#author("2024-06-09T16:12:08+09:00","","")
#author("2024-06-17T11:42:21+09:00","","")
*《&ruby(むそう){無双};&ruby(りゅうき){竜鬼};ミツルギブースト》 [#top]

|無双竜鬼ミツルギブースト P(UC) 火/自然文明 (5)|
|クリーチャー:アース・ドラゴン/アーマード・ドラゴン/ハンター 5000|
|このクリーチャーが出た時、自分のマナゾーンに置いてもよい。そうしたら、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。|

[[DMD-07]]で登場した[[火]]/[[自然]]の[[アース・ドラゴン]]/[[アーマード・ドラゴン]]/[[ハンター]]。

[[cip]]で自身を[[マナ送り]]でき、[[そうしたら]]6000[[火力]]を放つ。

単純に[[除去]]付きの[[マナブースト]]として扱えるため[[ビッグマナ]]では便利な1枚。同[[コスト]]の[[《アルティメット・フォース》]]より増える[[マナ]]の量が少ないかわりに、相手[[クリーチャー]]の[[破壊]]に使ったりダメ押しの[[打点]]として[[召喚]]したりでき、[[汎用性]]が高い。
また、[[テンポ>テンポアドバンテージ]]ロスなしで[[多色]][[カード]]を[[チャージ]]できるという隠れた[[メリット]]もある。

除去範囲も大抵の[[システムクリーチャー]]や[[W・ブレイカー]]が収まる程度には広い。[[ビートダウン]]対策はビッグマナに限らず[[コントロール]]の至上命題と言えるため、マナを伸ばしながら相手の[[アタッカー]]を減らせる[[能力]]は願ったり叶ったりである。[[重量級]][[ニンジャ・ストライク]]が使える[[ターン]]までゲームを引き伸ばせれば理想的。

[[cip]]のマナブーストと火力は常にセットで、どちらかだけを使うことはできないので注意したい。例えば[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]しか選べない状況でcipを使うとマナ送りしたこのカードごとすべてのマナを[[ランデス]]されてしまう。[[任意]]なので使わない選択肢もあることを頭の片隅に入れておくとよいだろう。

難点は[[火]]を含む[[多色]]であり、[[ビッグマナ]]で定番の[[青緑]]や[[白青緑]]とは[[色]]が合わないことか。
もっとも、[[種族デッキ]]で採用されることが多いカードなので大きな問題にはなっていない。[[ドラゴン]]、[[ハンター]]ともに種族デッキでは火が入らないことの方が珍しい。

[[インフレ]]が進むにつれ[[上位互換]]も多数登場してきたが、同時に[[種族サポート]]の数も増えている。
[[火]]/[[ドラゴン]]/[[ハンター]]という要素の内2つ以上と[[シナジー]]があるデッキでは、古いカードだからと言って先入観で判断せず、中盤のマナブーストとして一考してみる価値がある。

**他のカード・デッキとの相性 [#sbf4e376]
-[[DMR-16極]]で[[《超戦龍覇 モルトNEXT》]]が登場すると相性の良さが注目された。このクリーチャーから[[マナカーブ]]が繋がり、自己[[マナ送り]]によって[[火]][[マナ武装]]と[[龍マナ武装]]の両方に貢献できる。また、6000火力も後に大量に追加された[[コスト踏み倒しメタ]]や[[《全能ゼンノー》]]を[[焼く]]のに役立つ。

-[[コスト]]5の[[ドラゴン]]なので[[《メンデルスゾーン》]]と相性が良い。[[【モルトNEXT】]]でも最速4ターン目に[[《超戦龍覇 モルトNEXT》]]を出せる点が評価され、[[《スクランブル・チェンジ》]]の登場まではそちらのデッキにおける最高の動きとされていた。

-7マナの時に[[《爆熱天守 バトライ閣》]]でこれか[[《リュウセイ・ジ・アース》]]を捲れば、相手の[[《獣軍隊 ヤドック》]]などの[[不正]][[メタ]]を突破してそのまま閣[[ループ]]を開始できた。不正メタが1体なら6000火力で直接破壊してしまうこともできた。

