわかる通り、置きドローが強力なのは言うまでもない。自陣の多色クリーチャーに限定されているのは残念なところだが、それでも十分。

二つ目の能力は、マナゾーンに置かれた多色カードアンタップするというもの。
多色カードの難点の一つである「マナゾーンに置かれた時のタップインによるテンポの遅れ」を帳消しにできるのは非常にありがたい。
また、マナゾーンに置かれてからこの能力が改めて発動する形になるので、《停滞の影タイム・トリッパー》《勝利のリュウセイ・カイザー》能力を無効化する事が出来る。

これほど汎用性の高い能力を持ちながら、そのパワーも4500と非常に高い。マナカーブ的に丁度次につながる位置に、《飛散する斧 プロメテウス》《トップ・オブ・ロマネスク》がいるのもうれしい。

ただ、どのようなデッキにも入るポテンシャルがあるか、と問われると少々疑問である。先述の通り、コストも軽くパワーも高いと間違いなくシステムクリーチャーとしては優秀。しかし昨今において、中型システムクリーチャーによってデッキの回転効率を上げるというのは主流ではないのが現実。

特にこのカードが採用されるであろう、多色カードをふんだんに使ったデッキにおいては特にその傾向が強い。
【無限オーケストラ】などの過剰に多色カードを使用するようなデッキではよい働きをするかもしれない。

《ボルバルザーク・エクス》《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》を利用した多色軸のループデッキでコンボパーツを手札に引き込むための置きドローとループの補助して使用するのも現実的な使用法の1つ。

  • 名前の由来は、ラテン語で「加護、保護」を意味するアミュレット(Amuletum)だと思われる。現代では7色のお守りを身に付け厄を払う意味で使われる。冠詞の「虹色類」はそこから来ているのだろう。また、Magic:The Gatheringには前半の能力と同じくマナタップインを緩和する効果を持つ《精力の護符/Amulet of Vigor》というカードが存在し、これが効果と名前の元ネタと思われる。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMR-21
    の力を使いこなした者が、世界を救う!

収録セット

参考