#author("2021-04-28T20:29:46+09:00","","")
*【5色ジョリー】 [#x146fd11]

[[【5色コントロール】]]を[[除去]]に特化させ、[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]を[[フィニッシャー]]としたアーキタイプ。[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]が登場した[[DMR-23]]に成立し、[[新章デュエル・マスターズ環境]]で活躍した。

|ジョリー・ザ・ジョニー Joe LC 火文明 (10)|
|クリーチャー:(種族無し) 19000|
|スピードアタッカー|
|Q・ブレイカー|
|このクリーチャーが召喚によってバトルゾーンに出た時、バトルゾーンに相手のクリーチャーがなければ、自分はゲームに勝つ。バトルゾーンに相手のクリーチャーがあれば、他のクリーチャーをすべて破壊する。|

|大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル VR 光/自然文明 (6)|
|D2フィールド|
|マナゾーンで多色カードをタップする時、そのうちの好きな枚数のカードのマナを2にしてもよい。(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|
|Dスイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、そのターン、クリーチャーを自分のマナゾーンから召喚してもよい。|

**主要カード [#z51ec6dd]
|[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]|核となるフィニッシャー|
|[[《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》]]|ビッグマナ戦術の要|
|[[《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]|多色[[ツインパクト]]。クリーチャー面で時間を稼ぎ、呪文面で〆。|
|[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]|禁断爆発による全体除去で[[《ジョリー》>《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]を補助|

**候補クリーチャー [#s4cab881]
|[[《電脳鎧冑アナリス》]]|[[多色]][[マナ基盤]]になる初動[[ドローソース]]兼[[マナブースト]]|
|[[《爆砕面 ジョニーウォーカー》]]|[[多色]][[マナ基盤]]になる初動[[マナブースト]]兼2000[[火力]]|
|[[《天災 デドダム》]]|初動。マナゾーンに多色を埋め、[[《獅子王の遺跡》]]等に繋げる|
|[[《青寂の精霊龍 カーネル》]]|[[《プチョヘンザ》>《百族の長 プチョヘンザ》]]で盤面を処理するならカウンターで出せる[[革命チェンジ]]元として|
|[[《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》]]|[[【5色】]]御用達のカウンター札|
|[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]、[[山札破壊]][[メタ]]|
|[[《トップ・オブ・ロマネスク》]]|マナ基盤としても優秀な5コスト2[[マナブースト]][[ブロッカー]]|
|[[《龍仙ロマネスク》]]|デメリットがある上に[[《サファチャン》>《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》]]があるため優先度は比較的低め|
|[[《飛散する斧 プロメテウス》]]|多色戦術を阻害しない[[マナ回収]]|
|[[《ドキンダム・アポカリプス》]]|19マナあればこれと《ジョリー》を出して勝ち確定|
|[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]|[[ハンデス]]対策を一手に引き受ける大量[[呪文]][[サルベージ]]|
|[[《ボルバルザーク・エクス》]]※|cipでマナゾーンにあるカードをすべて[[アンタップ]]|
|[[《闇鎧亜キング・アルカディアス》]]|適当な初動クリーチャーから[[進化]]できる[[ロック]]獣。時間稼ぎに利用可能であり、時には[[1ショットキル]]プランに。クリーチャー軸にするなら|
|[[《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]|呪文主体のデッキに強烈に刺さる|
|[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|[[マナゾーン]]に[[カード]]が7枚あれば、原則[[ダイレクトアタック]]を1回防げる|
|[[《姫様宣言プリンプリン》]]|強力な[[サイキック・クリーチャー]]を呼び出せる。[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]で[[エクストラウィン]]を決めるのが難しい時のサブフィニッシャーにも|

**候補[[コマンド]] [#x382dff5]
|[[《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》]]|[[S・トリガー]]。[[マナゾーン]]か[[墓地]]から回収。|
|[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]|デッキパワーを損なわない3枚[[ピーピングハンデス]]の大型|
|[[《轟牙忍 ハヤブサリュウ》]]|大型版[[《光牙忍ハヤブサマル》]]|
|[[《リュウセイ・天下五剣カイザー》]]|[[殴り返し]]で[[敗北回避能力]]発動|

