キリフダッシュ

<キリフダッシュ>[文明(X)|無色(0)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、この(カードタイプ)を[文明(X)]支払って|コストを支払わずに(使って)もよい。)

DMRP-13で登場したキーワード能力

勝熱英雄モモキング KGM 火/自然文明 (8)
クリーチャー:ヒーロー/ジョーカーズ/チーム切札 12000
<キリフダッシュ>[火/自然(6)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーを[火/自然(6)]支払って召喚してもよい。)
スピードアタッカー
T・ブレイカー
各ターン、このクリーチャーがはじめて攻撃する時、その攻撃の後、このクリーチャーをアンタップする。
多色ではない呪文の効果、または、多色ではないクリーチャーの能力によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
モモダチパワー!!! R 火文明 (5)
呪文:ジョーカーズ/チーム切札
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
<キリフダッシュ>[火(1)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、この呪文を[火(1)]支払って唱えてもよい)
相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
弩闘!桃天守閣 R 火/自然文明 (5)
D2フィールド:ジョーカーズ/チーム切札
<キリフダッシュ>[火/自然(2)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このD2フィールドを[火/自然(2)]支払って展開してもよい)
自分のクリーチャーがブロックされた時、相手のシールドを1つブレイクする。
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、自分のクリーチャーはタップされない。
自分のクリーチャーがタップしてバトルゾーンに出る時、かわりにアンタップして出る。
(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)
キタカゼマンA C 火/自然文明 (2)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札 2000
<キリフダッシュ>[無色(0)](自分のクリーチャーの攻撃の終わりに、そのクリーチャーがその攻撃中にシールドをブレイクしていれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい)
自分のマナゾーンに火のカードと自然のカードがそれぞれ1枚以上なければ、このクリーチャーは攻撃できない。

自分のクリーチャー攻撃中にシールドブレイクすれば、指定された文明と指定された数のマナを支払うことで召喚または詠唱または展開できる能力
[無色(0)]の場合もあり、その場合は「0マナを支払う」のではなく、「コストを支払わずに」という処理になる。

マナさえあれば一度に複数枚のキリフダッシュを発動させる事も可能。
当然ブロッカー等で攻撃を止められて、シールドをブレイクできなければ能力も使えないため、あらかじめそれを除去できるカードを用意したいところ。

この能力を使うには、当然ながら使えるマナを残しておく必要があるが、この能力を使うためにメインステップ中にマナを温存したにもかかわらず、シールドブレイク前に何らかの方法で攻撃クリーチャーが除去されるなどしてこの能力を使えなかった場合は、温存した分が無駄になってしまうため注意。
また、《ミラクル・ルンバ》《メガ・マナロック・ドラゴン》の様にマナを縛ってくる相手も天敵。

ルール

  • キリフダッシュ能力は誘発型能力である。他の誘発型能力によって解決を待機している効果があれば、それを先に解決することができる。
  • キリフダッシュ能力を誘発させるには、使用宣言が必要である。他の「攻撃の終わり」の能力が誘発するタイミングで使用宣言しなければ、解決できない。
  • 使用宣言タイミングが過ぎた時点でキリフダッシュを持ったカードが手札に来ても、そのキリフダッシュ能力を解決することはできない。
  • 《バングリッドX7》などの効果によってマナ召喚できる状態であれば、マナゾーンのクリーチャーのキリフダッシュを使って召喚することもできる。
  • キリフダッシュの使用宣言しても、解決の前に別のゾーンに移動してしまうと解決できなくなる。例えば、自分の《バングリッドX7》がいる状態で、マナゾーンにあるクリーチャーのキリフダッシュ能力の使用宣言をして、それを解決する前に手札に戻したりしてもそのキリフダッシュ能力は解決できない。
  • 支払うマナが足りなくても、能力の使用宣言自体はできる。
    • キリフダッシュ能力を解決する時点で、支払うマナが足りていれば解決できる。
  • 1回の攻撃で、複数のカードの「キリフダッシュ」を同時に使うこともできる。
  • 勘違いしてはいけないが、この能力の発動条件は「クリーチャーが攻撃中にシールドをブレイクする」ことではなく、「攻撃クリーチャーがブレイクする」ことが条件である。攻撃クリーチャー以外がシールドをブレイクしても、キリフダッシュは発動しないため注意。
  • 「攻撃の終わり」のタイミングが来る前に、攻撃クリーチャー除去されても、そのクリーチャーがシールドをブレイクしていれば、キリフダッシュ能力を使うことができる。
  • 自分のシールドをブレイクしても、それが攻撃クリーチャーによるブレイクなら、キリフダッシュは発動する。
  • 出せない」状態のみ、「(クリーチャーを)召喚」するキリフダッシュの使用宣言を済ますことはできる。
    • 解決のタイミングで、ロックが解けていればその能力を解決することができる。もちろんロックが継続しているなら不発に終わる。
    • 召喚できない」「唱えられない」「展開できない」状態なら、そのカードの使用宣言すらもできない。
  • ブレイク」することが条件のため、シールド焼却したり、「シールドを手札に加える」効果で手札に加えてもキリフダッシュの発動条件の達成にはならない。などもちろん、ブレイクしようとしたシールドがブレイク置換効果で別の処理をされてもキリフダッシュの発動条件は達成しない。
  • 誘発タイミングは、攻撃の後ではなく、「攻撃の終わりである。「攻撃の後」は、「攻撃の終わり」の後のタイミングを指すので、混同しないように注意。

