ニート

DMEX-08で登場した種族

奇跡の長男 おそ松 P 火文明 (3)
GRクリーチャー:ニート 1000+
パワーアタッカー+1(攻撃中、このクリーチャーのパワーを+1する)

アニメ「おそ松さん」とのコラボで登場したGRクリーチャーのみが持つ。

「おそ松さん」に登場する6つ子が全員NEET(ニート)(Not in Education, Employment,or Trainingの略。教育、雇用、職業訓練を受けていない若者)であることにちなんだ種族。
ニートいじりは同作の作風と言ってよく、アニメ公式サイトで確認できる6つ子のキャラ紹介は「ニート。童貞。〜」で統一されている。

いずれもイメージカラーに対応した文明を持つ(ピンクのトド松は無色)コスト3のGRクリーチャーで、イラストでは6つ子がジョー編メインキャラのコスプレをしている。
DMEX-08に収録されている6種類を2枚ずつ用意することでちょうど12枚になり、超GRを松野兄弟で埋め尽くせる。

コラボ種族にはありがちなことだが、種族サポートが存在せず種族カテゴリにも属さないため、実際のゲームでこの種族がメリットになる場面は多くない。
また、他の種族との複合ができないらしいことは特筆に値する。カワイさを上げる能力を持つ《自由の末弟 トド松》ですら、ジョーカーズとの多種族ではない。【GRジョーカーズ】全盛の超天篇期に登場した種族ながらそれらとシナジーがないのは残念なところ。

全体的に低パワースペック的にも既存カードの下位互換が多く、《煌めく五男 十四松》以外は環境で使われた実績を持たない。あるいは構築戦で「役立たず」なことを指してニートという種族名なのかもしれない。
一方で、カジュアルでは場が盛り上がること間違いなしのネタ能力を多数擁する種族でもある。

命名ルールは《(二字熟語)の(続柄) 〜》。二字熟語の部分はコスプレしているキャラクターに関連する言葉から選ばれることが多い。《煌めく五男 十四松》は例外で、二字熟語ではないがキラを意識した冠詞になっている。
また、アーマード・ドラゴンが「《スーパーしりとりガー》スーパー・ボーナスで必ず破壊される種族」と呼ばれるのとは反対に、松野家の6つ子は全員名前が〜松で終わるため、ニートは絶対に終音「ん」にならないサバイバーも終音「ん」が存在しないが、ニートほどきっちりとした命名ルールではない。

すべてのカードにホイルバージョンが存在し、イラストの隅に6つ子それぞれのサインが書き込まれている。12枚ホイルで集めたい場合、入手に苦労することは必至。
また、ニートだけでDMEX-08の特殊ホイル枠を6枚消費しているということでもあるため、色々な意味でコレクター泣かせな種族である。

  • チョロ松はみんな好き勝手言ってるとひと括りにしているが、一松だけは原典のセリフを正しく読み上げており、やや不憫。
  • ヴァイスシュヴァルツには《“奇跡のバカ”おそ松》なるカードが存在するが、元ネタが同じ[1]だけで《奇跡の長男 おそ松》とは関係ない。

参考


[1] アニメ公式サイトに「おそ松:小学生のまま成長した奇跡のバカ」という説明文があった