#author("2024-03-11T20:15:15+09:00","","")
#author("2024-10-17T19:49:07+09:00","","")
*手札交換 [#i688bd47]

[[手札]]を捨てた後に[[ドロー]]する、あるいはドローしてから[[手札]]を[[捨てる]][[能力]]または[[効果]]の俗称。
[[捨てる]]、すなわち[[墓地]]に置くもの以外に、[[山札]]の一番下に置く、または山札に加えて[[シャッフル]]するものもある。
//規定の枚数[[捨てる]]か[[山札]]に戻すと同時に、それと同じ枚数かそれ以上のカードを[[ドロー]]する行為のこと。

|戦略のD・H アツト C 水/闇文明 (2)|
|クリーチャー:ヒューマノイド/ヒーロー 2000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを2枚引いてもよい。そうしたら、自分の手札を2枚捨てる。|

|サイクロン・パニック UC 火文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|各プレイヤーは自分自身の手札をそれぞれの山札に戻してシャッフルし、その枚数と同じ枚数のカードを引く。|

[[ドロー]]及び[[捨てる]]枚数がそれぞれ固定のものと、捨てる枚数が変動しそれと同じ枚数のドローができるものがある。
前者は[[《サイバー・チューン》]]のように引く枚数が多めに設定されているものもあり、[[ハンドアドバンテージ]]の損失を軽減できる。
後者は基本的に同じ枚数なので、[[呪文]]などで使うと[[ハンドアドバンテージ]]を損失してしまう。一応こちらも[[《ニンプウ・タイフーン》]]のように余剰に[[ドロー]]できるものもあるが、非常に少ない。

主な使い方としては、[[腐っている>腐る]][[カード]]を腐っていない[[カード]]に交換すること。当然[[ドロー]]なので運は絡むものの、手札の質を向上させ、[[事故]]の確率を減らすことができる。
また[[ハンドアドバンテージ]]が少ない分、単純な[[ドロー]]に比べて[[コスト]]が低めに設定されていることが多い。[[捨てる]]タイプのものは[[マッドネス]]の起動や[[墓地肥やし]]などにうってつけ。

[[《ガード・グリップ》]][[《エマージェンシー・タイフーン》]]等の1枚手札が増える呪文も、唱えた分差し引きで手札の枚数が変わらず[[ハンドアドバンテージ]]は得ていないので手札交換に含める事が多い。

-[[墓地肥やし]]を伴う手札交換の場合、一度墓地に置くために公開しきった手札は「待った」して手札に戻すことは許可されない可能性が高い。(ジャッジの判断に従うこと。)競技性の高い大会では注意が必要である。
--手札を裏向きにした状態で[[ゲーム台]]に伏せてから[[プレイング]]を考える様子はしばしば見られる。これだとまだ公開が成立していないので、そのカードを手札に戻すことは問題ない。もちろん、考えがまとまったら表向きの状態で墓地に置く必要がある。

-[[捨てる]]タイプはその[[コスト]]の軽さからどんどん[[山札]]を掘り進めることになる。ライブラリアウトには注意。
-[[捨てる]]タイプはその[[コスト]]の軽さからどんどん[[山札]]を掘り進めることになる。[[ライブラリアウト]]には注意。
--数は少ないが、[[《奇術王エンドレス・パペット》]]のように手札を捨てる事に対して反応するカードにも注意が必要である。

-[[《闘竜麗姫アントワネット》]]など「捨て、''その枚数''〜」というテキストなら、[[マッドネス]]や[[《夜露死苦 キャロル》]]といった結果的に手札から墓地に移動しなかったカードも枚数にカウントする。
--手札交換にはそういったテキストは存在しないが、[[裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31661/]]により、「捨てる。その後、''捨てた枚数''〜」といったテキストなら、結果的に手札から墓地に置かれなかった枚数は含まれない。手札交換以外では[[《神滅海王グラン・ベルゼ》]]や[[《蒼神龍チェンジ・ザ・ワールド》]]などが該当する。
--[[裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31661/]]により、「捨てる。その後、''捨てた枚数''〜」といったテキストなら、結果的に手札から墓地に置かれなかった枚数は含まれない。手札交換では[[《戦霊混成 ウルボランス》]]などが該当する。
//他には[[《ゲンムエンペラー <バロム.Star>》]]

-[[手札]]操作の得意な[[水]]が得意としていたが、[[エピソード3]]あたりからは「[[手札]]をすべて捨て、[[カード]]を◯枚引く」「[[手札]]を◯枚捨て、[[カード]]を◯枚引く」タイプの手札交換を[[火]]にも登場し始めた。場合によっては交換前より多くの[[手札]]を得られるため、[[手札]]枯渇の激しかった火文明の助け船となり、同時に[[墓地肥やし]]の手段も手に入れた。

