#author("2024-06-19T02:43:45+09:00","","")
#author("2024-06-19T07:55:19+09:00","","")
*《&ruby(オーバー・ザ・レフト){砕界の左手}; スミス》 [#a26457c3]

|砕界の左手 スミス UC 無色 (4)|
|クリーチャー:アウトレイジ 7000|
|自分の最初のターンのはじめに、このカードが自分の手札にあり、自分が後攻なら、このカードを超次元ゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分の手札をすべて山札に加えてシャッフルし、その後、自分の山札の上から5枚を手札に加える。|

[[DMEX-18]]で登場した[[無色]]の[[アウトレイジ]]。

ゲーム開始時に自分の[[手札]]にこのカードがあり、かつ自分が後攻ならば、このクリーチャーを[[超次元ゾーン]]へ置くことで[[手札]]をリセットする、いわゆるマリガン能力を持つ。
ただし本来の意味でのマリガンとは異なり、[[シールド]]の配置後に能力を使用するため、[[盾落ち]]のケアはできない。

ゲーム開始時に[[手札]]に居れば大した物だが、それ以外の状況ではW・ブレイカーすら持たない[[準バニラ]]になってしまう。指定の1ターンを逃せば、バニラサポートも受けられない完全なお荷物になってしまう点が痛い。
デッキの圧縮になるか、デッキのお荷物になるか、かなりの運が必要になるカードと言えよう。

基本的にはこのカードを採用するなら、初手にどうしても必要なカードがあり、1%でもそれらが来る確率を上げたいデッキとなる。

[[【青魔導具】]]や[[【バニラビート】]]などがその典型。最速で[[《卍 新世壊 卍》]]や[[《アクア・ティーチャー》]]を用意できるかどうかが勝率を大きく左右するので、このカードを入れる価値は有るだろう。デッキのお荷物になる点も、[[《卍 新世壊 卍》]]による大量ドローができれば補える。

**ルール [#rdccc72d]
-「[[ターンのはじめ>ターン開始ステップ]]」の処理は、[[ドローステップ]]前に行われる。
そのため、後攻1ターン目の[[ドロー]]でこのカードを引いた場合、マリガン能力は使用できない。
また同様に、この[[能力]]でカードを5枚[[手札]]に加えた後に通常の[[ドロー]]が入るため、後攻プレイヤーは先攻より手札が1枚多い状態で1ターン目を行うアドバンテージは損なわれない。

-この[[カード]]の[[能力]]による[[手札交換]]は、「[[手札]]に加える」表記であるため[[ドロー]]ではない。
--[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]や[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]と組み合わせられないようにするための表記と思われる。
--同様に[[《魔素縫合 アモデゴラス》]]などの[[ドロー]]に反応するカードにも引っかからない。
//(先攻1ターン目にそのようなカードが出ている方が稀だろうが。)

-この[[カード]]の[[能力]]による[[手札交換]]によって、2枚目のこのカードや[[《友情の誓い》]]、[[《熱血の誓い》]]などといったターンのはじめに能力が誘発するカードが手札に加わっても、そちらの能力は使用出来ない。もし可能であれば、各種《誓い》を1ターン目に出せる可能性が多少増加していた為、少し残念な所である。
--なお、各種《誓い》とその条件となるカード、及びこのカードが全て手札に揃っていれば、《誓い》を出しつつもハンドアドバンテージを温存できる天和ムーブをかますことができるため、シナジーが全く以て存在し得ないという訳でもない。
//(先攻1ターン目にそのようなグレイトミラクルが起きている方が稀だろうが。)

**環境において [#t633eea6]
登場早々[[DMEX-18]]初期の[[アドバンス]]の[[チャンピオンシップ]]でこれを2枚入れた[[【青魔導具】]]が4位入賞を果たした。

**その他 [#y507d1cb]
-ゲーム開始時の手札にこのカードがあり、かつ自分が後攻である確率は、[[4枚積み]]した時に単純計算で約21%。((じゃんけんの勝率は50%で計算))

-元ネタである[[《破界の右手 スミス》]]と同じく、[[パワー6000以上]]でありながら[[W・ブレイカー]]を持たず、[[シングル・ブレイカー]]である。

-オーバー・ザ・レフト(英:over the left)とは「今言ったのは間違い」という意味の俗語。

-フレームの一部が黒っぽいため[[闇文明]]のようにも見えるが、収録番号の若さやカードの各種にある文明アイコンからも分かるように、[[無色]]のカードである。
マナゾーンに置く際は間違えないよう注意。

