城(カードタイプ)

カードタイプの一つ。
シールド1つの上に置いて要塞化することで効果を発揮するカードである。

シールドの活用を裏のテーマとする戦国編DM-30で初登場。カードのフレームは中世の城壁を思わせるようなものとなっている。

  • DMEX-01でイラスト枠が以前の面影を残した形に刷新された。
紫電城 バルザーク SR 火文明 (5)
城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。 (「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
バトルゾーンにある自分のクリーチャーがブレイクするシールドの数を2倍にする。
この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに他のシールドを1枚手札に加えてもよい。

自分のシールドが1つでもあれば、それに重ねて要塞化することで使用できる。逆にシールドが1つもないと、城をプレイできなくなる。

プレイの手順はクリーチャー呪文と同じ。手札から使用することを宣言し、規定のマナコストを払うことで要塞化できる。

要塞化したシールドブレイクシールド焼却によってシールドゾーンを離れると、重ねていた城は墓地に送られる。S・トリガーが使える場合は、それを使ってから墓地に置く。

城は要塞化している状態でないと効力を発揮しないので、いかに自分のシールドを守るのかが重要である。強力なものも多いので、上手く自分の戦術に取り入れていきたい。

ルール

まず、要塞化している城は、シールドカードではないが、シールドゾーンにある表向きのカードとして扱われる。

  • 城が持つ「〜、かわりに他のシールドを1枚手札に加えてもよい」という能力の効果置換効果である。よって《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》などの「ブレイクする時、○○する」の能力を持つカードブレイクするときは、ターン・プレイヤーが誰なのかによって処理が変わる。
    ブレイクする側がターン・プレイヤーである場合、そちらを処理した後に処理することになる。特にシールド焼却などは置換効果であるため、その処理に割り込むことができず、身代わりは無効になる。
    逆に城の持ち主がターン・プレイヤーであった場合、身代わりを先に処理することになる。相手の効果は身代わりに割り込むことができなくなり、シールド焼却などは無効になる。
  • 城が要塞化されている状態で《冥界の手》など、シールドシャッフルするカードを使用すると、以下のような手順で処理を行う。
    1. 城が要塞化しているシールドの位置を確認する。
    2. それぞれのシールドが何枚のカードで構成されているかを数える。
    3. シールドにあるカードを裏向きにしてシャッフルする。
    4. ⅱで数えたのと同じ枚数をシャッフルした所からとり、それぞれのシールドのあった場所に置いていく。例えば左端に3枚、真ん中に2枚、右端に4枚のカードがあったら、これらの9枚をシャッフルし、左端に3枚、真ん中に2枚、右端に4枚置く(それらの内容は変わっているかもしれない)。
    5. 城は同じ位置に置かれたシールドを要塞化し、シールド・フォースで選ばれたシールドもまた、同じ位置に置かれた物がシールドにある間効果が持続する。例えば右端のシールドを選んだら、シャッフルして並べた後右端に来たカードが選択されたシールドになる(その内容は変わっているかもしれない)。

ゲームにおいて

その他

  • 戦国編では味方全体に効果の及ぶ城が主に登場した。それ以降は特定の種族もしくは名称カテゴリのみに効果が及ぶ城が少しずつ登場しており、いずれも背景ストーリーで登場する各組織の拠点がカードとなったものである。
  • 元ネタは、ルール面ではMagic:The Gatheringの「オーラ」、イメージ面ではMTGの「城塞」だろう。
  • デュエル・マスターズ プレイスでは自分のシールド1つに1枚のみ要塞化出来るよう弱体化された。また、身代わり能力を持つ城はそれが排除されたかわりに、シールドを離れた時の能力が追加されている。

参考

城(能力)

城(カードタイプ)が持つ能力。

城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。 (「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)

城の使い方に関する定義がなされており、ほぼ注釈文のような扱い。

参考


公式Q&A

Q.《堕天ノ黒帝 絶十》 がバトルゾーンに出た時、を選んで墓地に置くことはできますか?
A.はい、城もシールドゾーンにある表向きのカードなので選ぶことはできます。
引用元

Q.《極幻空 ザハ・エルハ》がバトルゾーンに存在し、が墓地に置かれる時、それはかわりにシールドゾーンにとどまりますか?
A.いいえ、城はシールドではないので墓地に置かれます。
引用元

Q.自分の《聖板龍 ジークシュトルツ》がバトルゾーンにいる状況です。相手の要塞化されているのテキストにある「「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う」も無視されますか?
A.いいえ、そのテキストは注釈であり、能力ではないので無視されません。を墓地に置く前に「S・トリガー」の処理を行ってください。(総合ルール 703.4k)
引用元

Q.「ネクスト・ブレイカー」を持つクリーチャーで、《海底鬼面城》により要塞化されたシールドをブレイクしようとしています。この場合、処理はどうなりますか?
A.要塞化された城カードは、表向きのシールドカードとして扱います。よって、通常のブレイクと同様に手札に加わり、《海底鬼面城》は墓地に置かれます。
引用元

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