#author("2021-11-23T02:06:21+09:00","","") *殿堂解除 [#s6632681] [[プレミアム殿堂]]、[[殿堂入り]]されている[[カード]]を除名し、再び[[デッキ]]に4枚(殿堂入りに降格の場合は1枚)入れられるようにする公式ルール。カードプール全体の環境の変化や[[インフレ]]で今の環境に出しても問題ないと判断された場合に殿堂が解除される。 [[プレミアム殿堂]]から[[殿堂入り]]になる場合は俗に「降格」と呼ばれる。 便宜上、降格になる場合や、[[プレミアム殿堂コンビ]]や[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]の解除もここに記す。 **殿堂等解除カード一覧 [#r563621f] ***2009年4月15日 [#h3ea9200] -[[《龍仙ロマネスク》]]と[[《母なる大地》]]([[プレミアム殿堂コンビ]]の解除) --同日に[[《母なる大地》]]は[[プレミアム殿堂]] -[[《龍仙ロマネスク》]]と[[《母なる紋章》]]([[プレミアム殿堂コンビ]]の解除) --同日に[[《母なる紋章》]]は[[殿堂入り]] ***2014年3月15日 [#mb81b1cf] -[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]と[[《超次元バイス・ホール》]]([[プレミアム殿堂超次元コンビ]]の解除) --同日に[[《超次元バイス・ホール》]]は[[プレミアム殿堂]] ***2015年9月19日 [#p67ffd02] -[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]([[殿堂入り]]に降格) ***2016年2月1日 [#q1ffe6e1] -[[《ディープ・オペレーション》]] -[[《炎槍と水剣の裁》]]([[プレミアム殿堂]]から無制限への降格) -[[《アクア・ハルカス》]] -[[《パシフィック・チャンピオン》]] -[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]] -[[《龍神ヘヴィ》]] -[[《予言者ローラン》]] -[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]([[殿堂入り]]に降格) ***2016年9月15日 [#k4274d7e] -[[《王機聖者ミル・アーマ》]] ***2017年1月30日 [#j93cadd0] -[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]] -[[《紅蓮の怒 鬼流院 刃》]]と[[《偽りの名 ゾルゲ》]]([[プレミアム殿堂超次元コンビ]]の解除) ***2018年1月29日 [#s310e504] -[[《龍仙ロマネスク》]] -[[《天雷の導士アヴァラルド公》]] ***2019年1月21日 [#b201bc33] -[[《威牙の幻ハンゾウ》]] -[[《ミステリー・キューブ》]] -[[《アストラル・リーフ》]] ***2020年1月1日 [#j60beebf] -[[《魔光蟲ヴィルジニア卿》]] -[[《希望の絆 鬼修羅》]] -[[《セブンス・タワー》]] -[[《超次元ドラヴィタ・ホール》]] -[[《勝利のアパッチ・ウララー》]] ***2020年7月1日 [#v483f452] -[[《ガチンコ・ルーレット》]] -[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]] -[[《魂と記憶の盾》]] ***2020年12月18日 [#sf2981d5] -[[《超次元ガロウズ・ホール》]] -[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]] -[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]] -[[《爆熱剣 バトライ刃》]]と[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]](プレミアム殿堂超次元コンビの解除 --同日に[[《爆熱剣 バトライ刃》]]は[[殿堂入り]] ***2021年7月1日 [#q86c8559] -[[《サイバー・ブレイン》]]([[殿堂入り]]へ降格) ***2021年([[10月23日?>DMEX-17]]) [#g20448bf] -[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]((《[[ヴォルグ・サンダー>《ヴォルグ・サンダー》]]/[[雷獣ヴォルグ・ティーガー>《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]》の両面カードは[[プレミアム殿堂]]のままだが、[[《勝利のヴォルグ・サンダー》]]を使うことで[[殿堂レギュレーション]]でも[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]を使うことが可能になった)) **解説 [#z1f8ad57] [[殿堂入り]]制度導入以来、なし崩し的に指定解除された[[プレミアム殿堂コンビ]]を除いて、[[革命編]]までの約11年間にわたり、単体の[[カード]]において[[殿堂>殿堂入り]]解除や[[プレミアム殿堂]]から[[殿堂入り]]への降格などが行われたことはなかった。しかし2015年9月19日、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]が[[殿堂入り]]に降格される。単体の[[カード]]としては初となる使用制限の緩和となった。 