メタリカ

DMR-23にて初登場した種族であり、DMRP-03から無色のものも登場。十王篇にて水文明のものも登場。
同時期に登場した他種族同様、種族内で明確な階級社会が構成されており、当初は「ゴーレム」「銀の民」「奇石」の3つの階級に分けられていた。これら3つの階級はそれぞれ、別種族とも思えるほどに容姿や命名ルールにおいて分断されている。
背景ストーリーの流れによって、上述の3階級に属さないものも登場してきている。
多種族冠詞は「輝晶」。
ラテン語で「金属」を意味する「Metallica」が種族名の由来となる。

文明らしく、秩序の維持を重視する種族

「ゴーレム」

山のような鉱石に精神が宿った超巨大生物。
「銀の民」達に崇拝される存在。《オヴ・シディア》を中心に、メタリカ、ひいては新章デュエル・マスターズにおける文明全体を支配する階級であったが、マスター・ドラゴン登場以降はそちらに覇権が移行した。

命名ルールは「〜の〜 ○○」が基本形で、○は漢字二文字。なお、この漢字二文字は、ほとんどが漢字辞書には載らない独特の熟語で、能力にちなんだものが多い。

星の導き 翔天 VR 光文明 (6)
NEOクリーチャー:メタリカ 5500
NEO進化:自分の光のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先を、このクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
相手のターンのはじめに、このクリーチャーがタップしていたら、光のコスト8以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンにタップして出してもよい。

《オヴ・シディア》に似た姿をした「正義の煌き 〜」(〜はカタカナ)という命名ルールを持つクリーチャーも存在する。《青守銀 ヘイロー》フレーバーテキストから察するに、《オヴ・シディア》の雫から生まれたクリーチャー達だろう。

正義の煌き オーリリア VR 光文明 (4)
クリーチャー:メタリカ 4500
このクリーチャーをアンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
ラビリンス:自分のシールドの数が相手より多ければ、相手はコスト5以下の呪文を唱えられない。

「銀の民」

全身が純銀で出来ている人型クリーチャー。
「奇石」を操り、神の器である「ゴーレム」を呼び出し崇める者達。
「銀の民」と「ゴーレム」の2階級の構図は、エピソード3背景ストーリーにおけるオラクルゴッド・ノヴァの関係を思わせる。

命名ルールは「○○銀 〜」で最初の○には色を示す漢字が入る。

赤攻銀 アサラーム SR 光文明 (7)
クリーチャー:メタリカ 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを数える。それと同じ枚数のカードを、自分の山札の上から裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。
自分の光ではないカードの「S・トリガー」は使えない。
  • DMRP-02時点で冠詞は「赤攻銀」「青守銀」「緑知銀」の3種が存在し、能力の共通点としては
    • 赤攻銀:展開や味方のパンプアップなど、バトル(「攻」撃)に関わる能力。
      • アラビア語を主に名前の由来としている。
    • 青守銀:攻撃曲げブロッカー等、自分のクリーチャーを「守」る能力
      • ヨーロッパの言語(英語、ドイツ語、ロシア語など)を由来としている。
    • 緑知銀:ドロー(「知」識)に関する能力
      • 中国語、韓国語を由来としている。

「奇石」

光の魔力で鉱石の欠片に意思が宿ったとされる生命体。
この「奇石」達が「銀の民」に操られ、「ゴーレム」へと昇華する。

外見的には非進化ガーディアンに鉱物要素が加わったような感じとなっている。

命名ルールは「奇石 〜」。〜は片仮名で、実在する鉱石を捩った名前になる。

奇石 タトイズ UC 光文明 (5)
NEOクリーチャー:メタリカ 5000
NEO進化:自分の光のクリーチャー1体の上に置いてもよい。(クリーチャーが下にあれば、これをNEO進化クリーチャーとして扱う)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、クリーチャーを1体選び、タップしてもよい。

「DG」

ジョーカーズのマスターの絵を基に、新章世界から消滅していたドラゴンを再び誕生させようという、光の女王による計画。
またはその計画に関する、名前に『DG』を持つクリーチャー。
全て無色クリーチャーであり、背景ストーリーの進行に伴って姿がドラゴンを思わせるものに変わっていくのが特徴。
用語自体はDMRP-02から出ていたが、これに属するクリーチャーが出てきたのはDMRP-03からである。
《煌龍 サッヴァーク》誕生以降は登場していない。

命名ルールは「DG〜○○〜」。(最終段階に近い《サッヴァークDG》と取り込まれた《オヴ・シディアDG》のみ例外)

DG 〜ヒトノ造リシモノ〜 DG 無色 (6)
クリーチャー:メタリカ 5000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時またはタップした時、自分と相手のシールドを1つずつ選ぶ。このクリーチャーは選ばれたそれらのシールドをブレイクする。
自分のシールドゾーンから手札に加えるメタリカまたは裁きの紋章すべてに「S・トリガー」を与える。

