#author("2024-05-20T01:18:34+09:00","","")
#author("2024-05-20T01:21:29+09:00","","")
*【&ruby(あかくろ){赤黒};バクロ&ruby(ほうし){法師};】 [#e4a0003a]

[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]に特化した[[【赤黒速攻】]]の1つであり、【鬼札速攻】、【鬼タイム速攻】とも。

|「貪」の鬼 バクロ法師 VR 闇/火文明 (4)|
|クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 5000+|
|スピードアタッカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを2つ、手札に加える。ただし、その「S・トリガー」は使えない。|
|<鬼タイム>自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、このクリーチャーに「パワーアタッカー+7000」と「T・ブレイカー」を与える。|

**主要カード [#y337bc43]
|[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]|核。[[鬼タイム]]で[[T・ブレイカー]]に|
|[[《百鬼の邪王門》]]|カウンターケア|
|[[《一王二命三眼槍》]]|~|
**候補カード [#f23a42de]
|[[《斬斬人形コダマンマ》]]|[[シールド回収]]持ちの軽量[[アタッカー]]。&br;[[手札補充]]しつつ自身の[[シールド]]を減らす|
|[[《斬斬人形コダマンマ GS》]]|~|
|[[《福腹人形コダマンマ》]]|~|
|[[《花美師ハナコ》]]|~|
|[[《ヤット・パウル》]]|~|
|[[《堕魔 ドゥンブレ》]]|~|
|[[《スプーン=ンプス》]]|~|
|[[《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》]]|同上の[[手札補充]]に加えて[[除去]]と[[打点]]にも|
|[[《カンゴク入道》]]|自分の[[ターンの終わり>ターン終了ステップ]]毎に[[シールド回収]]。&br;[[息切れ]]対策になり、[[鬼タイム]]下では[[パンプアップ]]|
|[[《キズグイ変怪》]]|[[攻撃時>アタックトリガー]]に[[シールド回収]]する[[スピードアタッカー]]。&br;[[鬼タイム]]下では[[フィニッシャー]]にも|
|[[《Disライター》]]|[[シールド回収]]持ちの優秀な[[スピードアタッカー]]。&br;減らし過ぎたら[[シールド・セイバー]]での調整も可能|
|[[《暗黒鎧 ザロスト》]]|自己[[シールド焼却]]しつつ、[[リアニメイト]]|
|[[《ミチズレ入道》]]|軽量除去。[[鬼タイム]]で[[スレイヤー]]化|
|[[《アンヤク夜叉》]]|厄介なメタカードをケア|
|[[《バサラ》]]|[[革命]]0で[[除去]]と[[シールド焼却]]。&br;《百鬼の邪王門》の踏み倒し先としては良好なスペック|
|[[《禁断の轟速 ブラックゾーン》]]|[[S級侵略[轟速]]]&br;[[cip]]で相手の最も[[パワー]]が低い[[クリーチャー]]全てを[[封印]]|
|[[《鬼ヶ英悪 ジャオウガOG》]]|[[鬼エンド]]でタダ出し&[[ブロッカー]][[破壊]]。[[SA>スピードアタッカー]]。|

***シールド回収でコスト踏み倒ししやすいクリーチャー [#fed40fcb]
|[[《デュアルショック・ドラゴン》]]|自己[[シールド焼却]]持ちの[[S・バック]]クリーチャー。&br;[[鬼タイム]]や[[鬼エンド]]の発動役にもなる|
|[[《ハクメイ童子》]]|[[S・バック]]。[[スピードアタッカー]]での追撃が可能|
|[[《ザンジ変怪》]]|[[S・バック]]。[[パワー低下]]で[[防御札]]にも|
|[[《「是空」の鬼 ゲドウ権現》]]|[[鬼タイム]]で2マナ。[[敗北回避能力]]が頼もしい|
|[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]|[[鬼タイム]]で[[コスト踏み倒し]]可能。[[防御札]]にも|
|[[《龍装者 バルチュリス》]]|能動的に[[タダ出し>コスト踏み倒し]]できる[[スピードアタッカー]]|
|[[《裏斬隠 フォクシット》]]|[[SA>スピードアタッカー]]と[[ブロッカー破壊]]持ちの[[シノビ]]|
|[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]|[[革命0トリガー]]を持つサブの[[防御札]]。&br;採用するなら火の[[非進化]]を多く採用する必要がある|