**候補呪文 [#r80a773a]
|[[《謎帥の艦隊》]]|フルスペックを発揮した場合、たった3コストで3体[[除去]]|
|[[《クリスタル・メモリー》]]|[[《ゼノシャーク/クリメモ》>《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]を使っていてクリーチャー面が邪魔になると感じたら|
|[[《ドンドン水撒くナウ》]]|[[S・トリガー]]。マナから[[シノビ]]やジョリーを回収。手打ちも視野に|
|[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]|[[モード]]で3000[[全体火力>全体除去]]と[[マナ送り]]による1枚[[カード指定除去]]を選べる|
|[[《テック団の波壊Go!》]]|相手のコスト5以下のカードをオール[[バウンス]]かコスト6以上のクリーチャーを[[確定除去]]|
|[[《獅子王の遺跡》]]|多色マナ武装デッキ御用達のマナブースト|
|[[《ボーイズ・トゥ・メン》]]|1ドロー1マナブースト1体タップ。[[S・トリガー]]で唱えることが前提で、基本はマナ基盤として初手マナ埋め|
|[[《裏切りの魔狼月下城》]]※|[[多色マナ武装]]4で3[[セルフハンデス]]|
|[[《無双と竜機の伝説》]]|無条件[[追加ターン]]。大量のマナがある状態で[[唱えれ>唱える]]ば事実上の[[アンタップ]][[マナ]]生成手段に|
|[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]|防御札。時にループさせて[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]プランに|
|[[《襲来、鬼札王国!》]]|[[モード]]で相手の8コスト以下破壊/自分の8コスト以下[[リアニメイト]]できる[[S・トリガー]] [[鬼タイム]]下では両方行う|

**候補ツインパクト [#kb1bdf72]
|[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴聖》]]|[[召喚]]時限定cipでマナゾーンにあるカードをすべて[[アンタップ]]|
|[[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴冥》]]|~|
|[[《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》]]|[[オリジナル版>《クリスタル・メモリー》]]と異なり[[クリーチャー]]面が付いているのでクリーチャーを参照する[[回収]]に引っかかる|
|[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]|手札を貯め込むデッキには滅法強い定番オールハンデス呪文 上面で追い打ちも|
|[[《プロト・コア/暗黒の不法侵入》]]|クリーチャー面は呪文のコスト軽減 呪文面は[[パワー低下]]でシステムクリーチャーを除去|

**候補超次元 [#n40be1e4]
|[[《サンダー・ティーガー》]]|軽量除去。ループさせて[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]を[[破壊]]することもできる|
|[[《勝利のプリンプリン》]]|定番足止め[[サイキック]]|
|[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]|[[ループ覚醒]]してスピードアタッカーを用意しよう|
|[[《アルプスの使徒メリーアン》]]|[[メインデッキ]]を圧迫しない[[ブロッカー]]|
|[[《愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ》]]|~|
|[[《ガイアール・カイザー》]]|[[打点]]要員|
|[[《超時空ストーム G・XX》]]|サブフィニッシャー|

**候補GR [#kc1bdf84]
|[[《白皇世の意志 御嶺》]]|高パワーの[[GRクリーチャー]]。攻撃できないデメリットもこのデッキでは気にならない|
|[[《カブXII》]]|~|
|[[《ドドド・ドーピードープ》]]|パワー7000のGRクリーチャー。|
|[[《ダスティン・ジョーバー》]]|パワー5000のGRクリーチャー。バウンス後の殴り返しにも使える|
|[[《P.R.D. クラッケンバイン》]]|墓地の呪文の数だけ[[パンプアップ]]|
|[[《防護の意志 ランジェス》]]|貴重な[[ブロッカー]]GRクリーチャー。パワーが低いのは欠点|

