日曜日よりの使者(ビューティフル・サンデー) メーテル》

日曜日よりの使者 メーテル P 水/火文明 (4)
クリーチャー:アウトレイジ 3000
自分がカードを1枚引く時、1枚のかわりに、2枚引いてから自分の手札を1枚捨ててもよい。

週刊少年サンデー2013年20号付録として登場した/アウトレイジ

自分の1ドロー《エマージェンシー・タイフーン》に変えることが出来るシステムクリーチャー。もっぱら、手札交換墓地肥やしなどで利用されるだろう。

ターンのはじめに1枚引く時はもちろん、《エナジー・ライト》などで複数枚引く時にも、その1枚1枚に能力を適用させることができ、なかなか便利である。

似た役割のクリーチャー《蒼神龍ヴェール・バビロニア》《起源神エレクトロン》が存在する。ほとんど意味は変わらないが、上記のカードとはテキストが微妙に異なり、「かわりに」を含む一文が「捨てる」まで拡大している。そのため、上記カードでは可能だったマッドネスとのコンボには使えない。置換効果の項目も参照。また、複数枚ドローするときも、そのテキスト上、まとめて引いてまとめて捨てることはできず、1枚ドローごとに2枚引いて1枚捨てるを繰り返す。

今までのこういった能力は5コストであることが多かったため、それらより1ターン早く効果を使えるのは、小さくない利点である。
特に《スクランブル・タイフーン》《怒りの赤髭 ゴセントラス/目覚めし鋼牙のブレイン》に綺麗に繋がる点が大きく、大量の墓地肥やしにより《百万超邪 クロスファイア》、大量ドローにより《天災超邪 クロスファイア 2nd》を踏み倒せる。またドローする枚数を増やせる分、それらのクリーチャーを手札に引きこみやすくなるのもメリット。

他にもアウトレイジには《疾封怒闘 キューブリック》《暴走龍 5000GT》など相性の良いクリーチャーが存在するので、種族デッキで組み合わせてみるのも一興か。

ただし、4マナ域は《ドンドン吸い込むナウ》《父なる大地》などの軽量除去が飛び交うコスト域であるため、それらには気を付けたい。

  • 元ネタは、ロックバンド「↑THE HIGH-LOWS↓」の楽曲「日曜日よりの使者」からだと思われる。このカードを付録する雑誌が「週刊少年サンデー」であることから連想されたのだろうか。また、名前は松本零士のSF漫画「銀河鉄道999」のヒロインのメーテルからだろう。
  • アニメ「デュエル・マスターズ!」47話では乗客として銀河海浜鉄道に乗った。その後イメージシーンが複数描かれ、アイキャッチでも登場。
  • フレーバーテキストにおける「毎日が日曜日」にはの意があるが、ネームや言い回しから考慮すると「君となら平日でも日曜日のように幸せである」の意であると思われる。恋愛作品などではよく使われる言い回しの一つ。

デュエル・マスターズ プレイスでは

日曜日よりの使者 メーテル R 水/火文明 (4)
クリーチャー:アウトレイジ 4000
自分がカードを引いた時、同じ枚数のカードを引く。その後、こうして引いた枚数と同じ数、自分の手札を捨てる。(ただし、《日曜日よりの使者 メーテル》の能力によって引いたなら発動しない。また、手札の上限枚数を超えるなら、上限枚数に達するまで引く)

DMPP-20で実装。レアリティレアパワーが4000に変更された。

任意の置換効果から強制の誘発型能力に変更された。複数体出せば手札交換は重複できる上、相手ターン中、旧型マッドネスとのコンボが可能になっている。

何らかの効果で2枚以上引く場合、それらをすべて引いてから改めて《日曜日よりの使者 メーテル》によって同じ枚数引き、そこから追加で引いた分を捨てるので、どれを捨てるかの判断がしやすくなっている。山札の上から2番目までを両方キープしてそれ以降のみを捨てるといったプレイングも可能となっているので自由度も上がっている。

ただし、途中でディスカードを挟む場合よりも手札上限に引っかかりやすくなってしまう点[1]はやや残念か。

  • 情報の初公開時から実装までの間にカードテキストが変更された。
    初公開時のテキストは次の通りである
    自分がカードを引いた時、同じ枚数のカードを引き、その後、手札から同じ枚数のカードを捨てる。(ただし、《日曜日よりの使者 メーテル》の能力によって引いたなら発動しない。また、手札の上限枚数を超えるなら、上限枚数に達するまで引く)
    • 《月光電人オボロカゲロウ》の裁定の前提とは異なり、《月光電人オボロカゲロウ》は「引いたカードと同じ枚数」指定で、手札溢れは引いた扱いにならないため山札に戻す枚数に数えない。一方、修正前の《日曜日よりの使者 メーテル》はテキストの流れから「引こうとした枚数」指定で捨てる枚数が決定されると読め、手札溢れをストップして少なく引いた場合には手札の減る手札交換になってしまう問題があった。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


公式Q&A

  • 能力について

Q.《日曜日よりの使者 メーテル》の能力で、1枚引く代わりに2枚引いたのですが、その後、1枚捨てる選択をしないのは可能ですか?
A.いいえ、できません。1枚引く代わりに2枚引いた場合は、必ず1枚捨てなくてはなりません。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.自分の手札が5枚あります。バトルゾーンに自分の《結晶龍 プロタゴニスト》《日曜日よりの使者 メーテル》がバトルゾーンにいる状況です。ターンのはじめの1枚目を引く時、《結晶龍 プロタゴニスト》の置換効果で手札をシャッフルして山札の一番下に置きました。《結晶龍 プロタゴニスト》の「その後」以降の能力でカードを6枚引く際に《日曜日よりの使者 メーテル》の置換効果をそれぞれ適用できますか?
A.いいえ、《結晶龍 プロタゴニスト》《日曜日よりの使者 メーテル》がバトルゾーンにいる状況で1枚目のカードを引く場合、どちらか片方の置換効果しか適用できません。

+  (総合ルール 609.8)

引用元(2020.12.15)

+  類似裁定(2021.9.24)
+  類似裁定(2021.9.24)

Q.自分の山札が残り2枚の状況です。
カードを1枚引く時に《蒼神龍ヴェール・バビロニア》の置換効果でかわりに2枚引く場合、自分は《水上第九院 シャコガイル》の「自分の山札の最後の1枚を引いたことによってゲームに負ける時、かわりに勝つ」によってゲームに勝てますか?
類似例:《日曜日よりの使者 メーテル》《蒼黒神龍バビロン・ヴェイル》
A.はい、ゲームに勝てます。《水上第九院 シャコガイル》はカードを引くことを置換しているのではなく、カードを引いて山札が0になったことによりゲームに負ける状況起因処理を置換しています。そのため、《蒼神龍ヴェール・バビロニア》の置換効果でカードを引く際にも《水上第九院 シャコガイル》の置換効果を適用することができ、ゲームに勝てます。

+  総合ルール 703.4b

引用元


[1] 例えば手札が6枚の状態で《超電磁コスモ・セブ Λ》メテオバーンを発動した場合、TCGの効果なら結果的に6枚引いて3枚捨てることができたが、デュエプレの効果だと4枚引いて1枚捨てるだけで終わってしまう。