《ジェリー・ローニン》

ジェリー・ローニン P 水文明 (2)
クリーチャー:サイバー・ウイルス 1000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。それがサイバーなら、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。

DMEX-08で登場したサイバー・ウイルス

山札の一番上サイバーならそれを手札に加えるcipを持つ。

要するに《アクア少年 ジャバ・キッド》のサポートをサイバーに置き換えた効果を持つが、種族の違いにより期待される動きは全く異なるだろう。
こちらはサイバーデッキの進化元手札補充として期待できる。

とはいえ、出てきた頃は超天篇で、時代としては遅かった感が否めない。
周囲のカードはこのカード以上にインフレしたスペックが多く、せめて《貪欲な若魔導士 ミノミー》ぐらいに山札を見る範囲を広げてデザインしてもよさそうなものである。

  • カードイラストには三度笠のようにクラゲの胴体を被った人型クリーチャーが描かれている。「主家を失った武士」としての浪人をイメージしたのだろう。
    • 単種族で人型のサイバー・ウイルスは珍しい。同種族で同じくクラゲモチーフの《グレープ・ジェリー》や、種族は異なるが姿形が似ている《電磁麗姫ジェリー》を彷彿させるイラストとカード名となっている。前者とはコストパワーが、後者とは手札補充能力が部分的に共通している。
    • もしかしたら、笠のクラゲが本体で、下の人型は操作している人形のようなものなのかもしれない。
    • 開発時点の想定は定かではないが、登場時点で採用される環境デッキが存在しないことから「浪人=ローニン」そのものとなっている。
  • 完全に余談であるが、このカードの情報が公開されたのはセンター試験の前日だった。センター前日に「浪人」とは受験生にとって不吉極まりないだろうが、発売直前の開封生放送で開けたパックからお披露目となった1枚であったため、運命の悪戯と言うほかない。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMEX-08
    水文明の奥深くに沈む電脳の秘密施設。ジェリー・ローニンは、かつてのウイルスの技術によって生み出されたものの、今は浪人としてそこの警護を気ままにやっている。

収録セット

参考