【マーシャルエクストラウィン】

《マーシャル・クイーン》《マーシャル・クロウラー》能力を使った無限ループによって勝利するコンボデッキ。別名に「マーシャルループ」がある。

マーシャル・クイーン R 水文明 (3)
進化クリーチャー:スプラッシュ・クイーン 5000
進化−自分のスプラッシュ・クイーン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を3枚まで、新しいシールドとしてシールドゾーンに裏向きにして加え、その後、同じ数のシールドを自分の手札に戻す。(その「S・トリガー」を使ってもよい)
マーシャル・クロウラー SR 水文明 (8)
クリーチャー:アースイーター 8000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札を好きな枚数、新しいシールドとしてシールドゾーンに裏向きにして加えてもよい。その後、同じ数のシールドを自分の手札に加える。
W・ブレイカー
深海の伝道師 アトランティス R 水文明 (10)
クリーチャー:オラクル/リヴァイアサン 4000
S・トリガー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体選び、残りを手札に戻す。その後、相手はバトルゾーンにある自身のクリーチャーを1体選び、残りを手札に戻す。
光霊姫アレフティナ SR 光文明 (4)
クリーチャー:メカ・デル・ソル/アーク・セラフィム 8000
このクリーチャーを召喚するコストは、自分のシールド1枚につき1多くなる。
相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、それがそのターンはじめての自分への攻撃で、自分のシールドが1枚もない場合、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。
自分のシールドが10枚以上あれば、自分はゲームに勝利する。
W・ブレイカー

《マーシャル・クイーン》のようなコスト踏み倒しが出来る《マーシャル・クロウラー》や、コスト10のS・トリガー《深海の伝道師 アトランティス》の登場によって成立した。

《マーシャル・クイーン》を起点として、S・トリガーを中心としたコスト踏み倒しを行い、《転生スイッチ》から《マーシャル・クロウラー》を出す。そこからさらにコスト踏み倒しを繰り返して、最終的に《光霊姫アレフティナ》能力エクストラウィンを得るのが目的である。

エクストラウィンを満たすための手段は、コンボパーツが最も少なく、相手に妨害されにくい(理由は後述)《光霊姫アレフティナ》を利用したタイプが主流である。この頁でもそれを中心に解説する。

主要カード

候補S・トリガーカード

その他候補カード

基本的なデッキの動かし方

  1. 手札《マーシャル・クイーン》《マーシャル・クロウラー》《転生スイッチ》《深海の伝道師 アトランティス》《天雷霊騎サルヴァティ》、及びS・トリガー持ちドローソースを少なくともそれぞれ1枚ずつ揃え、かつ《マーシャル・クイーン》進化可能な状態を作る。
  2. 《マーシャル・クイーン》召喚
  3. 《マーシャル・クイーン》cip《転生スイッチ》《深海の伝道師 アトランティス》《天雷霊騎サルヴァティ》の3枚を踏み倒す。
  4. 《転生スイッチ》から解決《深海の伝道師 アトランティス》《マーシャル・クロウラー》に切り替える。
  5. 《天雷霊騎サルヴァティ》cip解決。今唱えた《転生スイッチ》サルベージ
  6. 《深海の伝道師 アトランティス》cip解決《マーシャル・クイーン》を指定し、それ以外をバウンス
  7. 2.の状態に戻った形になる。《マーシャル・クロウラー》cip解決により、3.〜6.までの流れを無限ループさせることが可能。さらに、7.以降は《マーシャル・クロウラー》によって4枚以上踏み倒しが可能になるため、ここにS・トリガー付きのドローソースを挟めば、無限手札補充が可能となる。《マーシャル・クロウラー》によってシールドコンボパーツが埋まっていたとしても回収できるため、原則としてこの時点で必要なカードはすべて揃う。
  8. 最後に、《転生スイッチ》2枚と《深海の伝道師 アトランティス》を踏み倒す。《転生スイッチ》《深海の伝道師 アトランティス》《マーシャル・クロウラー》《光霊姫アレフティナ》に切り替える。《深海の伝道師 アトランティス》cip解決《光霊姫アレフティナ》を指定。《マーシャル・クロウラー》cip解決シールドが10枚以上になるように手札から追加し、そのcip解決中に《光霊姫アレフティナ》能力が参照され、ゲームに勝つ。

ちなみに、手札さえ良ければ、これ以外のパターンでも無限ループに入ることは可能(あまりに個別の事例になってしまうため、ここでは割愛する)。《マーシャル・クロウラー》を使わないパターンも存在するが、その分コンボパーツは増える。

弱点

とにかくハンデスデッキに対して弱い。《光霊姫アレフティナ》型が最もコンボパーツが少なく済むとは言え、コンボデッキの中では、必要なパーツが多い部類に入ることに変わりがないからである。特にピーピングハンデスだと、手札に1枚しかなかったパーツが狙い撃ちされるため非常に厳しい。《海底鬼面城》での物量作戦でゴリ押しできる場合もあるが、《爆霊魔 タイガニトロ》《ロスト・ソウル》などは諦めるしかない。

また【ラララオプティマス】と共通の弱点として、《封鎖の誓い 玄渦》《若き大長老 アプル》などの墓地利用メタが1体場に出ただけで詰む可能性があるという点が挙げられる。

《アレフティナ》を使う理由

端的に言えば、「最も手間がかからず、最も安全に勝利できる」からである。以下に理由を述べる。

ループ《ホーガン・ブラスター》さえ挟めば、クリーチャー呪文はどんなものでも無限プレイできるが、余計なコンボパーツを切り詰めるためには、より簡素な方法な推奨される。

この点、《光霊姫アレフティナ》ならば《転生スイッチ》で踏み倒せる上に、《マーシャル・クロウラー》で自分のシールドを好きなだけ増やせるので、無理なくループに組み込める。シールドが10枚以上あればその時点でゲームに勝てるため、自分のターンならば相手の《百発人形マグナム》《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》能力を無視できる。(詳しくはターン・プレイヤールールを参照)

手札無限に増えるという点から、《偽りの名 iFormulaX》とも相性が良さそうだが、確実に決めるためにはループと関係ない《ドンドン打つべしナウ》を入れなければならなかったり、《百発人形マグナム》《不敗のダイハード・リュウセイ》に妨害されるリスクがある。

同じ常在型能力である《サイバー・J・イレブン》は、コストが11もあり、《深海の伝道師 アトランティス》によって毎回バトルゾーンリセットされるため、根本的に相性が悪い。

《光霊姫アレフティナ》《黒神龍ザルバ》《腐敗麗姫ベラ》に替えれば、ライブラリアウトで勝つこともできるが、を1枚足さなければならないので、安定性が下がってしまう。

参考