テクニック

一見すると条件付きのコスト軽減だが、攻撃ステップ中に能力を使えるのがミソで《タイク・タイソンズ》Jチェンジしてバトルゾーンを離れた時の効果で増えたマナも使えるという利点がある。

攻撃中にシールドをブレイクしたクリーチャーが除去されても発動できるのはブレイク・ボーナスにはなかった魅力で、S・トリガーを踏んで自分のクリーチャーがオールタップされてもそこから追撃できることも評価点。

ブロック攻撃曲げ、攻撃中止などでシールドブレイクできないとこの能力を使えないため、その点は念頭に置くべきである。

キリフダッシュの弱点として、あらかじめアンタップしているマナを残しておく必要があること。もし、マナを温存しておいてキリフダッシュが不発に終わった場合、その温存していたマナが無駄になってしまう。
攻撃中に除去されてもブレイクさえしていればいいので、攻撃クリーチャーなどがS・トリガー除去されても能力は発動できるが、ブロッカー攻撃曲げを持つクリーチャーを突破できないとキリフダッシュできず、もし除去してもニンジャ・ストライクなどで止めらる可能性はある。しかも、もし攻撃が通ったとしても、S・トリガーから《猟奇と耽美の人形劇》のようなハンデスでキリフダッシュ持ちのクリーチャーが手札から落とされたり、《マナ・クライシス》などでマナを削られてコストが足りなくなったり、《終末の時計 ザ・クロック》でターンをとばされたりなどの危険が潜んでいる。なので、キリフダッシュ不発のリスクは常に念頭に置き、できる限りそのリスクを下げるようなプレイングを心掛けたい。

ブレイクするのは相手のシールドでなくてもよいので、《モモダチ ケントナーク》《燃えろ!アポロソくん》などでクリーチャーを攻撃中に自分のシールドをブレイクした場合、S・トリガーブロッカーに邪魔されずにキリフダッシュを発動できる。

その他

  • デザインの原型はMagic:The Gatheringのキーワード能力「絢爛」と思われる。こちらはラヴニカのの勢力「ラクドス教団」の能力として登場しているが、開発段階ではの勢力「グルール一族」の能力として開発されていたという経緯を持ち、ある意味先祖返りした形となる。
  • マナの支払いが必要な点、リスクのある行為であるブレイクが必要な点、そのことからブロッカーに弱い点、これらがネックとなって革命チェンジほどの活躍は見せなかった。
  • 2021年10月にデュエチューブに公開された動画で読み上げられたDeadmanのコメントによると、主人公のチームなので攻撃的かつ直感的、さらに誰が使っても強いという目標を立てて開発を始めたというが、プロトタイプではコストを支払わずに召喚する扱いであったので、ルールとして分かりやすかった一方でゲームが進まなかったりノーリスクで一方的な展開になったりというゲーム性における大きな問題を孕んでいたという。最終的に、マナコストシンボルのアイデアを流用し、そのアイデアをブラッシュアップすることで、現在のメカニズムが生まれた。
  • 射場本氏のTwitterによると、開発時の名前は「Break Cast」とのこと。Break(シールドブレイク)してCast(カード使う)という単純な組み合わせから取られている。