更に年が明けて2016年1月末に[[《ディープ・オペレーション》]]、[[《炎槍と水剣の裁》]]、[[《パシフィック・チャンピオン》]]、[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]の殿堂解除が発表され、殿堂解除開始の2月1日直前に追加の殿堂解除カードが発表された。 その後も不定期ながら徐々に制限緩和がなされている。 -カードの制限改訂は、デュエマの開発元である[[Wizards of the Coast]]の「[[MTG>Magic:The Gathering]]」や、KONAMIの「遊戯王OCG」などの有名TCGで見られる為、「TCGにおいてはよくあることである」と勘違いされがちであった。((特にこの2つはTCG業界において世界的な有名どころである為、単純にプレイ人口の大きさの影響もある))しかし実際にはデュエマを含め禁止カードの降格や制限解除の制度を取り込んでいるTCGは少なく、取り込んでいてもMTGや遊戯王OCGのように知名度やカードプールが目立たない事もありそこまで注目されることはなかった。 それだけにデュエマにおいて実質一番最初に殿堂解除された《サファイア》は大きなニュースとなった。 -デュエマで[[プレミアム殿堂コンビ]]を除いて[[革命編]]まで殿堂解除制度が設けられなかったのは、頻繁な制限/制限緩和を行うことによりカード市場が混乱することや、それに伴って低年齢の[[プレイヤー]]層が財政的にプレイが困難になってしまうこと、またライトプレイヤーにとって制限リストの暗記が困難になり大会などへの参加が憚られるようになってしまうことなどを懸念してのことであったと思われる。 また、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]などに顕著に見られるように、[[殿堂入り]]などの使用制限がかかっていることをその[[カード]]のブランディングに用いているきらいがあり、制限が可変的なものになることでこうしたブランド性が毀損されることを恐れていたのではないかという指摘もなされている。 -[[革命編]]で殿堂解除が設けられた理由として、[[殿堂入り]]決定当初に比べ[[インフレ]]の進行によって明らかに実用性を失ってしまったカードが増えたり、[[《アクア・ハルカス》]]や[[《ディープ・オペレーション》]]のような元から[[殿堂入り]]相応なのか疑問視されていたカードの存在などが挙げられる。また[[革命編]]開始直前に、競合ゲームである「遊戯王OCG」が強力な禁止カードをエラッタして弱体化して開放したり、過去の人気テーマをリメイクしたりして古参層を中心として話題性の獲得に一定程度成功しており、この影響が指摘されている。 --実際に、こちらも[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の殿堂入りへの降格は大きな話題性を生んだ。 -実際に、殿堂解除となった[[カード]]が再び猛威を振るったケースはない。というより、そういうカードが殿堂解除されるのだから当然である。最初のうちは、[[《アクア・ハルカス》]]のように元から殿堂入りが疑問視されていたカードや、[[《炎槍と水剣の裁》]]のように明らかに[[環境]]に追いつけないパワーの[[カード]]が中心だったが、徐々に[[《龍仙ロマネスク》]]や[[《ミステリー・キューブ》]]といったまだまだ環境での使用を検討できる[[カード]]が解除されるようになっていった。これは単に型落ちとなった[[カード]]を解除するだけではなく、[[殿堂解除]]による話題性を重視したり[[地雷]]としてチャンスを与える目的もあるのだと推測される。 -解除となった[[進化クリーチャー]]のうち、[[《パシフィック・チャンピオン》]]や[[《アストラル・リーフ》]]はカードそのものの強みは変わっていないものの、[[殿堂入り]]期の間にプッシュされなくなった[[種族]]を進化元としている。 --種族指定の進化は、進化元の優秀さがカードの使い勝手を大きく左右するので、殿堂解除されてもあまり活躍できなかったりする。 --そもそも、前者は単体だけでは刻んだ打点で相手の手札を潤わせつつ決着までのターン数が遅いというのは致命的な弱点で、後者は[[マナカーブ]]と[[スロット]]の関係で、大量に手札を使うデッキなら[[《海底鬼面城》]]が優先される(([[《アストラル・リーフ》]]が殿堂解除された時期は、[[《海底鬼面城》]]が[[殿堂入り]]していなかった。))など、単体性能でも陰りが見えている部分もある。 ---特に[[《アストラル・リーフ》]]は[[《「流星の雫」》]]など定期的に適した進化元が登場はしているが、単体で完結した性能である[[ドローソース]]の[[《T・T・T》]]などとの差別化には苦労している。 -[[殿堂入り]]や[[プレミアム殿堂]]による使用制限が最も短かったのは[[《勝利のアパッチ・ウララー》]]の536日(1.47年)で、[[《予言者ローラン》]]の615日(1.68年)、[[《真・龍覇 ヘブンズロージア》]]の853日(2.34年)がそれに次ぐ短さである。逆に最も長かったのは[[《アストラル・リーフ》]]の5448日(14.92年)で、[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]の5086日(13.92年、[[プレミアム殿堂]]入りから無制限まで)、[[《魂と記憶の盾》]]の4460日(12.21年)がそれに次ぐ長さである。 -ガイドラインに抵触するため当wikiには書き込めないが、「このカードを殿堂解除すべきかどうか」という議論もまたデュエマの楽しみ方の1つである。 **参考 [#l2861d9d] -[[殿堂レギュレーション]] -[[殿堂カード]] -[[殿堂入り]] -[[プレミアム殿堂]] -[[プレミアム殿堂コンビ]] -[[プレミアム殿堂超次元コンビ]] -[[殿堂ゼロデュエル]] -[[インフレ]] -[[用語集]] &tag(用語集,殿堂入り,殿堂解除);