#author("2024-06-17T00:41:55+09:00","","")
#author("2024-06-17T00:52:27+09:00","","")
*《&ruby(ばくれいま){爆霊魔}; タイガニトロ》 [#ybd5ac0f]

|爆霊魔 タイガニトロ R 闇文明 (4)|
|クリーチャー:ファンキー・ナイトメア 4000|
|マナ武装 5:自分のターンの終わりに、自分のマナゾーンに闇のカードが5枚以上あれば、相手は自身の手札から1枚選び、残りを捨てる。|

[[DMR-14]]で登場した[[ファンキー・ナイトメア]]。

自分の[[ターン]]が終わる時に[[闇]]の[[マナ武装]]5、相手の[[手札]]を1枚になるように捨てさせる[[能力]]を持つ。
よく勘違いされがちだが、選んだカードを捨てさせるのではなく、選んだカード''以外''を捨てさせる。

必ず1枚残されてしまい、相手の手札が0〜1枚ならなにもしないものの、相手の手札が2枚ちょうどなら1[[セルフハンデス]]互換、3枚以上持っていたら複数枚捨てさせることができる。

一発で2枚以上ハンデスするには[[マナ武装]]達成かつ相手の手札が3枚以上という二重の条件が必要になるが、単純にカード1枚で2[[セルフハンデス]]するのは[[《デモニック・バイス》]]を参考にするとコスト5換算のため、それより召喚コストが軽く複数回狙うこともできるのは非常に強力である。1枚ハンデスを2回発動できただけでもお釣りが来る。ただし[[能力]]は[[強制]]であるため、[[マッドネス]]には注意。

[[トリガー]]するのが自分の[[ターン]]が終わる時なので、[[マナ]]さえあれば確実に[[能力]]を使えるのが利点。

ありうるプレイングとしては以下の通り。
+あえて[[マナ武装]]5を達成していないうちに出す。このクリーチャーが存在していると、[[マッドネス]]を蓄えるか[[墓地肥やし]]の促進以外で手札補充は意味をなさなくなるため、相手は自身の動きを除去に割いたり早急に手札を消費して残り1枚にするハンデスの被害を軽減しようとするだろう。そうなると[[《特攻人形ジェニー》]]のような一般ハンデスがてきめんに刺さるようになる。
+相手が手札を使い切らないうちに出す。[[黒単]]なら、[[《ボーンおどり・チャージャー》]]や[[《ブラッディ・チャージャー》]]などから繋いで3→4の動きで召喚することができれば理想的。
+相手の手札が2枚以上になるようにシールドブレイクで相手に手札を与える。[[S・トリガー]]で《タイガニトロ》が除去されなかったら、あたかも[[《死神明王 XENOM》]]式の疑似[[シールド焼却]]をしているような感覚となる。

比較対象の[[《追憶人形ラビリピト》]]とは、毎ターン大規模ハンデスを放てること、パワーがあちらより2000高く場持ちが良いことで差別化できる。

**他のカード・デッキとの相性 [#y318ee62]
-性質上、[[手札]]と[[マナゾーン]]を入れ替える[[《魔天降臨》]]との相性は特筆に値する。[[ファンキー・ナイトメア]]は[[《ハサミ怪人 チョキラビ》]]と[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]によって[[手札]]を確保しやすく、[[《魔天降臨》]]を撃った直後でも[[マナ武装]]を発揮させやすいのもポイント。

-[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[《セブ・コアクマン》]]などを使用する[[デッキ]]相手には非常に強力。返しの[[ターン]]で出せれば最高だろう。

-[[マナ武装]]達成時に出し、その[[ターン]]中に別の[[クリーチャー]]で[[シールド]]を[[ブレイク]]すると、[[ターンエンド]]の[[ハンデス]]によってタイムラグなく[[ハンドアドバンテージ]]が入りにくくなる状況にできる。ただし[[S・トリガー]]等で自身を消されるリスクがあることには注意。また普通は相手も[[攻撃]]を阻もうとするので、[[スレイヤー]]に[[攻撃]]させるとなおいい。
--[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]や[[《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》]]、[[《葬英雄 ゲンセトライセ》]]といった[[アタックトリガー]]で登場させてからブレイクするのも同様に相性が良い。

-他に、自分の[[ターン終了ステップ]]/相手の[[ターン開始ステップ]]に誘発する置きハンデスがあると、相手が残した1枚の手札も刈り取れる。[[《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》]]や[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]とのコンボが有名だろう。
-他に、自分の[[ターン終了ステップ]]/相手の[[ターン開始ステップ]]に誘発する置きハンデスがあると、相手が残した1枚の手札も刈り取れる。[[《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》]]や[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]とのコンボが有名だろう。マイナーだが[[《零》]]というカードでもコンボになる。
-ターン終了時に、cipでハンデスを行うクリーチャーを踏み倒してもよい。例えば以下の方法が考えられる。
--《爆霊魔 タイガニトロ》効果→[[《滅殺刃 ゴー・トゥ・ヘル》]]効果で[[《デュエにゃん皇帝》]]破壊→[[リアニメイト]]で[[《爆弾魔 タイガマイト》]]。
--[[《傀儡のイザナイ メイプルシロップ》]]等でこの[[クリーチャー]]の[[能力]][[解決]]後に[[《特攻人形ジェニー》]]。[[《零》]]なら大した前準備もなく全[[ハンデス]]可能。
--[[《傀儡のイザナイ メイプルシロップ》]]等でこの[[クリーチャー]]の[[能力]][[解決]]後に[[《特攻人形ジェニー》]]。