***シールド関連以外の候補 [#a9f59194]
|[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]|1[[マナ]][[アタッカー]]|
|[[《闇戦士ザビ・クロー》]]|~|
|[[《U・S・A・NIKER》]]|[[cip]]と[[攻撃時>アタックトリガー]]に1体を[[スピードアタッカー]]化|
|[[《U・S・A・BRELLA》]]|[[コスト]]4以下の[[クリーチャー]]の[[展開]]を封じる|
|[[《星空に浮かぶニンギョ》]]|手札以外からの[[マナブースト]]や[[マナ送り]]を[[墓地送り]]に|
|[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]|[[マナ]][[タップイン]]による疑似[[ランデス]]|
|[[《影速 ザ・トリッパー》]]|同上に加え[[スピードアタッカー]]を持つ|
|[[《戯具 ヴァイモデル》]]|[[墓地肥やし]]と[[リアニメイト]]をこなす[[S・トリガー獣]]|
|[[《爆鏡 ヒビキ》]]|相手の[[呪文]]に反応して[[ランデス]]|
|[[《新導バット》]]|[[軽量>軽量級]]スピードアタッカー|
|[[《その子供、凶暴につき》]]|自軍を[[スピードアタッカー]]化、[[速攻メタ]]|
|[[《「ちくしょおおおおおおっー!!」》]]|反撃用呪文。除去と手札[[リセット]]を行える|

**[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]] [#o3c745be]
|[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]]|主に[[《破壊の儀》]]で《百鬼の邪王門》を[[墓地回収]]|

**特徴 [#o96e59de]

軽量[[シールド回収]][[クリーチャー]]で序盤から[[手札補充]]しつつ[[ビートダウン]]を行いながら、最後に[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]を[[着地]]させ、そのままフィニッシュするのがコンセプト。
除去を多用する相手には[[《龍装者 バルチュリス》]]や[[《鬼ヶ羅刹 ジャオウガ》]]で追い打ちを仕掛けやすい。

シールドが削られるが、[[《百鬼の邪王門》]]や[[《一王二命三眼槍》]]でかなりケアできる。

味方の[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]で吹き飛ばされると困る軽量の[[システムクリーチャー]]など、1[[コスト]][[ウィニー]]や[[《龍装者 バルチュリス》]]などの前のめりな構築向けの[[速攻]]要員など、[[【赤黒ジャオウガ】]]には明らかに入らないカードもある。

**長所・短所 [#i97761a4]
豊富な[[シールド回収]]のおかげで切れ目のないビートダウンを行うことができる。

マナの伸びるデッキに対してはランデス、疑似ランデスが刺さる。

全体的に低[[コスト]]に[[打点]]要員が多いため、[[《オリオティス・ジャッジ》]]形式の[[コスト踏み倒しメタ]]には強い。

[[《カンゴク入道》]]、[[《影速 ザ・トリッパー》]]、[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]の3枚要求で、[[呪文メタ]]や[[コスト踏み倒しメタ]]に一切引っ掛からない形での4ターンキル([[《影速 ザ・トリッパー》]]による疑似ランデスが刺されば実質3ターンキル)が実現可能。

一方、マナをあまり必要とせず、呪文への依存度が低く、手札以外から軽量クリーチャーをバトルゾーンに出さない、スピードアタッカーを主軸としないデッキにはメタクリーチャーが意味を為しづらい。

メタクリーチャーへの依存度が低くないので、除去を大量投入したデッキにも弱い。

[[【絶望神サガループ】]]に対しては確かにメタカードこそ充実しているが、それらを使う分だけ[[鬼タイム]]・[[鬼エンド]]を促進するメインプランを阻害されている時点で不利である。相手が5マナ貯めればそこからループを始動できる上に[[S・トリガー]]で[[リソース]]を稼いだり除去を撒いたりするという手も相手にはあるため、相手が5マナに達するまでの間に勝負を決めなければ折角メタカードを使っても根本的な解決にはならない。

