#author("2023-08-12T20:49:08+09:00","","")
#author("2024-05-16T20:23:28+09:00","","")
*《ジェニー・ダーツ》 [#m4e24ee7]

|ジェニー・ダーツ R 闇文明 (3)|
|呪文|
|次のうちいずれか1つを選ぶ。|
|▶相手の手札から最もコストの小さいカード1枚を捨てさせる。(複数あるなら、その中からランダムに1枚)|
|▶相手の手札から最もコストの大きいカード1枚を捨てさせる。(複数あるなら、その中からランダムに1枚)|

[[DMPP-14]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。
[[デュエル・マスターズ プレイス]]の[[ゲームオリジナルカード]]。

[[モード]]選択によって、相手の[[手札]]にある最小または最大コストのカードを捨てさせる。

「最もコストの小さいカード」を選択すれば、相手がアクションを起こす前に出鼻をくじくことができるだろう。
例えば、相手が[[《フェアリー・ミラクル》]]などを先攻3ターンの《ジェニー・ダーツ》から守るには、運要素ありなら別のコスト3、確定にするにはコスト2以下のカードをチャージせず持っていなければならない。
また、よしんば相手の[[《フェアリー・ライフ》]]を使った後に唱えたとしても、相手に2→4と動くプレイの阻害が狙え、[[マナカーブ]]の妨害札として優秀である。

デッキ内の軽量初動カードが重要な[[【ジャイアント】>【ジャイアント】 (デュエプレ)]]等はかなり苦しいと思われる。
[[ハンデス]]からの切り返しに有効だった軽量の[[《機械提督デリンダー》]]も狙われやすい。
[[ゴッド・カード]]はコスト0として扱われるのでピンポイントで落とすことも狙える。

「最もコストの大きいカード」では、相手の手札にある[[《超天星バルガライゾウ》]]を落とすなど、名前通り[[《解体人形ジェニー》]](アッパー前)と同じような使い方ができる。
[[ハンデス]]の弱点である[[マッドネス]]は高コストカードが多く、マッドネスの採用が匂えばこちらの[[モード]]を選択しなければ良い。

手札の構成コストの上と下が両方[[マッドネス]]、あるいは手札がすべて(1枚である状態を含む)重量級[[マッドネス]]でないと《ジェニー・ダーツ》で引き抜くことが起こり得ないため、唱えることに裏目が少ない。コストの小さい[[マッドネス]]は[[《無頼聖者サンフィスト》]]のように出されても影響は少なく、マナチャージを見れば[[【カウンターマッドネス】>【カウンターマッドネス】 (デュエプレ)]]かどうかは予測可能なので、そういった相手には中盤以降はそもそも唱えなければ良い。
[[【カウンターマッドネス】>【カウンターマッドネス】 (デュエプレ)]]といえども序盤なら[[《闘竜麗姫アントワネット》]]や[[《超鯱城》]]などを握っているため、それらを狙って抜けるのがこの呪文の恐ろしいところ。この場面のように[[ランダムハンデス]]より大きな戦果を上げることは少なくない。

総じて、序盤、中盤、終盤、[[モード]]で戦況に合ったカードを狙いやすい、[[コントロール]]性能の高い[[ハンデス]]呪文である。
[[ハンデス]]デッキは自分の手札が1枚多く始まるので後攻スタートにもメリットがあり、なおかつこのカードは先攻スタートの優位をさらに助長できる側面があるメリットも見逃せない。

//コスト3で1枚[[ハンデス]]と若干コストパフォーマンスは悪いが、[[ピーピング]]が削除されている[[デュエプレ]]の[[ハンデス]]カードの中ではある程度対象を絞って[[ハンデス]]が狙える[[ハンデス]][[呪文]]である。
//欠点としては、[[【速攻】>【速攻】 (デュエプレ)]]相手にはコスト3で1枚[[ハンデス]]にしかならず、[[クリーチャー]]も残らないので[[殴り返し]]もできないというコストパフォーマンスの悪さが目立つ。
//それらのデッキに対しては3ターン目の動きとして《ジェニー・ダーツ》は不適であろう。
//特に、墓地進化を利用する[[【黒緑速攻】>【黒緑速攻】 (デュエプレ)]]には効果が薄い。
//使いやすいハンデス呪文であるが、欠点はあるので環境を見極めて採用を検討したい。

-あえて欠点を挙げるなら、[[ハンデス]]全般の弱点として「使っている暇がない」対速攻だけには明確に腐ってしまう。特に、[[【黒緑速攻】>【黒緑速攻】 (デュエプレ)]]には[[墓地進化]]の手助けにもなりうる。呪文なので[[《猛菌恐皇ビューティシャン》]]や[[《騒乱の影ウエスタン・バレル》]]のように最低限場に残るといった使い方もできない。
-もうひとつこの呪文の刺さりが悪いデッキは「どれを捨てられても[[今引き]]や[[ドローソース]]で立ち直れるデッキ」である。デュエプレ内では《ジェニー・ダーツ》は破格の効果でも、所詮TCG版の[[ピーピングハンデス]]の劣化ではある。唱えた側は知ることはできないが、手札に[[《エナジー・ライト》]]を2枚持っているなど、結果的に2マナ相当の[[セルフハンデス]]で捨てるカードを3マナ使って捨てさせただけということになることもあるだろう。
--それら以外には先攻なら[[《コッコ・ルピア》]]や[[《運命の選択》]]といった初動に間に合う軽さなので、中速ビートダウン相手には腐りにくい。

-[[ピーピングハンデス]]の劣化ではあるが、TCG版にて無条件で[[ピーピングハンデス]]できるコスト3以下のカード((不発になる場合のあるカードならコスト2に[[《マインド・リセット》]]や[[《ウォズレックの審問》>《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》]]など、コスト3に[[《ヤミノカムスター》]]や[[《ファイナル・アンサー》]]などがある。))は[[十王篇]]でようやく[[《密かで華麗なるカイタイ》]]が登場した。TCG版ですら単色で無条件[[ピーピングハンデス]]はコスト4から使えるものであることを考えると、単色コスト3の《ジェニー・ダーツ》はかなり[[インフレ]]した[[ハンデス]]かもしれない。


**関連カード [#r54edc11]
-[[《解体人形ジェニー》]]
-[[《アンラッキーダーツ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#a948e3f0]
-[[DMPP-14]]&br;'''私の狙い通り!ね?カットちゃん。――[[解体人形ジェニー>《解体人形ジェニー》]]'''

**収録セット [#bc597867]
***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#i3eb9c9c]
-illus.[[sarmat]]
--[[DMPP-14 「爆竜覚醒録 -DIABOLIC CRISIS-」>DMPP-14]]

**参考 [#m243eb25]
-[[ハンデス]]
-[[モード]]
-[[ゲームオリジナルカード]]

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