-[[【カイザー「刃鬼」】]]では[[ハンター]][[種族]]付きの[[マナブースト]]という時点で採用候補。さらに[[ドラゴン]]でもあるため[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]の[[シールド焼却]]を[[誘発]]させられる。唯一惜しいのは[[スピードアタッカー]]を持っていないことだが、大抵は[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]と一緒に出すので問題ない。
//[[《若頭 鬼流院 刃》]]などと絡めるのも手
//火抜きでもない限り《刃鬼》の劣化だと思う

-[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]で踏み倒せる[[自然]]のコスト5以下のクリーチャーなので[[【ボアロアックス】]]にも検討できる。自身の能力でマナに行くため何度でも[[除去]]を使い回せる。

-同じ[[ハンター]]の[[《大地のアニキ虎武流》]]や[[《大魂蟲オオ・ヘラクレス》]]でマナから出して除去を使い回せる。

-[[コスト踏み倒しメタ]]対策で[[【連ドラ】]]に採用される場合もある。自分の[[《インフィニティ・ドラゴン》]]がいればマナ送りを無効化して[[火力]]だけを使える。ただし、《インフィニティ・ドラゴン》の能力は[[強制]]のため、[[マナブースト]]できないことが不利に働く可能性もある。

**環境において [#qbf727a7]
登場時点の[[環境]]は[[《時空の雷龍チャクラ》]][[《至宝 オール・イエス》]]など6000火力が[[刺さる]]相手が多く、[[コントロール]]全般で評価が高かった。

2013年6月22日[[殿堂レギュレーション]]改定後、一切被害がなかった[[【カイザー「刃鬼」】]]が[[トップメタ]]に立つとそちらのパーツとして脚光を浴びた。

[[エピソード3]]では[[【シューゲイザーワンショット】]]にも採用された。

[[ドラゴン・サーガ]]から[[革命ファイナル]]にかけては[[【モルトNEXT】]]で使われた。無数に型があるデッキなので必ず採用されるとまでは言えなかったが、少なくとも[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]型には高確率で入っていた。[[ドラゴン・サーガ]]初期には[[【準赤単】]]でも活躍した。

[[革命編]]期には[[【レッドゾーン】]]の[[《一撃奪取 トップギア》]]を焼ける点が評価されていた。非常に速いデッキだが、[[《メンデルスゾーン》]]から繋いで3ターン目に召喚すれば十分間に合う可能性はあった。

[[《スクランブル・チェンジ》]]が登場すると基本的にそちら及び[[《フェアリー・ギフト》]]の6枚目以降になったが、1枚でも2枚でも採用しておけば[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]の[[ファイナル革命]]で再利用できたため、人気がなくなることはなかった。

当時[[【モルトNEXT】]]と二大巨頭を形成していた[[【緑単ループ】]]の[[《ベイB ジャック》]]を破壊できたのも強力だった。これと[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の1111[[火力]]を状況に応じて使い分ければ、[[《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》]]の[[龍解]]を安定して妨害できた。

「[[DMGP-4th>公認グランプリ]]」優勝は[[メタ]]を読んだ[[黒赤緑]][[【モルトNEXT】]]だったが、このカードは3枚採用されていた。

その後[[《スクランブル・チェンジ》]]が[[殿堂入り]]し、除去範囲に収まる[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]が[[トップメタ]]になったことで若干地位が向上した。当時[[【モルトNEXT】]]と二大巨頭を形成していた[[【緑単ループ】]]に対して、[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の1111[[火力]]とこれによる6000火力で、[[《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》]]の[[龍解]]を安定して妨害することができたのも大きい。
その後[[《スクランブル・チェンジ》]]が[[殿堂入り]]し、除去範囲に収まる[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]が[[トップメタ]]になったことで若干地位が向上した。
「[[DMGP-5th>公認グランプリ]]」3位入賞の[[【モルトNEXT】]]にもその姿が見られ、準決勝では実際に[[【ロージアミラダンテ】]]の《ヘブンズロージア》を破壊する一幕もあった(ただしそのセットは落とした)。

