太陽王(たいようおう)ソウル・フェニックス》

太陽王ソウル・フェニックス VR 火/自然文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化V−自分のファイアー・バード1体とアース・ドラゴン1体を重ねた上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、一番上のカードだけがバトルゾーンから離れる。(下の2枚は別々のクリーチャーとなる)

DM-12で登場した/自然進化Vフェニックス

進化Vとはいえ、コスト4でパワー13000のT・ブレイカーと言えばなかなかのスペックだろう。

バトルゾーンを離れると進化元に分離する能力を持ち、除去されても大きくアドバンテージを失わないのが強みである。

他の同サイクルクリーチャーと同じく召喚には手間がかかる。
このカードは長期戦が苦手な赤緑のステロイド色のため、軽さに比例せず一層召喚しにくい。
幸いファイアー・バードにはドラゴンコストを下げられる《コッコ・ルピア》が存在し、アース・ドラゴンには《緑神龍グレガリゴン》《緑神龍カミナリズム》など、手頃な中型がいる。自然マナブーストカードのメッカなので、進化元のコストはあまり気にならないだろう。

バトルゾーンを離れる時進化元が分離するため、ある程度除去に耐性を持っていると言える。ただし、タップした状態で分離すると進化元もタップ状態で場に残る点には注意。これが仇となることが多く、そこを攻撃されて崩れることも多い。

また、サイクルの他の進化Vに比べると単調な攻めしかできないのもつらいところか。

専用デッキについては【太陽王ソウル・フェニックス】を参照されたし。

比較的簡素なテキストに反して、非常にルールのややこしいカードである。通常のプレイで発生するものは少ないが、不死鳥編以降のカードとの相互作用が多い。もし使うのであれば、以下の注意点を参照したい。

ルール

  • このクリーチャーにオレガ・オーラが付いている状態でこのクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、一番上のオレガ・オーラがバトルゾーンを離れることになる。この時、「(下の2枚は別々のクリーチャーとなる)」という注釈文は無視される。
  • このクリーチャーの攻撃時に革命チェンジ宣言をしてもチェンジは失敗に終わる。クリーチャー・オブジェクトはそれを構成しているカード全てがバトルゾーンを離れる状態でない限り、革命チェンジは成立しないルールから。

背景ストーリーにおいて

《英霊王スターマン》《蛇魂王ナーガ》《聖獣王ペガサス》《暗黒王デス・フェニックス》と共に目覚めた5体の「王」の一体であり、彼らと共に聖拳編背景ストーリーのラスボスとして登場。

《英霊王スターマン》《蛇魂王ナーガ》《聖獣王ペガサス》の3体を瞬殺した《龍炎鳳エターナル・フェニックス》相手に、《暗黒王デス・フェニックス》と共に1週間に渡る激戦を繰り広げる。この3体の争いは激しく辺り一帯を地獄絵図に変えるほどであったが、最後には《デス・フェニックス》と共に敗北する。

その他

  • 漫画「デュエル・ジャック!!」では主人公マナトのおばあちゃんが使用。進化Vの生命力で若返る事に成功した。対戦後は元のおばあちゃんに戻ったが。
  • pixivでは、イラスト担当のDaisuke Izuka氏が「ふくろう」というタイトルで公式イラストを投稿している。恐らくモチーフ。

デュエル・マスターズ プレイスでは

最新バージョンの性能

太陽王ソウル・フェニックス SR 火/自然文明 (4)
進化クリーチャー:フェニックス 13000
進化V−ドラゴン1体とファイアー・バード1体
T・ブレイカー
自分の他のクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。
バトルゾーンを離れる時、かわりに進化元の進化でないクリーチャーをそれぞれ別のクリーチャーとしてバトルゾーンに出す。その後、このクリーチャーはバトルゾーンを離れる。(バトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する)

DMPP-05で実装。レアリティスーパーレアに昇格。進化元のうちの1体がアース・ドラゴンからドラゴンになり、バトルゾーンを離れる時の挙動も若干変更された(後述)。
同弾では、軽量級の進化元やサポートも充実しているため、4ターンに召喚しやすくなっている。
2020年9月17日メンテナンス以降、自分の他のクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る能力が追加された。