**関連カード [#ne0760bd]
-[[《破界の右手 スミス》]]
-[[《砕界の左手 スミス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#t5292b6d]
-[[DMEX-18]]&br;'''気に食わねぇ世界なんて、俺の左手で砕いて再開してやる。そうすれば、もうちょっとだけ面白い世界で再会できるだろ? ― 砕界の左手 スミス'''

**収録セット [#l5bc5450]
-illus.[[Hokuyu]]
--[[DMEX-18 「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」>DMEX-18]](38/75)

**参考 [#be0b54af]
-[[アウトレイジ]]
-[[ターン開始ステップ]]
-[[手札]]
-[[超次元送り]]
-[[山札]]
-[[シャッフル]]
-[[リセット]]
-[[山札圧縮]]

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[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.''《砕界の左手 スミス》''の効果で山札からカードを5枚手札に加えたのですが、これによりカードを5枚引いたことになりますか?&br;例えば、''《砕界の左手 スミス》''の効果で手札に加えた分と、ドローステップのドローをあわせて、[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]を6コスト少なくして召喚できますか?
A.いいえ、''《砕界の左手 スミス》''の効果でカードを手札に加えても、カードを引いたことにはなりません。&br;ですので、例の場合、[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]のコストは1しか少なくなりません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40861]](2022.02.18)

>Q.''《砕界の左手 スミス》''の能力はどうやって使いますか?
A.後攻でゲームを開始した際、最初に引いた5枚の手札の中に''《砕界の左手 スミス》''があれば、相手の最初のターンが終わった後、自分の最初のターンのはじめにその能力を使えます。&br;効果の処理を行い、新たにカードを5枚手札に加えた後、ドローステップに入り、カードを1枚引きます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40862]](2022.02.18)

>Q.''《砕界の左手 スミス》''が自分の手札に2枚あり、「自分の最初のターンのはじめに」の能力を2枚宣言しました。自分は「そうしたら」以降の効果を2回使えますか?
A.いいえ、使えません。1体目の''《砕界の左手 スミス》''の効果が解決してしまうと、宣言した2枚目の''《砕界の左手 スミス》''が手札を離れてしまうため、超次元ゾーンに置けません。また、1体目の効果で手札に加えた5枚の中に別の''《砕界の左手 スミス》''があったとしても、「自分の最初のターンのはじめに」のタイミングを過ぎていますので、やはり超次元ゾーンに置けません。
#region2(([[総合ルール]] [[400.5>総合ルール本文#rule400_5]])){{
:400.5. |カードが、あるゾーンから他のゾーンに移動する時、新たにそのゾーンに加わったものとして扱われ、以前のゾーンの状態を継続しません。
::400.5a |公開ゾーンから非公開ゾーンに移ったカードはそれ以上見ることができません。
::400.5b |マナゾーンでタップしていたカードをバトルゾーンに移動させる場合、それはアンタップ状態でバトルゾーンに出ます。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40863]](2022.02.18)

>Q.''《砕界の左手 スミス》''の「自分の最初のターンのはじめに」の能力で手札に加えたカードの中に[[《友情の誓い》]]がありました。多色カードを相手に見せて、このフィールドを出せますか?
A.いいえ、出せません。''《砕界の左手 スミス》''の効果が解決した時点で「自分の最初のターンのはじめに、」というタイミングは既に過ぎてしまっているためです。&br;最初から手札に''《砕界の左手 スミス》''と[[《友情の誓い》]]が両方あった場合は、先に[[《友情の誓い》]]の効果を解決することで、両方の効果を解決できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40864]](2022.02.18)

&tag(クリーチャー,無色,コスト4,アウトレイジ,パワー7000,自己超次元送り,手札交換,・,UC,アンコモン,Hokuyu);