[[《超戦龍覇 モルトNEXT》]]と[[《爆熱剣 バトライ刃》]]の[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]指定後は[[【モルトNEXT】]]自体が下火になり、ほとんど環境で見かけなくなった。

[[王来MAX]]では[[【ブランド <NEXT.Star>】>【モルトNEXT】]]が流行したが、[[《メンデルスゾーン》]]から出す5マナ帯の[[ドラゴン]]には[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]や[[《王来英雄 モモキングRX》]]が選ばれ、このカードは選択枠ですらなくなっていた。

**アニメ・漫画において [#dd0b9b5b]
-アニメ「VSR」第47話の「[[ギョウ]]vs[[ルシファー]]」でギョウが[[MODE→CHANGE]]版を使用。[[《革命目 ギョギョウ》]]の[[能力]]でルシファーのコスト5以上のクリーチャーが出る度にマナから踏み倒した。さらに[[《父なる大地》]]で《ギョギョウ》の能力を[[誘発]]させ、計6回も[[cip]]を使った。
--アニメでは[[《真紅の精霊龍 レッドローズ》]]らの[[cip]]が[[待機]]している状態でマナから踏み倒していたが、実際には[[ターン・プレイヤー]]の効果処理がすべて終わってから出す必要がある。また、わかりやすさ優先で《ミツルギブースト》を2枚使っていたが、1枚でも全く同じことができる。

**その他 [#ufd20e7b]
-[[《メンデルスゾーン》]]との組み合わせは公式からも半ば[[デザイナーズコンボ]]として扱われており、[[DMD-07]]、[[DMX-23]]、[[DM23-BD4]]では同時収録されている。

-開発部の[[射場本正巳]]氏は、[[DMD-07]]の開発当時中盤に使える[[ドラゴン]]が少なかったので「生きた[[チャージャー]]」としてデザインしたと語っている(([[参考>https://x.com/syaba3/status/1772382957250207794]]))。
--後に登場した[[《爆流奥義 紅蓮NEXTREME》]]は同じ課題に[[非クリーチャー]][[ドラゴン]]という角度から切り込んでいるが、この時の経験が活かされたのだろうか。

-[[冠詞]]は[[アース・ドラゴン]]/[[アーマード・ドラゴン]]共通の「無双竜機」ではなく「無双竜''鬼''」。[[王道篇]]現在このクリーチャーだけが持つ冠詞である。由来は定かではないが、[[多種族]][[ハンター]]は[[命名ルール]]を無視する傾向にあるのでその影響だろう。
--種族構成が同じ[[《無双竜機フォーエバー・メテオ》]]は普通の冠詞だが、6年後に登場した[[《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》]]では二文字改変されている。
--既存の冠詞の改変という点からは[[《光鬼ガガ・ペトローバ》]]も連想されるが、[[エイリアン]]は持っていない。[[サムライ]]の「武装竜鬼」とも関係ない。

-[[DMBD-05]]では[[《無双龍聖イージスブースト》]]として[[転生]]。[[カード名]]が宝剣を意味する「ミツルギ」から、ギリシャ神話に登場する盾の名前「イージス」に変わっている。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#f8fe5c0c]
[[DMPP-18]]で実装。[[レア]]になった。

-登場時点の[[New Division]]では[[《超次元リュウセイ・ホール》]]の5枚目以降、または[[水]]の入らない[[デッキ]]でそちらの代用に使われた。
[[All Division]]では[[【バルガライゾウ】>【バルガライゾウ】 (デュエプレ)]]に採用された。

-[[DMPP-20]]で[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]が登場すると、[[cip]]でそちらを[[破壊]]して[[《神聖麒 シューゲイザー》]]の[[コスト踏み倒し]]をサポートするという用途が生まれた。なお、《ミツルギブースト》をコスト踏み倒しで出した場合でも、自分が[[ターン・プレイヤー]]なら[[コスト踏み倒しメタ]]の[[能力]]より先に[[cip]]を解決できる。