良くも悪くもテンプレの[[ゲーム]]運びが存在しない。そのため、[[プレイング]]スキルの差が出やすい。

**環境において [#pbd4fe3b]
[[DMEX-13]]期に[[チャンピオンシップ]]4位以内入賞が散見された。

その後も[[十王篇環境 (オリジナル)]]で一定の結果を残した。

[[《カンゴク入道》]]が流行すると、[[DMRP-19]]期からそちらへのカウンターとしてのこの系統のデッキの上位入賞が一定数見られた。だが皮肉にもこのデッキにも相性が良いということで問題の[[《カンゴク入道》]]が使われている。[[《カンゴク入道》]]で息切れをケアできるため、[[《瞬閃と疾駆と双撃の決断》]]で1ターンの密度を上げた型も台頭。この頃の環境では[[《影速 ザ・トリッパー》]]の[[刺さり>刺さる]]が良い上にいくらシールド回収してもほとんど裏目にならない[[【ゼロ・ルピアループ】]]が[[オリジナル]]のトップメタの一角にあり、それも追い風となっている。実際のゲーム上はシールドを減らしたことによる隙を見せないためにギリギリの打点で見切り発車することも多く、それを見越したミラーマッチ対策として[[《一王二命三眼槍》]]を搭載した型も見られるようになった。

[[DMBD-18]]期には事実上の[[鬼エンド]]の嵩増し兼ミラーマッチの[[鬼エンド]]対策として[[《「ひっくり返したれやぁぁぁ!!」》]]で[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]を呼び出す型も結果を残した。

その後勢いが衰えたが、[[【我我我ブランド】]]が余りに増え、その対策となるデッキが求められたことから、[[DMEX-18]]末期に流行が盛り返した。[[《百鬼の邪王門》]]から[[《バサラ》]]を出し、[[《バサラ》]]の[[革命]]0による[[除去]]で[[【JO退化】]]のアタッカーをパワーに関わらず除去できる、といった点でも環境に対する刺さりが良いというのもある。[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]軸の[[【ナウ・オア・ネバーループ】]]も無限耐久ループを軸としておらず、殆ど個々の[[S・トリガー]]の性能に任せた[[グッドスタッフ]]性を重視した[[防御札]]のラインナップとなっているため、案外過剰打点で殴るだけで何とかなる場合が少なくない。

『[[超CSIV 宮城>超CS]]』([[オリジナル]])で[[《星空に浮かぶニンギョ》]]と[[《影速 ザ・トリッパー》]]を各[[4枚積み]]した型がベスト8入賞。このデッキには[[《秩序の意志》]]も2枚投入されており、以降[[《秩序の意志》]]型が流行。

[[DM22-BD1]]期には過剰打点デッキやループデッキが多く[[腐る]]対面が目立つため、[[《一王二命三眼槍》]]を2枚程度に抑える構築が目立つようになった。

『[[DMGP2023-1st>公認グランプリ]]』Day2([[オリジナル]])では【黒赤邪王門】括りでベスト128に3人残った。

[[DM23-RP1]]期時点では[[【青黒赤緑邪王門】]]を始めとする多色デッキ対策の[[《七王無き宮殿》]]や[[【絶望神サガループ】]]に[[刺さる]][[《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》]]といった妨害札を搭載した型が主流。

[[DM23-RP2]]期になると、[[黒赤]]の[[軽量級]][[クリーチャー]]基盤はそのままに[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]を抜いた型も散見されるように。この頃には既に[[《ルピア炎鬼》]]の需要も伸びている上に、[[《謀遠 テレスコ=テレス》]]+[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]によるハンデス型も結果を残している。

[[DM23-EX1]]で[[《弾丸超邪 クロスファイア》]]、[[《サーイ=サイクル》]]を獲得。前者は確かに展開したクリーチャーで[[G・ゼロ]]を発動して[[打点]]を補強することは期待できるが、[[《百鬼の邪王門》]]は主に[[攻撃ステップ]]で唱えるため、微妙に噛み合わない部分もある。後者は[[《カンゴク入道》]]との最大8枚体制にできるようになったのが大きく、ここに3枚投入が主流の1つとなる[[《斬斬人形コダマンマ GS》]]、フィニッシャーの[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]が加われば、相当の再現性で4[[ターン]]目での自軍[[シールド]]0枚による[[鬼エンド]]が狙える。

