《クリスタル・ツヴァイランサー》

クリスタル・ツヴァイランサー SR 水文明 (8)
進化クリーチャー:リキッド・ピープル 13000
進化−自分のリキッド・ピープル1体の上に置く。
このクリーチャーはブロックされない。
T・ブレイカー

DM-14で登場した大型進化リキッド・ピープル

かの《クリスタル・ランサー》転生したクリーチャー
オリジナルと比べると、能力はそのままで、コストが増えた上位種。その分パワーが上がり、W・ブレイカーT・ブレイカーになっている。非常に分かりやすい変化であり、文明には珍しい高パワー型のフィニッシャーである。

決定力は申し分ないが、その分コストの高さが非常にネック。リキッド・ピープルデッキドラゴン・サーガでのプッシュによって大きく躍進したが、《アクア・ティーチャー》バニラを並べたり、《超閃機 ジャバジャック》進化して殴りかかるなど低コスト域でのビートダウンが中心であり、このカードとは相性が良くない。

また、《クリスタル・アックス》の登場で役どころが危うい。このようなクリーチャーは1ターン早く出せるかどうかが勝敗に直結するため、やはり重いカードは敬遠されやすい。初代《ランサー》とは違って打撃力自体は《アックス》より上であり、2回殴ればシールドを全壊できるというセールスポイントは未だ健在なので、大きさを活かしてやりたい。

ビートダウンアタッカーとして使うのではなく、コントロールの終盤で《アクア・スーパーエメラル》などを進化元に出す方が合っているだろう。

マナブーストが必須なうえ、ビートダウンで使うにはかなり重いが、T・ブレイカーによる豪快な攻めは魅力的なため、このカードのためにうまくデッキを組んでやりたい。

  • ツヴァイ(zwei)はドイツ語で2、ランサー(lancer)は英語で槍騎兵の意味。カードイラストではその名の通り槍を2つ装備しているが、T・ブレイカーである。
  • 金色になった体に巨大な槍がついているというデザインだが、フォイル加工のせいでカードイラストが見づらいほど派手な仕様になっている。
  • 漫画と「デュエル・マスターズ チャージ」ではL (ラブ)の切り札として登場。漫画「FE」では3年前のNAC戦で軽量光ブロッカーをすり抜けて最後の3枚のシールドをブレイクする決定打を与え、敗北まで追い詰めた。
    「デュエル・マスターズ チャージ」では黒城の最後のシールドをブレイクしたが状況としては悪あがきに近く、次のターンに《悪魔神ドルバロム》cipで破壊された。

デュエル・マスターズ プレイスでは

クリスタル・ツヴァイランサー SR 水文明 (8)
進化クリーチャー:リキッド・ピープル 13000
進化-リキッド・ピープル
G・ゼロ:バトルゾーンに自分のリキッド・ピープル5体以上
T・ブレイカー
ブロックされない。

DMPP-06で実装。
G・ゼロが追加され、最大のネックであったコストの重さが解消された。
一方でナーフにより、1体目をバトルゾーンに出せるかが課題となる。

  • DMPB-04再録され、New Divisionに復帰することとなった。
    • 再録ナーフを両方経験したカードはいくつかあったが、ナーフ後の性能で再録されたのは初。

2022年6月23日メンテナンス前のテキスト

クリスタル・ツヴァイランサー SR 水文明 (8)
進化クリーチャー:リキッド・ピープル 13000
進化-リキッド・ピープル
G・ゼロ:バトルゾーンに自分のリキッド・ピープル4体以上
T・ブレイカー
ブロックされない。

自分のリキッド・ピープルが4体になると同時にコストを支払わずに召喚できるので、軽量・超高パワーなスピードアタッカー感覚で出していける。
コスト1の《アクア・ガード》キャントリップ持ちの《アクア・ハルカス》なども揃っており、種族デッキ【リキッド・ピープル】 (デュエプレ)の主力として活躍している。

リキッド・ピープルの種族デッキはDMPP-05期には一線を退いていたが、DMPP-06期に大きく形を変えて復活させた。

ただ、リキッド・ピープルはパワーが2000以下ばかりになってしまうという弱点は依然として持っており、除去される前に進化する、パンプアップ除去の範囲から逃れる、並べるタイミングを考えるなどの工夫が必要。S・トリガー《バースト・ショット》《地獄スクラッパー》で一掃される恐れがあるため、このクリーチャーを出すまでは攻撃は控えた方がいいだろう。

《アクア・スクリュー》を含むリキッド・ピープルが4体以上いるとノーコストで進化しながらドローでき、次の《ツヴァイランサー》を引ければさらに出せる。《アクア・スクリュー》が複数体いれば、展開で消費した手札も回復する。一度回り出せば、かの《“轟轟轟”ブランド》すら顔負けの展開力と打点形成を誇るようになる。

