《イッツ・ショータイム》

イッツ・ショータイム R 水文明 (8)
呪文
相手は進化ではないクリーチャーを好きな数、自身の手札からバトルゾーンに出してもよい。その後、自分は、その中でコストが一番大きいクリーチャー以上のコストを持つクリーチャーを1体、手札からコストを支払わずに召喚してもよい。(相手がこのようにしてクリーチャーをバトルゾーンに出さなかった場合、自分の好きなクリーチャーを手札からコストを支払わずに召喚してもよい)

DMR-20で登場した呪文

数あるコスト踏み倒しカードの中でも、一際癖が強い呪文。

大型フィニッシャー召喚して踏み倒せるのが強力なのは言うまでもない。デザイナーズコンボを形成する《伝説の正体 ギュウジン丸》《夢の変形 デュエランド》《超絶奇跡 鬼羅丸》など、召喚すれば勝利に直結するクリーチャーを出したい。

しかし、コスト8と重いこと、相手にクリーチャーの先出しを許すこと、さらにそれらのコストがすべて自分が踏み倒したいフィニッシャーのコスト以下でなければならないこと、手札にフィニッシャーを抱えていないといけないことなど、運用する際の問題は山積み。

まず、《龍世界 ドラゴ大王》《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》《獣軍隊 ヤドック》などの着地すら許さない能力を持ったクリーチャーを出されてしまうと、こちらのフィニッシャーが出せずに完全な利敵行為に終わってしかねないため注意。《ブラキオ龍樹》のようにcip能力を無効化する能力を持ったクリーチャーがいても、致命的である。

さらに、相手が自分のフィニッシャーよりコストの大きいクリーチャーを出してしまうと、これも完全な利敵行為で終わってしまう。特に、コスト∞のクリーチャーなんて出されたらどうしようもない。DMRP-15で登場した《∞龍 ゲンムエンペラー》は使用率が高いため要注意。

  • 逆に言うとコスト∞のクリーチャーなんかを出されない限り自分がそれを出すことは可能である。まあ上記の着地すらも許さないコスト踏み倒しメタを出されたらそれまでだが。

そもそも8コストの呪文であるため、先に《光神龍スペル・デル・フィン》《古代楽園モアイランド》で唱える前の段階で妨害をくらいやすい。

また、手札にこの呪文とフィニッシャーをキープしておかなければならないため、サーチを使う手間がかかったり、ハンデスでどちらかを落とされるリスクも付きまとう。オールハンデスなどで根こそぎ両方落とされようものなら、今引きに期待することもできない。

などなど、弱点をあげればきりがない。要するに、ハイリスク・ハイリターンなカードと言える。

  • カード名は「ショーの始まりだ」という意味であり、掛け声としても使われる。また、デザインの原型と考えられるMagic:The Gatheringの≪実物提示教育/Show and Tell≫や、「ショー・タイ」が「」と掛けられているネーミングである可能性もある。

ルール

  • この呪文の効果で相手がバトルゾーンに出そうとしたクリーチャーが、《単騎連射 マグナム》などの着地置換効果によって別のゾーンに移動したとしても、それらもこの呪文の効果でコストが参照される。また、相手と違い自分は「召喚扱い」でコスト踏み倒しが出来るのがこのカードの魅力である。

サイクル

DMR-20のフルフレーム呪文サイクル
自然には存在せず、代わりにには2枚存在する。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


公式Q&A

  • 効果について

Q.自分は《イッツ・ショータイム》を唱えました。相手が手札から《∞龍 ゲンムエンペラー》を1体バトルゾーンに出した場合、自分は「その中でコストが一番大きいクリーチャー以上のコストを持つクリーチャー」であるとして、《∞龍 ゲンムエンペラー》を手札からコストを支払わずに召喚できますか?
A.はい、《∞龍 ゲンムエンペラー》を召喚することができます。
引用元(2020.10.23)

Q.バトルゾーンに自分の《ツネキン☆ゲームス》が1体いる状況で、自分は《イッツ・ショータイム》を唱えました。相手は《冥界を統べる新月のハーデス》をバトルゾーンに出す際に《ツネキン☆ゲームス》の置換効果によって、かわりにマナゾーンに置きました。その後、自分は「相手がクリーチャーをバトルゾーンに出さなかった」として好きなクリーチャーを手札からコストを支払わずに召喚できますか?
A.いいえ、バトルゾーンに出るかわりにマナゾーンに置かれたとしても、そのクリーチャーのコストを参照します。マナゾーンに置かれた中で、コストが一番大きいクリーチャー以上のコストを持つクリーチャーを1体、自分の手札からコストを支払わずに召喚できます。この場合は9以上のコストを持つクリーチャーを召喚することができます。
引用元(2020.10.23)