詳細はDGを参照。

「マスター・ドラゴン」

DMRP-04裁から登場した、プランDGの最終形態かつドラゴンが滅んだ世界に再び誕生したドラゴン。
《サッヴァークDG》から進化した存在だが、DGの時には持っていなかった文明を得ている。
絶大な力を持ち、《オヴ・シディア》に代わってメタリカを牽引する階級となった。

メタリカマスター・ドラゴンと言った場合、背景ストーリー上は《煌龍 サッヴァーク》とすべて同一人物である。なお、マスター・ドラゴン自体は他文明にもいる

煌龍 サッヴァーク MDG 光文明 (7)
クリーチャー:マスター・ドラゴン/メタリカ 11000
ドラゴン・W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする。各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目を、裏向きのまま新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置くか、表向きにして自分のシールド1つの上に置く)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある相手のカードを1枚選び、表向きにして持ち主のシールド1つの上に置く。
自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにいずれかのシールドゾーンにある表向きのカードを1枚選び、持ち主の墓地に置いてもよい。

「サバキスト」

DMRP-04裁から登場した、マスター・ドラゴンの誕生を境に産まれた派閥。特殊種族サバキストを併せ持つ。
新章時点の3つの階級のいずれかに準拠した姿をしている(ただし命名ルールは共通)。

詳細はサバキストを参照。

セツナノ裁徒(サバト) UC 光文明 (3)
クリーチャー:メタリカ/サバキスト 3500
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分のシールドを1つ、墓地に置く。

「音奏」

音楽でGRクリーチャーを呼び出す能力を持った一族。
大半のクリーチャーGR召喚する能力またはGRクリーチャーに関する能力を持っている。
命名ルールは「音奏 〜」、そのうちシンパシークリーチャーを持つものは「審絆 〜」。〜には楽器名を捩った名前が入る。

音奏 ハープララ R 光文明 (3)
クリーチャー:メタリカ/ワンダフォース 9500
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。
バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーが2体以下なら、このクリーチャーはアンタップしない。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)

「白皇石」

超GRの発現によって生まれた新たなメタリカ。全てGRクリーチャーである。
その名の通り白い石で出来た彫刻のような姿をしている。
命名法則は「○○の意志 〜」、上位のものは「白皇○の意志 〜」。〜には実在の芸術家の名前を捩った名前が入る。

純白の意志 ヴィンチ C 光文明 (3)
GRクリーチャー:メタリカ/ワンダフォース 3500
(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)

「チーム銀河」

光のマスターの結成したチーム銀河に所属するメタリカ。
レインボーの力を得たことで、/多色、および単色となった者もいる。
固有能力ギャラクシールドを中心に、シールドに関係する能力持ちが多い。

「純愛の紅」 R 光文明 (6)
クリーチャー:メタリカ/チーム銀河 6500
<ギャラクシールド>[光(3)](このカードを使うコストの代わりに、[光(3)]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く)
自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが表向きでシールドゾーンに置かれた時、またはバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選びタップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。

「レクスターズ」

レクスターズに所属するメタリカ。
チーム銀河とイラストや名称ルールに共通点を持つクリーチャーも多く、チーム銀河が抜けて代わりにそのままレクスターズが入ったような形である。

「正義星帝」 <鬼羅.Star> SR 光文明 (5)
スター進化クリーチャー:メタリカ/ヒューマノイド/レクスターズ 8500
スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、カードを1枚引く。その後、コスト4以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
自分のコスト4以下のクリーチャーはすべて「ブロッカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップする。

その他

超天篇から登場したクリーチャーで、「シンパシークリーチャー」を持つものはカード名に「審絆」を持つ。


文明らしくブロッカーシールドを増やす守りの戦略を得意とする。
また、一部のメタリカが持つ攻撃曲げ能力や、シールドが相手より多いと発揮するラビリンス能力により、より強固な守りを形成する。
さらに、地味ながら手札補充にもやや優れる。これは攻撃曲げの用意として用いられるタップを代償にして使える場合が多い。

DMBD-04にて同じ文明のギミックとして裁きの紋章が登場したことを皮切りに、呪文表向きシールドに関する能力も増えつつある。
DMRP-04裁辺りより裁きの紋章マスター・ドラゴンを主軸としたデッキも組まれるようになった。(【サッヴァーク】
双極篇前後からは「自分のクリーチャーが相手のより多い場合」に効果を発揮するものが増えだし、超天篇では本格的に数で攻める種族となりつつある。

新章デュエル・マスターズ背景ストーリー中で、ドラゴン再生計画(プランDG)を進行させる。

超天篇背景ストーリーでは光のマスター以下、敵の命を無暗に奪うといった独善的な正義をやめて純粋に5文明の平和のために戦うようになった。

十王篇では、光のマスターチーム銀河を結成。レインボーの力を得たことにより、/、及び単色のメタリカも登場した。また、月光王国のメタリカも登場した。

メタリカに関連する能力を持つカード

メタリカを進化元とするカード

「メタリカ」とある種族

参考