《サイコロプス》

サイコロプス R 火文明 (4)
クリーチャー:ジョーカーズ 4000
J・O・E 2(このクリーチャーを、コストを2少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンの終わりに、これを自分の山札の一番下に置く。下に置いたら、カードを1枚引く)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手は自身のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きい自身のクリーチャーをすべて、好きな順序で持ち主の山札の一番下に置く。

デュエル・マスターズ5巻付録およびDMRP-06で登場したジョーカーズ

たった2マナで、早出しされた敵の巨獣を山札に送れる強力なメタカード
cipを使った後はただのバニラなのでJ・O・E2で使い捨てても苦にはならない。
むしろこのクリーチャーを棒立ちさせるよりJ・O・Eコストを減らして出しカードを引いて次につなげた方が強い、という場面の方が多いだろう。

比較対象は《オリオティス・ジャッジ》
どちらも大型獣の早出し戦略を対策する山札送りであり、コストも近いことから同列に扱われることもある。
しかし実際この2枚の間には多くの相違点があるため、それをしっかりと理解し使い分けたい。

以下相違点。

相違点《サイコロプス》《オリオティス・ジャッジ》コメント
効果の及ぶ対象相手のみプレイヤー《サイコロプス》は大型獣早出し戦略と共存しやすい。
除去範囲マナの枚数よりコストが大きいクリーチャーマナの枚数以上コストを持つクリーチャー《サイコロプス》は正しく召喚した(あるいはコストの数が理論上正しく召喚できる範囲だった)場合には除去できない。
《オリオティス・ジャッジ》の「以上」なら正味のマナで正しく召喚したクリーチャーも対象にできる。
併せ持つ能力J・O・Eとそれに付随するキャントリップS・トリガー《サイコロプス》は空打ちして《ムゥリャン》感覚の初動キャントリップに使うこともできる。
《オリオティス・ジャッジ》は防御カードとして優秀。
コスト4コスト3コストただし《サイコロプス》は自身の軽減能力で2コストで使うこともできる。
カードタイプクリーチャー呪文攻撃の可否、受けられるサポート、デッキとの相性、メタなどで有利不利が左右される。
文明文明文明
種族ジョーカーズ無種族ジョーカーズ種族サポートが充実しておりこの点は差別化を図る上で大きい。

このように文明からカードタイプまで違うため、入るデッキも異なり、どちらが優れているとは一概に言えない。

環境において

登場当初は【赤単“轟轟轟”ブランド】【赤黒ドギラゴン剣】【5色ドギラゴン剣】に使われたが、《蒼き団長 ドギラゴン剣》殿堂入りに指定されると環境から死滅。

それでも【ウォズレックバジュラズテラ】が流行していた一時期、そちらへの返し手として使われることもあった。特に【チェンジザドンジャングル】では、《神秘の宝箱》《ニコル・ボーラス》を装填して大規模ランデスに対して《サイコロプス》を構える準備をするというガンメタが行われていた。

DMSP-02期のオリジナル環境では、余りに【ドギラゴン閃】系統が多いことから、【赤黒ドギラゴン閃】に対策として投入されるようになった。

それ以降も【赤黒バクロ法師】コスト踏み倒し系、早出し系の【速攻】コンボデッキへの対策として稀に2枚程度積まれることがあるが、ドラゴン基盤のデッキなどコスト踏み倒しをする一方でマナも伸びるデッキも少なくなく、実際は手札交換としてJ・O・Eを空撃ちされることも多い。

他のカード・デッキとの相性

アニメでの活躍

その他

  • モチーフは「サイコロ」と「ヒーロー」。名前の語感や、目からビームを出すという特徴から、MARVELコミックに登場するヒーローの一人「サイクロップス」が由来だろう[1]
  • カードイラストには1の目が単眼になっているサイコロの姿をしたジョーカーズが描かれている。その周囲には双六が展開されており、ジョーカーズフィニッシャー達が駒になっている。

戦績

デュエル・マスターズ!

関連カード

収録セット

参考


[1] 「サイクロップス」自体も名前の元を辿れば、ギリシア神話に登場する一つ目の巨人「キュクロープス」(サイクロプス)が由来である