  • 先攻・後攻どちらでも、理論上は3ターン目に出すことができる。1ターン目に《アクア・ガード》を召喚し、2〜3ターン目に3体のリキッド・ピープルを召喚すれば《ツヴァイランサー》がG・ゼロで出る(先攻の場合は手札の枚数の関係で、シールドをブレイクされてなければ、コスト3のリキッド・ピープルは使用不可)。
  • 公式生放送のエキシビジョンバトルでは、《アクア・ガード》を入れていない【青単ツヴァイランサー】が使われた。頭数になるコスト1を入れていない構築だったが、5ターン目には《ツヴァイランサー》1体、6ターン目に《ツヴァイランサー》が追加で3体並び、【牙サファイア】に勝利した。

環境において

能力判明時からパワーT・ブレイカーブロックされないはそのままにG・ゼロがついているという大幅な強化を受けていたことから注目されていた。そしてDMPP-06で登場後すぐに【青単ツヴァイランサー】が組まれ、トップメタの一角に立った。基本となる青単や青単タッチ白の他に、青白、青黒、青緑などが組まれた。
DMPP-07期には同じリキッド・ピープルから進化できる《超神星マーキュリー・ギガブリザード》を獲得し、S・トリガー呪文にめっぽう強くなった。
DMPP-08期にはAll Divisionでの活躍から、相性のいいドローソースである《ストリーミング・ビジョン》DP殿堂に指定された。また、この頃から《インビンシブル・テクノロジー》に《ツヴァイランサー》を採用したデッキが細々と組まれ始めた。

  • DMPP-08期の第4回BATTLE ARENA開催の少し前に、《ストリーミング・ビジョン》DP殿堂にされて弱体化したはずの《クリスタル・ツヴァイランサー》デッキだが、優勝・準優勝のどちらも《ツヴァイランサー》を採用したデッキだった。
    • 優勝者インタビューで、【青単テクノロジー】を使っていたプレイヤーが「予選から決勝まで(苦手な対面である)【黒緑速攻】とのマッチングをうまい具合に回避できた」といった趣旨の発言をしているため、間違いなく運の要素も絡んでいるのだが、それでもDMPP-08の新規カードを殲滅できるほどのカードパワーを持っていることが証明された。

DMPP-09期の初期に《インビンシブル・テクノロジー》DP殿堂に指定され、《テクノロジー》を中心としたデッキは組めなくなった。
その後はしばらく《ツヴァイランサー》を採用したデッキの使用率は落ち着いていた。進化元のパワーが2000以下が多い中で、《竜極神》《聖鎧亜ジャック・アルカディアス》がよく使われていたのも大きかった。

DMPP-12期に《アクア・エボリューター》《霊騎コルテオ》DMPP-13期に《アクア・バースター》を獲得するなど、進化元やS・トリガーに相性のいいカードが登場した。

DMPP-14期には《アクア・メルゲ》《アクア・ジェスタールーペ》を獲得した。如何に早くリキッド・ピープルを4体並べて《ツヴァイランサー》を引き込み進化するかが重要になる【青単ツヴァイランサー】にとって、この2枚は願ったり叶ったりの存在であった。既にNew Divisionでは《ツヴァイランサー》本体が使用不可となっていたが、All Divisionでは再びトップメタの座に返り咲いた。

そしてDMPP-14期の中期に《ツヴァイランサー》のナーフが決定した。ナーフ後も《ツヴァイランサー》を連続で出せることには変わらないが、そもそも1体目を出す手間が増えたことから大幅な弱体化を余儀なくされた。

DMPP-19期には《アクア少年 ジャバ・キッド》を獲得し、環境に復帰した。

DMPP-21期には《アクア・ティーチャー》バニラリキッド・ピープルを獲得、再び環境のトップクラスの一つに舞い戻ってきた。

その他

  • TCG版にて、能力の似ている《ドリル変怪 <サイバー.鬼>》が登場した。そちらは進化することで自らが2体目以降のG・ゼロを阻害するデザインとなっており、デュエプレ版《クリスタル・ツヴァイランサー》の時代錯誤・オーパーツなハイスペックが際立っている。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DM-14
    あれから200年。旅路の果てに、双槍は究極の鋭さを手に入れた。
  • DMX-19DMPB-04
    その二本の槍は、貫通の槍。名うての防御網を数々打ち破り、今もその名を歴史に残す。
  • DMPP-06
    あれから200年。双槍は究極の鋭さを手に入れた。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考