-[[水]]の手札交換には「引いてから捨てる」ものが多く、[[火]]の手札交換には「捨ててから引く」ものが多い。
「[[手札]]の質を上げる」という観点では前者の方が使いやすいが、後者は実際に捨てた枚数に関わらずドロー枚数が一定のものがあり、手札が少ない場合には[[手札補充]]としても機能する。
あくまで多いだけであり、それに当てはまらないものもある。([[《ダブル・リセット・パンチ》]]、[[《ホメホメ老句》>《ほめほめ老/ホメホメ老句》]]など。)

-[[Magic:The Gathering]]では、手札交換能力を持つカード《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》にちなんで手札交換能力を「ルーター能力」と呼ぶ。
デュエル・マスターズで「ルーター」という語が使われることは少ないが、[[《終断α ドルーター》]]や[[《*/零幻ルタチノ/*》]]のカード名の由来となっている。

**参考 [#be31faa0]
-[[用語集]]
-[[手札]]
-[[ドロー]]
-[[マッドネス]]
-[[《戦略のD・H アツト》]]
-[[《サイクロン・パニック》]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.手札から[[《エマージェンシー・タイフーン》]]を唱えた時、その唱えている[[《エマージェンシー・タイフーン》]]自身を効果で捨てられますか?
A.いいえ、捨てられません。呪文は唱えている間、保留状態になります。保留状態のカードはそのゾーンにあるカードの枚数として数えないので、それを手札から捨てることもできません。
#region2(([[総合ルール]] [[409.1b>総合ルール本文#rule409_1b]] [[409.1c>総合ルール本文#rule409_1c]])){{
:409.1b |呪文は唱えてから効果を解決し終えるまでの間、保留状態になります。解決が終わった後、唱えていた呪文は墓地に置かれます。
:409.1c |カードが保留状態になっている間、そのカードは元々置かれているゾーンに属していますが、そのゾーンにあるカードの枚数としては数えません。&br;例 :《紅神龍オグリストヴァル》がいる状況で、手札にある残り1枚の《エナジー・ライト》を唱えた場合、カードを引く効果を解決する前に、《紅神龍オグリストヴァル》のパワーは0になり、破壊されます。&br;例2:手札から唱えた《エマージェンシー・タイフーン》の効果で手札のカードを捨てる場合、その唱えた《エマージェンシー・タイフーン》自身を捨てることはできません。&br;例3:自分のマナゾーンにカードが4枚あり、バトルゾーンに相手の《獣軍隊 ヤドック》がいる状況で、マナゾーンから《虹速 ザ・ヴェルデ》を召喚する際、《虹速 ザ・ヴェルデ》が保留状態になることでマナゾーンのカードの枚数が3枚になるので、《獣軍隊 ヤドック》の置換効果が適用されます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42015]](2022.9.14)

>Q.自分の山札が0枚で、バトルゾーンに[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]がいる状況です。自分は[[《戦略のD・H アツト》]]の「出た時」の能力でカードを引くかわりにクリーチャーを2体墓地から出しましたが、この場合でも自分の手札を2枚捨てますか?
A.はい、2枚捨てます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42133]](2022.9.28)

>Q.[[《神の試練》]]を唱えていて、山札が0枚でも負けない状況です。&br;山札が0枚の状況で自分は呪文を唱えたのですが、この時、[[《電脳の海を彷徨うエレキギター》]]の能力で手札を1枚捨てられますか?
A.はい、捨てられます。山札が0枚でもカードを引こうとすることはできます。前提となる行為を行おうとして、結果的にできなかった場合でも「そうしたら」以降の能力を使えるため、山札が0枚の状況でも[[《電脳の海を彷徨うエレキギター》]]の能力で手札を1枚捨てられます。
#region2(([[総合ルール]] [[114.6>総合ルール本文#rule114_6]])){{
:114.6 |プレイヤーは、山札にカードが無い時でも、ドローステップのターン起因処理や呪文や能力の効果で、カードを引こうとすることができます。ただし山札に引くべきカードがなければ通常は何もしません。
::114.6a |山札にカードが無い時にカードを引こうとしても誘発条件を満たしません。例えば「カードを引いた時」という能力は誘発しません。また、実際にカードを引いていないため「このターン引いたカードの枚数」として数えることができず、コストの支払いのためにカードを引こうとすることもできません。ただし、カードを引くことを置換する効果が存在する場合は、山札にカードが無い時にカードを引こうとした場合にも、それを適用することができます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42531]](2022.12.16)

&tag(用語集,手札交換,ドロー,ディスカード,山札操作,タグ未整備);