-相手の[[手札]]を[[捨てる]]のは[[マナ武装]]を条件とした[[強制]][[効果]]であり、[[墓地]]を利用する[[カード]]や[[マッドネス]]を有する相手に利用されてしまう危険を孕んでいる。例えば、相手の[[手札]]に[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]があると分かっている場合、或いは[[バトルゾーン]]に相手の[[《侵攻する神秘 ニガ=アブシューム》]]があり[[マナゾーン]]に[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]が見えている場合など、この[[カード]]を出すことが自分の首を絞めることに繋がらないか一考する必要があるだろう。

-その性質上、[[【ヘブンズ・ゲート】]]や[[【ウェディング・ゲート】]]には[[刺さる]]。それらを使う際にはこの[[カード]]に注意。[[《聖鐘の翼 ティグヌス》]]または[[《墓守の鐘ベルリン》]]を置いておきたい。逆に[[【カウンターマッドネス】]]などは相手の大量展開を許してしまう。



**環境において [#de08c694]
一時期将来の殿堂入り候補として名前が挙がったが、当初は序盤から妨害するという[[ハンデス]]の本分に従うことができないという点から評価はそこそこ止まりであった。ところが、[[1ショットキル]]失敗時に相手の手札を捨てさせて返しのターンの反撃を防げる性質から、[[革命編環境]]において[[【黒単ヘルボロフ】]]のエンドカードの1つとしての評価を得るに至った。

後に[[環境]]の高速化によって【黒単ヘルボロフ】がメタゲームから失墜すると需要が低下していったが、[[【ドルマゲドンX】]]における[[《復讐 ブラックサイコ》]]のリペアとして再び脚光を浴びるに至った。

環境デッキに使える闇の3[[コスト]][[チャージャー]]として、[[《ボーンおどり・チャージャー》]]と[[《リロード・チャージャー》]]の8枚体制を行うことが可能になってからは、早出しもある程度自由になり、特にこの点は[[革命ファイナル環境]]から[[新章デュエル・マスターズ環境]]における[[【ドルマゲドンX】]]で評価された。ただ、[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]の疑似[[マッドネス]]である程度リカバリーできたため、完全無欠なハンデス札ではなかった。

初期型の【デ・スザーク】ではよく使われたが、後にオールハンデスができる[[《追憶人形ラビリピト》]]が登場するとそちらと競合するようになった。

[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]が登場すると、そちらとの組み合わせで[[【赤黒ドルマゲドン】>【ドルマゲドンX】]]や[[【赤黒テレスコ=テレス】]]に使われる形で需要が復活。

**その他 [#p4e05b40]
-名前の由来は「タイガー(Tiger)」と「ニトログリセリン(nitroglycerin)」。ニトログリセリンはダイナマイトの主剤として知られる。

-この[[クリーチャー]]の[[マナ武装]]は常在効果であるという裁定が出たことがあった模様。しかしながら、即座にトリガー効果であると裁定が変更された。[[《墓守の鐘ベルリン》]]などがいると無限ループが発生してしまうため、当然といえば当然だろう。

-アニメ「デュエル・マスターズ!!」第15話において[[爆弾野郎]]の切り札として[[DMEX-06]]版のカードが紹介されるも、このカードを使用される間もなく敗北してしまった。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#b8177bc4]
[[DMPP-23]]で実装。[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]になった。

相手の手札を強制的に1枚にするという性質は[[【モルト「王」】>【モルト「王」】 (デュエプレ)]](※[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]と[[《怒英雄 ガイムソウ》]]の2枚コンボ)などによく刺さった。[[ファンキー・ナイトメア]]である《爆霊魔 タイガニトロ》そのものの強さが[[【ワルボロフ】>【ワルボロフ】 (デュエプレ)]]の強さを後押しする形となっていた。

[[DMPP-24]]では《爆霊魔 タイガニトロ》で手札を1枚にしても走り出せる[[【モルトNEXT】>【モルトNEXT】 (デュエプレ)]]が登場し、その他[[【ウェディング・ゲート】>【ウェディング・ゲート】 (デュエプレ)]]なども減ったため、《爆霊魔 タイガニトロ》の刺さりが悪くなった。
結果として[[《龍覇 ワルボロフ》]]の[[コスト軽減]]用に採用する[[ファンキー・ナイトメア]]も十分な枚数を確保しづらくなり、種族の依存性の低い[[《極・龍覇 ヘルボロフ》]]が闇単系の最メジャーとなった。

なお、[[【ヘルボロフ】>【ヘルボロフ】 (デュエプレ)]]でも刺さりの観点で《爆霊魔 タイガニトロ》の採用はまばらだが、刺さる場面もあるので数枚程度は入ることも少なくない。