[[DM23-RP3]]で[[《アーテル・ゴルギーニ》]]を獲得。[[《百鬼の邪王門》]]連打による大量[[墓地肥やし]]を[[リソース]]化できるため相性が良く、リアニメイト候補になる[[スピードアタッカー]]の比率次第では様々な角度から[[リーサル]]を組める。

[[DM23-BD2]]・[[DM23-BD3]]期には[[DM23-BD2]]ベースの型の入賞も散見され、中には[[DM23-BD2]]無改造の上位入賞もあった。[[【赤黒ドギラゴン閃】]]折衷型もこの時期には見られる。ただし、この時点では革命チェンジ元は[[《龍装者 バルチュリス》]]4枚、[[《“龍装”チュリス》]]1枚となっており、革命チェンジ持ちも[[《蒼き守護神 ドギラゴン閃》]]2枚、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]1枚と、革命チェンジプランはサブ扱い。

『[[ジュニア グランプリ2023>公認グランプリ]]』では参加者271人中[[【赤黒邪王門】]]括りで11人使用と使用率6位。カレンブロック[[D4]]進出デッキに輝いている。

[[DM23-RP4]]で[[《忍蛇の聖沌 c0br4》]]を獲得。

[[DM24-RP1]]期には[[《炎怒の夜 アゲブロム》]]で[[《お騒がせチューザ》]]の[[呪文ロック]]をタイムラグなしに発動する型が結果を出した(オリジナル、64人参加、3位)。[[《お騒がせチューザ》]]を出す前に横展開すれば、後から自分の[[《百鬼の邪王門》]]がロックされてもどうということはない。このレシピには[[《一王二命三眼槍》]]が既に1枚も入っていない。
[[DM24-RP1]]期には[[《炎怒の夜 アゲブロム》]]で[[《お騒がせチューザ》]]の[[呪文ロック]]をタイムラグなしに発動する型が結果を出した(オリジナル、64人参加、準優勝)。[[《お騒がせチューザ》]]を出す前に横展開すれば、後から自分の[[《百鬼の邪王門》]]がロックされてもどうということはない。このレシピには[[《一王二命三眼槍》]]が既に1枚も入っていない。
*【青黒赤邪王門】 [#lee680d8]
[[水]]の[[メタ]][[クリーチャー]]や[[フィニッシャー]]、カウンター封じや防御札を取り入れた型。単なる手札補充と打点にしかならない[[《「貪」の鬼 バクロ法師》]]は、この[[デッキカラー]]の場合カットすることが多い。


|[[《ワナビーワラビー》]]|[[手札]]以外[[メタ]]|
|[[《異端流し オニカマス》]]|[[耐性]]付き[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《飛ベル津バサ「曲通風」》]]|[[山札]]利用[[メタ]]|
|[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|サーチ付き防御札|
|[[《超次元の王家》]]|[[手札交換]]付き4コスト[[SA>スピードアタッカー]]2[[打点]]|
|[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|[[マッドネス]]|
|[[《奇天烈 シャッフ》]]|[[宣言]][[コスト]]に[[呪文ロック]]、[[プリン効果]]|
|[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]|打点増強・SA付与系[[フィニッシャー]]|

**環境において [#t02ca37a]
[[DM22-RP1]]期には相手ターン中に[[《超次元の王家》]]を呼び出すことで[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]のマッドネスを誘発する型がオリジナルのチャンピオンシップで4位入賞を果たした。

[[DM22-BD2]]・[[DM22-BD3]]期には[[《奇天烈 シャッフ》]]と[[《轟く革命 レッドギラゾーン》]]で詰める型がオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。

2023年のクリスマスシーズンには[[《戯具 グリボックリ》]]2枚採用で[[《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》]]0枚採用、[[《イシカワ・ハンドシーカー/♪聞くだけで 才能バレる このチューン》]][[4枚積み]]で[[《裏斬隠 カクシ・レシピ》]]2枚採用の型が57人参加のチャンピオンシップで準優勝。

『[[超CSⅥ in福岡>超CS]]』ではベスト128進出者中1人が使用。

**参考 [#f6be4bc1]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/速攻]]
-[[鬼タイム]]
-[[鬼エンド]]
-[[黒赤]]
-[[【赤黒速攻】]]

&tag(デッキ集,速攻デッキ);