「キリフダッシュ」に関連する効果を持つカード

参考


公式Q&A

Q.「キリフダッシュ」とはなんですか?
A.カードの持つ誘発型能力です。この能力は、この能力を持つカードが使用できるゾーンにあることで機能します(ほとんどの場合は手札です)。条件を満たすことで攻撃終了ステップのはじめに能力がトリガーします。
引用元

Q.「キリフダッシュ」のコストはどうやって支払えばいいですか?
A.能力に記載されたマークの色に対応した文明と、その中に書かれた数字分のマナを支払ってください。例えば、《勝熱龍 モモキング》を「キリフダッシュ」で召喚する場合、火文明と自然文明のマナを含む5マナを支払います。
引用元

Q.自分のバトルゾーンに《ヤッタレマン》がいる時にジョーカーズを持つクリーチャーの「キリフダッシュ」を使った場合、「キリフダッシュ」のコストは少なくなりますか?
A.はい、《ヤッタレマン》の能力は「キリフダッシュ」で召喚する時にも適用されます。
引用元

Q.相手のバトルゾーンに《音奏 プーンギ》がいる時に「キリフダッシュ」の呪文を唱える場合、「キリフダッシュ」のコストは増えますか?
A.はい、《音奏 プーンギ》の能力は「キリフダッシュ」で唱える時にも適用されます。
引用元

Q.自分のバトルゾーンに《ドンドド・ドラ息子》がいる時に、《勝熱龍 モモキング》を「キリフダッシュ」で召喚しようとしました。この際、「J・O・E 2」を使って2コスト少なく召喚することはできますか?
A.はい、できます。「キリフダッシュ」はコストを支払う召喚なので、「J・O・E 2」でコストを少なくすることができます。
引用元

Q.自分の攻撃クリーチャーが相手のシールドをブレイクした後、「S・トリガー」などによって攻撃が終わる前にバトルゾーンを離れた場合、「キリフダッシュ」を使えますか?
A.はい、使用できます。攻撃終了ステップの開始時に「キリフダッシュ」を持つカードが手札にあれば、攻撃クリーチャーがバトルゾーンを離れているかどうかは問いません。
引用元

Q.自分のバトルゾーンに《バングリッドX7》がいる時、マナゾーンにあるクリーチャーの「キリフダッシュ」を使えますか?
A.はい、使えます。手札から使うのと同様に、マナゾーンから使用する「キリフダッシュ」を相手に分かるよう宣言してください。
引用元

Q.《武闘世代 カツキングJr.》が持つ「攻撃する時」の能力でシールドをブレイクした場合にも「キリフダッシュ」は使えますか?
A.はい、使えます。攻撃中にそのクリーチャーがシールドをブレイクしていれば、それが能力によるブレイクであったとしても「キリフダッシュ」を使うことができます。
引用元

Q.《The ジョギラゴン・アバレガン》などの能力で、攻撃クリーチャーが自分のシールドをブレイクしていた場合にも「キリフダッシュ」を使えますか?
A.はい、使えます。
引用元

Q.1回の攻撃で「キリフダッシュ」を同時に2枚以上使えますか?
A.はい、使えます。複数枚の「キリフダッシュ」を同時に使う場合、使いたい「キリフダッシュ」を持つカードを全て相手に見せ、使用を宣言します。その後、それらを1枚ずつ解決していきます。
引用元

Q.自分のクリーチャーの攻撃の終わりに《熊四駆 ベアシガラ》2体の「キリフダッシュ」の使用を宣言しました。この際、1体目の《熊四駆 ベアシガラ》を召喚した後、2体目を召喚する前に1体目の「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」の能力を使えますか?
A.はい、使えます。《熊四駆 ベアシガラ》を召喚することで誘発する効果があった場合、その解決と2体目の《熊四駆 ベアシガラ》の召喚は好きな順序で行うことができます。
引用元

Q.《ライマー・トール》で攻撃しシールドをブレイクした後、《勝熱英雄 モモキング》の「キリフダッシュ」を使おうとしています。《ライマー・トール》の「攻撃の後、このクリーチャーを破壊する」能力と、「キリフダッシュ」はどちらが先に発動しますか?
A.「キリフダッシュ」を使うのが先です。「キリフダッシュ」のような、「攻撃の終わり」に発動する能力を全て解決し終えてから、《ライマー・トール》が持つような「攻撃の後」に発動する能力を解決します。
引用元