別のクリーチャーが残る能力に関して、TCG版からの変更点

  • バトルゾーンに出すという処理になっているため、位相、攻撃中という状態、継続的効果を引き継がないようになっている。
  • 進化元召喚酔いする。
    • TCG版ではたとえ特性非クリーチャーになってもそのカードはいつからバトルゾーンにあったかは記憶される裁定(ドラグハート・クリーチャー参照)だが、デュエプレでは一度進化元として組み込まれたらその記憶は消失する模様。
    • G・リンク状態のゴッドを進化元にした場合はG・リンク状態で残り、(カード特性上)召喚酔いしない。
    • 覚醒させたサイキック・クリーチャーは召喚酔いする。そのクリーチャーがバトルゾーンで覚醒したかという情報は保持されない。
  • 「2体を」といった表記がないため、進化元が3体以上あるなら、もちろんすべて出すことができる。

バトルゾーンを離れる時の処理(VER.2.2.X版)

テキストでは、踏み倒し後にバトルゾーンを離れる書き方になっているが、実際はそうではない処理が行われる

  • 《ソウル・フェニックス》がバトルゾーンを離れる瞬間と、進化元がバトルゾーンに出るタイミングは同時である。
    • 自分のクリーチャーが《ソウル・フェニックス》を含め7体あった場合、離れる時には進化元が1体だけバトルゾーンに出され、《ソウル・フェニックス》は離れる先に移動し、出せなかった進化元は墓地に置かれる。
    • 《ソウル・フェニックス》が破壊される時、下から《屑男》といったトリガー能力持ちが出る場合でも、出された《屑男》などのトリガー能力は発動しない。

テクニック

デュエプレでは、進化元が全く同じになった《暗黒王デス・フェニックス》《龍炎鳳エターナル・フェニックス》と共存できるようになった。

また、TCG版とは違ってタップ状態が引き継がれないのも大きな強化点。
進化元がアンタップ状態で出るようになり、殴り返しのスキを晒さなくなった。
再度それらを進化元にして、このクリーチャーや《暗黒王デス・フェニックス》《龍炎鳳エターナル・フェニックス》を降臨させやすい。

スピードアタッカー付与と疑似除去耐性を同時に活用するには少々工夫が必要だが、付与能力のおかげで相手が《ソウル・フェニックス》を除去せず放置してチャンプブロックでT・ブレイクを防いでいるだけではジリ貧になっていくようになっている。

アップデート履歴

2020年8月20日に使用可能になってから、2020年9月17日実施のメンテナンスまでの28日間、次の能力を持っていなかった。

自分の他のクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。

その他

  • 決して出しやすいわけではないのに、除去耐性もスピードアタッカー付与も自身を出してからが本番という動き出しの遅さから使う意義を見出しづらく、全く使われていない。使用率が運営の想定を下回っていた結果、実装後に上方修正があったにもかかわらず上方修正後も使われなかった。
    • DMPP-07では出したターンから圧倒的なゲームエンド力を持つフェニックス《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》が登場している。進化条件自体はそちらのほうが難しいが、デッキに自然文明を入れる必要がないことと、シンパシーにより召喚コストが《ソウル・フェニックス》より低くなることから、実質の出しやすさもデッキの自由度も段違いに優れており、実際そちらは環境で活躍もしている。
  • DMPP-09EX実装と同日、ライバルの《アポロヌス・ドラゲリオン》がDP殿堂し、デッキに4枚入れられるという差別化点を手に入れた。
    • カードプールの増加により構築の範囲が広がり、ゼロ・フェニックスカップのNew Divisionではレジェンドに到達した人もいたようだ。
  • 皮肉なことに、デュエプレで得た他のフェニックスの差別化になる自軍全体スピードアタッカー付与が、TCG版ではあろうことか《龍炎鳳エターナル・フェニックス》を元にした《ダイナボルト <エタフェニ.Star>》が持ってしまっている。

サイクル

DM-12DMPP-05多色進化Vクリーチャー。
背景ストーリーにおいて、TCG版では5体の「王」、デュエプレでは五大王と呼称される。

関連カード

背景ストーリーのラスボス

フレーバーテキスト

  • DMPP-05
    突如現れた太陽王に、臆する事なく闘いを挑むバルホルス。しかし、不死の存在であるフェニックスに敵わないと悟ったのは、太陽王の炎がすべて焼き尽くした後だった。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考