[[DMPP-26]]期は、基本的に[[黒単]]にはどれにも入るといっても過言ではない。[[《デュエにゃん皇帝》]]にしろ[[《超復讐 ギャロウィン》]]にしろ[[《夢幻大帝ネロ・ソムニス》]]にしろ、攻撃を伴う効果を発動してアドバンテージ稼ぎを終えてからターン終了時を迎えれば、W・ブレイクで相手の手札が増えたところに残り手札1枚化を強要するため、[[《暗黒秘宝ザマル》]]以上に大量かつ継続的に手札を奪うことができる。

**[[サイクル]] [#n9968bb3]
[[DMR-14]]の「[[マナ武装]] 5」サイクル。いずれも[[DMR-13]]の「マナ武装 3」サイクルのクリーチャーが元となっている。
-[[《協奏の翼 メダロ・アンドロム》]]
-[[《アクア大尉 ガリレオ・ガリレイ》]]
-''《爆霊魔 タイガニトロ》''
-[[《爆轟 マッカラン・ファイン》]]
-[[《増強類 エバン=ナム=ダエッド》]]

**関連カード [#m955ca9e]
-''PREV''
--[[《爆弾魔 タイガマイト》]]

-[[《爆弾団 ボンバク・タイガ》]]
-[[《ファイナル・アンサー》]]
-[[《凶鬼93号 ジャジャン/冥界からの重低音》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#c7eacd19]
-[[DMR-14]]、[[DMPP-23]]&br;'''ところ構わず爆破を続けた[[タイガマイト>《爆弾魔 タイガマイト》]]だったがついに爆弾切れ…。だが、[[マナ武装]]を強化することで霊を火薬化する能力を身につけた。これをニトロ爆撃と呼ぶ。'''
-[[DMEX-06]]&br;'''[[ヘルボロフ>《極・龍覇 ヘルボロフ》]]、[[デッドゾーン>《S級不死 デッドゾーン》]]、[[ドルマゲドンX>《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]。主君を変えつつも、[[闇]]系[[コントロール]][[デッキ]]を支え続ける名脇役。'''
-[[DMEX-12]]&br;'''喜びと死を繰り返す[[ファンキー・ナイトメア]]の街が[[D2フィールド]]となった。すなわち、[[デス&デライトフィールド>《Dの夜街 ファンキー・ファンキー・タウン》]]。'''
-[[プライズ]]&br;'''喰らえ、ニトロ爆撃!――爆霊魔 タイガニトロ'''

**収録セット [#d88e2a38]
***[[デュエル・マスターズ]] [#y9ca8b72]
-illus.[[Kutay]]
--[[DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」>DMR-14]]
--[[DMEX-12 「最強戦略‼︎ ドラリンパック」>DMEX-12]] (33/110)
-illus.[[Tutui Misa]]
--[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](63/98)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#n27a036a]
-CV:[[望見]]
-illus.[[Kutay]]
--[[DMPP-23 「双剣王凱旋 -DRAGHEART SOLUTION-」>DMPP-23]]
-illus.[[Tutui Misa]]
--[[プライズ]]

**参考 [#d0fb3cfc]
-[[ファンキー・ナイトメア]]
-[[マナ武装]]
-[[ターンエンド]]
-[[闇]]
-[[ハンデス]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.自分の「マナ武装」が発動している''《爆霊魔 タイガニトロ》''と、[[《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》]]がバトルゾーンにいる状況です。ターンの終わりに、先に''《爆霊魔 タイガニトロ》''の効果で相手の手札を1枚残して捨てさせ、その後[[《霊刑連結 ジゴク・パルテノン》]]の効果で残りの1枚を捨てさせられますか?&br;類似例:[[《零》]]
A.はい、捨てさせられます。「ターンの終わりに」の能力が同時にトリガーするので、好きな順番で解決できます。
#region2((総合ルール 605.1)){{
:605.1. |解決にあたって、待機状態の効果のうちターン・プレイヤーから自分の効果を好きな順番で解決していきます。効果がいつ待機したかの順番は関係ありません。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40244]](2021.9.24)

&tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト4,ファンキー・ナイトメア,ナイトメア,ナイト,パワー4000,マナ武装,マナ武装5,マナ武装闇,マナ武装闇5,ターン終了時,ハンデス,セルフハンデス,置きハンデス,1枚だけ残してハンデス,R,レア,Kutay,Tutui Misa,クリーチャー (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),黒単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト4 (デュエプレ),ファンキー・ナイトメア (デュエプレ),ナイトメア (デュエプレ),ナイト (デュエプレ),パワー4000 (デュエプレ),マナ武装 (デュエプレ),マナ武装5 (デュエプレ),マナ武装闇 (デュエプレ),マナ武装闇5 (デュエプレ),ターン終了時 (デュエプレ),ハンデス (デュエプレ),セルフハンデス (デュエプレ),置きハンデス (デュエプレ),1枚だけ残してハンデス (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),Kutay (デュエプレ),Tutui Misa (デュエプレ));