Q.自分の《街に届かぬ月のアカリ》の攻撃の終わりに《モモダチ モンキッド》を「キリフダッシュ」で召喚しました。《街に届かぬ月のアカリ》の「攻撃の後」の能力と《モモダチ モンキッド》の「出た時」の能力は、どちらを先に解決しますか?
A.《モモダチ モンキッド》の「出た時」の能力を先に解決します。
「攻撃の後」は、「攻撃の終わり」よりも後のタイミングです。なので、まずは《モモダチ モンキッド》の「出た時」の能力を解決し、その後「攻撃の後」に《街に届かぬ月のアカリ》が破壊されます。
引用元

Q.《超音速 ターボ3》でシールドをブレイクした後、「攻撃の終わりに」の能力でカードを3枚引きました。その中に「キリフダッシュ」を持つカードがあった場合、続けてその「キリフダッシュ」能力を使うことはできますか?
A.いいえ、できません。攻撃の終わりに誘発する効果の解決中に「キリフダッシュ」を持つカードを引いたとしても、それを使用することはできません。
引用元

Q.クリーチャーを「キリフダッシュ」で召喚する際、《龍覇 ザ=デッドマン》の能力を使って、マナゾーンの光文明、水文明、闇文明、火文明、自然文明の5枚をタップして召喚することはできますか?
A.いいえ、できません。「キリフダッシュ」は代替コストです。《龍覇 ザ=デッドマン》の2番目の能力も代替コストでの召喚を示しています。代替コストを代替コストで置き換えることはできないので、「キリフダッシュ」のコストをこの能力で置き換えて召喚することもできません。
引用元

Q.「キリフダッシュ」は、マナコストが支払えない状況でも宣言だけすることができますか?
A.はい、できます。実際にマナを支払うのは効果の解決時になるので、他の「攻撃の終わりに」の能力などでマナが増えれば「キリフダッシュ」を使うことができます。また、解決に際してマナコストを支払えなかった場合、宣言した「キリフダッシュ」を持つカードは手札に残ります。
引用元

Q.《モモダチ モンキッド》が攻撃してシールドをブレイクし、「S・トリガー」によって手札に戻された場合、この攻撃の後、戻された《モモダチ モンキッド》の「キリフダッシュ」を使えますか?
A.はい、使えます。
引用元

Q.メインステップ中に《テキサス・ストーム》を唱え、自分のクリーチャーがシールドをブレイクした時、「キリフダッシュ」は使えますか?
A.いいえ、「その攻撃中」ではないシールドのブレイクですので、「キリフダッシュ」を使用することはできません。
引用元

Q.《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》で攻撃し、相手のシールドをブレイクする時、能力により相手のシールドが手札に加わるかわりに墓地に置かれました。この攻撃の終わりに《アーサー・ポンアタイム》の「キリフダッシュ」を使えますか?
A.いいえ、使えません。《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》の能力はブレイクを置換しているため、シールドのブレイクを発動条件としている「キリフダッシュ」も使うことができません。
引用元

Q.自分のジョーカーズが攻撃した時、自分は《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》に「革命チェンジ」しました。「出た時」の能力でカードを1枚引き、《アイアン・マンハッタン》を捨て、その「出た時」の能力で相手のシールドを2つ残し、他のシールドをブレイクしました。その後、《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》の攻撃は相手のブロッカーによってブロックされましたが、その攻撃の終わりに、自分は「キリフダッシュ」の宣言ができますか?
A.はい、できます。《アイアン・マンハッタン》の「出た時」の能力でブレイクする効果の発生源は《ジョギラゴン&ジョニー 〜Jの旅路〜》になります。
引用元(2021.9.24)

Q.自分の《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》のみがバトルゾーンにいる状況です。
《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》で相手プレイヤーを攻撃し、シールドをブレイクしました。その後、「攻撃の終わりに」の能力で、《勝熱英雄 モモキング》を墓地から「キリフダッシュ」コストを支払って召喚できますか?
A.いいえ、できません。「キリフダッシュ」と《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》の能力は、どちらも攻撃の終わりにトリガーして、効果が解決することでクリーチャーを召喚する能力です。これらはそれぞれが独立して解決するので、両方を同時に適用することはできません。
引用元(2022.02.18)