暴発(ぼうはつ)ミルザム】

《奇跡の精霊ミルザム》を使用した【ヘブンズ・ゲート】の一種。
ウルトラシールド・プラスされたシールドをS・トリガーの使えるシールド回収を用いて一気に手札に加えて大量のアドバンテージを得る。【天門ループ】の主要ギミックである。
元々は回収に《暴発秘宝ベンゾ》を利用しており名前の由来となっていたが、ドラゴン・サーガ以降は《音感の精霊龍 エメラルーダ》での回収が主流であり、「ミルザルーダ」「ミルザムラルーダ」「ミルエメ」などとも呼ばれる。

奇跡の精霊ミルザム SR 光文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 11000
ブロッカー
ウルトラシールド・プラス−このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を上から5枚まで、裏向きのまま、自分のシールドいずれかひとつの下に置いてもよい。
W・ブレイカー
※プレミアム殿堂
音感の精霊龍 エメラルーダ P 光文明 (5)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 5500
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをひとつ、手札に加えてもよい。その後、自分の手札を1枚裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加えてもよい。(こうして手札に加えたシールドの「S・トリガー」を使ってもよい)

《音感の精霊龍 エメラルーダ》が登場したことにより《暴発秘宝ベンゾ》のためにを入れる必要がなくなり、《ヘブンズ・ゲート》で《ミルザム》と一緒に出すことによって即座にコンボが起動できるようになった。

エメラルーダを加えた流れとしては、

  1. 《星龍の記憶》を使用し、S・トリガー化。
  2. 《ヘブンズ・ゲート》で《ミルザム》と《エメラルーダ》を出す→ウルトラシールド・プラスで一枚のシールドを6枚の束にしたシールドを《エメラルーダ》の能力で手札に加える(全てS・トリガー)

このコンボによって、《ヘブンズ・ゲート》《ドラゴンズ・サイン》を唱え、さらなるコスト踏み倒しを狙う。

主要カード

ブロッカーの候補

その他

踏み倒すカードの候補

ドラグハートの候補

《不滅槍 パーフェクト》装備クリーチャーに除去耐性付加。龍解するとダイヤモンド状態
《百獣槍 ジャベレオン》装備クリーチャーに破壊耐性付加。龍解すると自軍の光クリーチャー全体に破壊耐性付加。さらに龍解でドラグハートではないクリーチャーを犠牲に敗北回避
《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》自ターン終了時にブロッカー1体を手札から踏み倒し、光以外の呪文のコストを+1。龍解すると光以外のコスト5以下の呪文を封じ、自軍の光のクリーチャー全体にすべてのバトルに勝つを付加
《龍覇 エバーローズ》《不滅槍 パーフェクト》《百獣槍 ジャベレオン》を使う場合に
《龍覇 セイントローズ》《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を使う場合に。ただし条件付きブロッカーのため《ヘブンズ・ゲート》の対象外

このデッキの戦い方

ドローソース手札を整え、《ヘブンズ・ゲート》《奇跡の精霊ミルザム》《音感の精霊龍 エメラルーダ》を同時に出すことを狙う。

サポートには激しい手札消費を補うドローが必須。特に《エナジー・ライト》《コアクアンのおつかい》はよく使われる。白単で組むならば《ジャスティス・プラン》が利用できるだろう。

6マナたまり次第《ヘブンズ・ゲート》を詠唱。《ミルザム》と《エメラルーダ》を展開。ウルトラシールド・プラスで厚くしたシールド暴発させる。《ヘブンズ・ゲート》《ドラゴンズ・サイン》でさらにクリーチャーを踏み倒す。6枚重ねになっているので、S・トリガーがめくれないことはまずないだろう。

あらかじめ《星龍の記憶》を唱えたり、《聖英雄 ゴール・ド・レイユ》マナ武装を利用することで、自分のシールドS・トリガー化することも可能。これを利用して《聖霊王アルファディオス》《獅子頂龍 ライオネル》を出すことも考えられる。

この他にも、《龍覇 セイントローズ》から《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を呼び出してブロッカーを展開するなど、踏み倒し手段はいくつかある。

いずれにせよ、大型ブロッカーを一度に2体出せる豪快さが魅力である。手札が残っていれば、S・トリガーからの《ヘブンズ・ゲート》も期待できるのが心強い。

このデッキの弱点

定番のブロッカー破壊が怖い。《超爆デュエル・ファイアー》《熱血龍 GENJI・XXX》のような全体除去《剣豪の覚醒者クリムゾン GENJI・XX》《氷槍 パラディン・スピア》《クリスタル・スーパーパラディン》のような何度も効果を使えるカードは非常に厄介。

これらのカードを大量に投入している【ディアブロストコントロール】とは相性は最悪といってよい。逆に、《爆竜 GENJI・XX》《超次元シューティング・ホール》であれば一体しか破壊されないのでそれほど脅威にはならない。

直接手札から出せないようなサイズブロッカー手札にため込む傾向にあるため、ハンデスにも弱い。もっとも、この点については《提督の精霊龍 ボンソワール》《聖鐘の翼 ティグヌス》の登場でかなりの対策がとれるようになった。

環境上見かけることはまずないが、《絶頂神話 カツムゲン》はメタカードとして機能しうる。最速で登場するよりも先にコンボを決めてしまうのが得策だろう。

その他

  • コンボ成功時には一度に大量のカードがプレイされるため時間がかかる。相手のためにもコンボ成功後は素早く決着をつけるように心がけたい。
  • なお、2016年2月28日にミルザムは殿堂入りとなったため、このデッキの弱体化が予想された。しかしその後もリペアを経て環境上位を走り続けた為、2017年2月26日付で《ミルザム》がプレミアム殿堂となった。その為このデッキタイプは消失した。

参考