ジャイアント・インセクト

DM-01で登場した、自然文明種族の1つ。

その名の通り風貌はまさに巨大な昆虫。
特に登場初期は、刺々しく、かつ野生的な印象を与えるものが多かった。

命名ルールは、すべてカタカナで「〜・〜」で、後半にモチーフの昆虫の名前が入ることが多い。進化すると「大昆虫〜マンティス」で、カマを手に見立てた人型に近い巨大なカマキリの姿となる。
多色の場合は「鎧冑」が、ゴッド・オブ・アビス以降に登場したベリーレア以上は「○○(漢字2文字)!」が冠詞に付く。

フォレスト・ホーネット UC 自然文明 (4)
クリーチャー:ジャイアント・インセクト 4000
大昆虫ガイアマンティス SR 自然文明 (6)
進化クリーチャー:ジャイアント・インセクト 9000
進化−自分のジャイアント・インセクト1体の上に置く。
このクリーチャーは、パワー8000以下のクリーチャーにブロックされない。
W・ブレイカー

登場初期の彼らの性格は、食欲の激しさ縄張り意識の強さなどで特徴づけられ、また発話能力は持たないようである。ただ当然種族内である程度の個性もあり、穏やかな食生・可憐な生態を持つもの、自身の特徴を誇らしげにひとりごつものも見られた。

同族への仲間意識・互助精神はあるらしく、それが脅かされた際には (縄張り意識も相まってか) 然るべき迎撃を加える。自然文明自体が頻繁に侵略被害に遭っていたこともあり、復讐に奮起する心情がたびたび描かれた

文明の他種族とは、ホーン・ビーストしばしば恐れられる等、必ずしも信頼関係を構築できているわけではない。ただビーストフォークからは、扱いづらい頼もしい戦力と見られることもある。

後年登場したビークル・ビーグランセクトとは、虫をモチーフとする点が共通している。しかしそれらはコミカルな姿のものが多く、また他種族や同種族との共生連帯が、背景設定テキストデザインの両面で強調されているなど、相違点がかなり大きい。

ゴッド・オブ・アビスでは、ジャイアント・インセクトにもそれら2種族のような文化的でコミカルなクリーチャーも登場するようになった。

《スナイプ・モスキート》の存在から軽量級種族というイメージが定着しているが、実際は4〜5コストが大多数を占める中量級種族。また、パワーアタッカーが多いのも特徴で、《ブルーレイザー・ビートル》闘魂編当時のコスト論では破格のパワーであった。

パワーマナコストで豊富なサイズを備えつつ、自然文明の特徴となる能力をもっているものが多く、単体でも様々なデッキで活躍が見込める。序盤からのビートダウンも得意。
【竜脈噴火】での主力種族として活躍した実績もある。

DM-14までは皆勤賞。ライトブリンガーと並び、DM-01から存在する種族の中では最長の記録を誇る。
背景ストーリーで1度絶滅し、DM-26にて多色《封魔鎧冑バリエル》として復活したものの数は少なく、勝太編期に至っては《大魂蟲オオ・ヘラクレス》《ナナホシテントウ》、これにクロニクルデッキ《オメガ・ゴライアスδ》を加えたわずか3種類しか登場しなかった。

また、種族カテゴリの概念が生まれたことによりジャイアントとして扱う事も可能になった。【ドルゲーザ】の強化も可能で、見直す種族として注目された。

ジョー編では同じく昆虫をモチーフとしたグランセクトが登場するが、《デスマッチ・ビートル》《電脳鎧冑アナリス》など散発的にではあるが細々と収録され続けた。
ゴッド・オブ・アビスジャイアントがフィーチャーされると、同じ種族カテゴリに属すジャイアント・インセクトの新規も増え、《大昆虫ガイアマンティス》ぶりのスーパーレアを獲得するなど一気に日の目を浴びることになった。

  • 『デュエル・マスターズ パーフェクト ルール BOOK』には、「虫と言えど無視できない怪力多し」とダジャレによって紹介されている。

デュエル・マスターズ プレイスでの扱い

リリース時からDMPP-15までは、「ジャイアント・インセクト」ではなく、「ギガント・インセクト」というデュエプレオリジナルの種族を用いていた[1]

《シザーズ・ビートル》《大昆虫ガイアマンティス》などのTCGでジャイアント・インセクトを参照する能力テキストが「ギガント・インセクト」に書き換えられたり、《ブラッドウイング・マンティス》《大昆虫ジェネラルマンティス》デュエプレ実装時に書き下ろされたフレーバーテキストも「ギガント・インセクト」を採用したりしていた。
この期間中これらはジャイアント種族カテゴリには含まれないものとして扱われていた。

後にDMPP-16のリリースに際してのアップデートにて、種族テキストフレーバーテキスト内すべての「ギガント・インセクト」が「ジャイアント・インセクト」へと変更された。
これによりTCG版同様、これらもジャイアント種族カテゴリに含まれるものとして扱われるようになった。

ジャイアント・インセクトに関連する効果を持つカード

ジャイアント・インセクトを進化元とするカード

参考


[1] 同じような種族カテゴリ関係のフィッシュゲル・フィッシュには名称変更はなかった。