音奏(おんそう) プーンギ》

音奏 プーンギ UC 光文明 (2)
クリーチャー:メタリカ/ワンダフォース 2500
相手の呪文を唱えるコストを1多くする。
自分のターン中、相手が呪文を唱えた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)

DMRP-09で登場したメタリカ/ワンダフォース

呪文コスト加重し、自分のターン中に相手が呪文唱えた時にGR召喚する能力を持ち、2コストにしてはあたりが強い呪文メタになっている。

メインデッキに入るコスト加重によるコスト2の呪文メタ《堕魔 ドゥスン》に次いで2例目。

《ヘブンズ・フォース》から《奇石 ミクセル》と共に出せば、2コストコスト踏み倒し呪文の両方にメタを張ることができる。しかも《タイム3 シド》《奇石 タスリク》より1コスト軽いため素出しのしやすさで差別化でき、2マナある状況なら《ヘブンズ・フォース》で出したとしても相手の《奇石 ミクセル》の影響を受けない。

【青単スコーラー】も、これ1枚で機能停止に追い込んでしまえる。

自分のターン中に相手が呪文を唱えた時にGR召喚する能力は、S・トリガー呪文を踏んだ際に役立つ。オマケのような能力だが、何もないよりは耐性として機能するだろう。【ナウ・オア・ネバーループ】のようなカウンター札において呪文への依存度が高いデッキに対しては良い展開手段となる。

先行ならば2ターン目の《フェアリー・ライフ》すら防ぐことができるうえ、S・トリガーで踏んでもクリーチャーの頭数を増やせる。
そのため、速攻に対して序盤からマナブーストを行い大型クリーチャー召喚するようなデッキには比較的強いと言える。
ただ、《テック団の波壊Go!》などの全体除去を打たれると、GR召喚できる量に対して除去される量が多くなりがちであり、これはケアし切れないと言える。

パワーラインも優秀で、同コスト帯に多いパワー2000のウィニーでは殴り返しすらままならない。《ゼンメツー・スクラッパー》火力範囲外という点も憎い。そのため、ごり押しにも比較的向いている。

環境において

超天篇環境では【赤白“轟轟轟”ブランド】【赤白レッドゾーン】で使用された。
同環境では《奇石 ミクセル》と合わせて十分にカウンター札をケアすることができる。呪文S・トリガーによるカウンターは大抵クリーチャーを踏み倒すか単体除去を行うかなので、早期に出せば《奇石 ミクセル》でクリーチャーの着地を阻害することができ、このカードGR召喚で単体除去をケアできる。全体除去には流石に弱いが、同環境では積極採用されていない。

超天篇環境で採用されるGRクリーチャーのパワーラインは3000以上が基準になっており、その点《KAMASE-BURN!》による効果バトル除去される恐れがあるが、そこで呪文コスト加重が活きる。

このカードが絶望的に不利であるという理由で《フェアリー・ライフ》《霞み妖精ジャスミン》に総入れ替えされるケースが頻発したことからも、このカードの影響力の程が分かるだろう。

DMEX-05期には《爆鏡 ヒビキ》と共に並べる構築まで【赤白“轟轟轟”ブランド】で見られるようになり、この構築が同期のチャンピオンシップ(3人1チーム戦)3位入賞を果たしている。相手の1回の呪文詠唱に反応させて一気にアドバンテージ差を付けるという意図で同時採用されたとみられる。

ただ、十王篇環境になると2コストでキリフダッシュにより召喚されるクリーチャー達にパワーで負ける面が目立ち、ごり押しは若干不自由になった。

《フェアリー・Re:ライフ》の登場が発表され、今後2コストマナブーストを重用する多くのデッキにおいて《フェアリー・ライフ》と《フェアリー・Re:ライフ》の8枚体制となる見通しが立つと、呪文メタとして評価が向上。王来篇環境では前期の【赤白ドギラゴン閃】、後期の【赤白我我我ブランド】で使われた。

アビス・レボリューション環境時点では呪文のコスト踏み倒しである《蒼狼の大王 イザナギテラス》が余りに多く腐る場面も目立つため、【白単ドラン・ゴルギーニ】のみが主な居場所となった。

その他

  • カード名にある「プーンギ」とはインドに伝わる笛のこと。ひょうたんと竹管を組み合わせたものであり、ヘビ使いが好んで使用する。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


公式Q&A

Q.相手のバトルゾーンに《音奏 プーンギ》がいる時に「キリフダッシュ」の呪文を唱える場合、「キリフダッシュ」のコストは増えますか?
A.はい、《音奏 プーンギ》の能力は「キリフダッシュ」で唱える時にも適用されます。
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