-[[DMPP-23]]期には[[《メンデルスゾーン》]]軸の【準赤単】で活躍。[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]などの[[軽量級]][[メタ]]クリーチャーを破壊しつつマナを伸ばせた。また、対抗馬だった[[《超次元リュウセイ・ホール》]]がND落ちした。

**関連カード [#qc879e3e]
-[[《ホアート・サケビーJr.》]]
-[[《ガルチェンソ・ドラゴン》]]

-[[《無双龍聖イージスブースト》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#j47bad1f]
-[[DMD-07]]&br;'''ザコの相手はまかせろ!オレが[[「勝」>《鬼無双 カイザー「勝」》]]につなげる!――無双竜鬼ミツルギブースト'''
-[[DMD-20]]&br;'''邪魔者は始末した!あとは任せたぞ、[[グレンモルト>《次元龍覇 グレンモルト「覇」》]]! ---無双竜鬼ミツルギブースト'''
-[[DMX-23]]&br;'''[[マナ]]を[[増やしつつ>ブースト]]、相手の[[クリーチャー]][[破壊]]![[ボルグレス・バーズ>《無双竜機ボルグレス・バーズ》]]で[[回収>マナ回収]]して[[ダイリュウガン>《荒ぶる大佐 ダイリュウガン》]]をサポート!'''
-[[DMX-24]]&br;'''小さくなっても最強の剣を振るうぜ!! ---無双竜鬼ミツルギブースト'''
-[[DMBD-09]]&br;'''『ゴールデン・エイジ』を必ず勝利させたい。その想いが、[[鬼無双 カイザー>《仰天無双 鬼セブン「勝」》]]を[[「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」>《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]へと昇華させた。'''
-[[アゲアゲビートパック]](P42/Y12)、[[DMPP-18]]([[MODE→CHANGE]])&br;'''無双竜鬼の名に恥じぬ、豪腕の者。'''
-[[DMPP-18]]、[[DMPS-10]]、[[DMPS-12]]、[[DM23-BD4]]&br;'''邪魔者の相手はまかせろ!――無双竜鬼ミツルギブースト'''

**収録セット [#n6fda1fb]
***[[デュエル・マスターズ]] [#fd9d380b]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMD-07 「変形デッキセット DX鬼ドラゴン」>DMD-07]](7/24)
--[[DMD-20 「スーパーVデッキ 勝利の将龍剣ガイオウバーン」>DMD-20]](12/22)
--[[DMX-23 「奥義伝授!! デッキLv.マックスパック」>DMX-23]](4/60)
--[[DMX-24 「輝け!デュエデミー賞パック」>DMX-24]](38/54)(新規イラスト)
--[[DMRP-08 「双極篇 第4弾 超決戦!バラギアラ!!無敵オラオラ輪廻∞」>DMRP-08]](G4/G5)([[ウルトラゴールデンカード]])
--[[DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」>DMBD-09]](13/22)
--[[DM23-BD4 「エキサイティング・デュエパ・デッキ ドラドラドラゴン龍幻郷」>DM23-BD4]](53/60)
--[[アゲアゲビートパック]](P42/Y12)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#w2b7532e]
-CV:[[一宮拓樹]]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMPP-18 「ゴールデン・ビクトリー -天頂開戦-」>DMPP-18]]
--[[DMPS-10 「激震の鬼ドラゴン」>DMPS-10]]
--[[DMPS-12 「熱き覇闘のドラゴン魂」>DMPS-12]]

**参考 [#uf36eefa]
-[[アース・ドラゴン]]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[ハンター]]
-[[cip]]
-[[マナ送り]]
-[[破壊]]
-[[火力]]

-[[MODE→CHANGE]]

----
[[公式Q&A]]

-能力について

>Q.[[《バリバリ・ケドケド》]]がバトルゾーンにいる状況で、自分は''《無双竜鬼ミツルギブースト》''をバトルゾーンに出しました。 「出た時」の能力で自身をマナゾーンに置いたことにして、相手のパワー6000以下のクリーチャーを破壊できますか?
A.はい、「そうしたら」以前が実行できる状況なので、実際にマナゾーンに置けなかったとしても効果を解決できます。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39091]](2020.12.15)

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