禁断(きんだん)封印(ふういん)されしX(エックス)〜》

禁断〜封印されしX〜 KDL 火文明 (マナコストなし)KNDN〜SEALED X〜 KDL Fire
禁断の鼓動KNDN Pulse
この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。This pulse starts the game in the battle zone with 6 seals on it.
この鼓動はバトルゾーンを離れない。This pulse can't leave the battle zone.
禁断解放:この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。Unsealing : When this pulse has no seals on it, flip it to its creature side.
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。封印されているクリーチャーは無視される。)
禁断解放後⇒《伝説の禁断 ドキンダムX》
ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」のルールが適用される

カード名の「エックス」の表記は、実際のカードでは禁断文字、公式カードリストでは「X」

DMR-19で登場した禁断の鼓動

両面カードだが超次元ゾーン超GRゾーンには一切関与しない、ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード
封印6つを付けて置かれ、その間はゲームに干渉できない状態でバトルゾーンにとどまり続ける。
すべての封印がなくなると禁断解放によって裏返す処理を行い、禁断クリーチャーである《伝説の禁断 ドキンダムX》となる。

封印を外していくにはコマンドが必要となる。
そのため、ソニック・コマンドを使うデッキである【レッドゾーン】が主な活躍先となるだろう。
連続で侵略すれば侵略した数だけ封印を外すことができる。
他にも《リベレーション・オブ・ジ・エンド》《禁断U トルーパ》の能力で外すことも可能。

しかし、封印はすべてのカードを対象とした除去でも外せるため、現在では裏技式で禁断解放するデッキも開発されている。
代表例として【オールデリート】【VVギガタックジョリー】【超次元コントロール】を参照。

禁断解放を無視して、単にバトルゾーンに複数枚カードを用意する手段として活用されることもある。例としては《インフェル星樹》封印を2枚マナ送りにすることで、2枚のマナブーストと2枚ドローを実現できる。

環境での活躍についてはクリーチャー面である《伝説の禁断 ドキンダムX》の頁を参照されたし。

ルール

  • 「(封印を)外す」とは総合ルール701.23aでバトルゾーンから墓地に移動させることと定義されているが、禁断解放の条件はあくまで「封印がすべてなくなった時」であるため、墓地送り以外の方法で封印を外した際も禁断解放できる。
  • 両面カードだが、40枚のメインデッキの1枚に含まれる。これはカードタイプ「鼓動」の共通のルールである。
    • 正確には『(この)鼓動デッキの40枚とは別に用意する』記載がカードとルールの両方に無く、かつ『鼓動は指示された場所に配置する』ルールにより、今の運用となっている。デッキ40枚に含めるかどうかは今後のルール改定次第で変えられる部分ではあるため、特にこのカードを長らく使っていない場合は事前にルールを確認した方が良い。
  • ゲーム開始時、5つのシールド展開・5枚ドローの初期処理よりも先に封印を6枚付けなければならない。つまり、サイキック・クリーチャーなどを超次元ゾーンに用意するのと同じタイミングでバトルゾーンに封印を付けながら出す。処理順が逆だと、封印を付けられていない鼓動が宙ぶらりんのまま別の処理が行われていることになる。
    • 「コロコロ公式チャンネル」「デュエマTV」での処理ではこのような誤りがある。正しくは「タカラトミー公式チャンネル」(後にデュエマデドカミチャンネルに命名された)に公開された対戦動画のとおりなので注意。
  • コストマナコスト)を持たない。したがって、何らかの原因により敗北が回避されている状態で《禁断〜封印されしX〜》が手札にあってもプレイすることはできない。(注釈:通常であれば両面参照のルールに基づき、クリーチャー面によって敗北する)
    • コストを持たないセル同様に、コストを参照する場合は0として扱う。

その他

  • 「タカラトミー公式チャンネル」に公開された対戦動画にてWizards of the Coastのデュエル・マスターズカードデザイナー「ジェームズ」が使用。「禁断」の力を手に「禁断のジェームズ」として、当時の環境トップメタを握るDeadmanカミカミ王子に対峙する。
  • 原型となったのはMagic:The Gatheringの没メカニズム「禁断/Forbidden」と思われる。
    没メカニズムゆえに詳細は明かされていないが「封印されたカードを解放する」というコンセプトで「デッキ外に存在する『禁断のカード』の封印を解くことで使用可能にする」メカニズムであることが明かされており、メカニズム名も含めこのカードとの共通点が見られる。

殿堂ゼロデュエルにおいて

+  ルール変更前の考察

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

  • カード特性について

Q.自分のメインステップに《伝説の禁断 ドキンダムX》を手札に戻しました。このとき、何らかの効果でこのターンゲームに負けなくした場合、手札にある《禁断〜封印されしX〜》をコストを支払わずにバトルゾーンに出すことはできますか?
A.いいえ、《禁断〜封印されしX〜》にはもともとコストがなく、コストのないカードは使うことができません。《伝説の禁断 ドキンダムX》はコストがありますので、マナを99払うことができれば召喚することが可能です。また、何らかのクリーチャーを手札から直接バトルゾーンに出す効果で出すこともできます。
引用元(過去のよくある質問より)

  • 1つ目の能力について

Q.《禁断〜封印されしX〜》の能力で、ゲーム開始時バトルゾーンに置くとはどういうことですか?
A.ゲーム開始時とは、デッキのシャッフルが終わったあとで、シールドの配置や手札のドローの前の段階です。まず、このカードをバトルゾーンに置き、その上に封印を6つ付け、その後で通常通りシールドを5枚展開し、手札を5枚引きます。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.相手の封印の付いた《禁断〜封印されしX〜》がある状況です。自分の《天災 デドダム》が攻撃する時、自分は《超奇天烈 ギャブル》《SSS級天災 デッドダムド》の2枚を「侵略」能力の宣言をして、《天災 デドダム》の上に重ねました。《超奇天烈 ギャブル》の「出た時」の能力で、相手の《テック団の波壊Go!》を唱えて「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選び、《禁断〜封印されしX〜》に付いている封印をすべて手札に戻しました。「禁断解放」した《伝説の禁断 ドキンダムX》《SSS級天災 デッドダムド》の「出た時」の能力で選べますか?
A.いいえ、選べません。相手の《禁断〜封印されしX〜》が「禁断解放」するのは、自分の《SSS級天災 デッドダムド》の「出た時」の能力が解決された後です。《SSS級天災 デッドダムド》の「出た時」能力を解決する時点では、封印の付いていない《禁断〜封印されしX〜》なので、選べません。

+  総合ルール 603.3

引用元(2021.2.5)