**候補オーラ [#wbaf9286]
|[[《ア・ストラ・ゼーレ》]]|相手の中堅クリーチャーを一斉[[バウンス]]させる[[オレガ・オーラ]]。あわよくば[[追加ターン]]も|

**このデッキの回し方 [#d66526ed]
基本的には多色マナ武装4にたどり着けるように序盤は積極的に[[多色]]を[[マナチャージ]]。[[《裏切りの魔狼月下城》]]が無制限であったころは4ターン目に唱えるのが定番の動きであった。

中盤は[[S・トリガー]]に防御を任せてさらにマナブーストしたり、除去で妨害したりしつつ、マナ回収によって必要パーツを集めたりする。

[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]で[[エクストラウィン]]を決める方は何通りかある。
+十分マナブーストして[[《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》]]を立てたら、[[《謎帥の艦隊》]]などで相手のクリーチャーを全部[[除去]]してから、最後に[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]を召喚
+[[《「大当たり!もう一本!!」》>《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]を唱えておいて[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]を召喚
+[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]の[[禁断爆発]]で全体[[封印]]してから、《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》召喚
などが挙げられる。

[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]でフィニッシュできない場合は[[アンタップ]][[マナ]]を生成するクリーチャー、[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]、[[《謎帥の艦隊》]]で[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]をループさせ、[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]でのフィニッシュを狙おう。[[《姫様宣言プリンプリン》]]を使うのもいいだろう。

[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]、[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]が全て[[盾>シールド]]落ちしてしまった場合は、[[アンタップ]][[マナ]]を生成するクリーチャー、[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]、[[《謎帥の艦隊》]]、[[《無双と竜機の伝説》]]で[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]の[[シールド回収]]を[[ループ]]させる。

**長所 [#ec42d716]
何と言っても除去が豊富なので[[【レッドゾーン】]]などの除去すれば止まるデッキには強かった。全体除去も豊富でありクリーチャーのコスト踏み倒しも主軸にはないので[[《異端流し オニカマス》]]に対しても強固であった。

クリーチャーを残す必要が基本的にはないので相手の除去を腐らせやすい。

[[カードパワー]]の高さを優先した構築なので、終盤に近付けば近付くほど強くなる。

**短所 [#w3553575]
呪文軸の場合は[[《ヴォルグ・サンダー》]]に脆弱。[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]で対策はできるが、[[《アクア・ベララー》]]で[[山札操作]]されると事実上貫通されてしまう。

純粋な手札補充がほぼ無いので[[ハンデス]]に弱い。[[《時の秘術師 ミラクルスター》]]でケアできるかどうかにゲームが懸っていると言っても過言ではない。

[[《煌龍 サッヴァーク》]]などの除去耐性のある敵も面倒。デッキ40枚のうち10枚を単純な除去に費やすことがざらなので、この手の相手は厳しい。

最大の弱点は[[呪文メタ]]。しかし[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[《タイム3 シド》]]などの[[呪文]][[コスト増加]]手段が減少しており、だからこそ[[環境]]で活躍したのだと言える。

**環境において [#b8103f58]
革命ファイナルカップエリア代表決定戦中部大会ベスト4入賞を果たした[[【謎帥ループ】>《謎帥の艦隊》]]がその原型。

環境では2番手程度の実力を発揮し、[[中速]][[ビートダウン]]、[[速攻]]に対しては概ね有利であった。

[[DMBD-01]]で[[クリーチャー]]による[[1ショットキル]]というサブルートが強化され、[[DMBD-02]]の[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]で防御性能が上がった。

「デュエル・マスターズグランプリ-5th」ベスト64(いわゆる【4色ジョリー】と呼ばれる構築)、「デュエル・マスターズグランプリ-6th」(3人1チーム戦)ベスト8などの実績を残している。

2018年3月1日に[[《裏切りの魔狼月下城》]]が[[殿堂入り]]し、早期の妨害は若干不自由になった。

その後、多色でデッキを固める必要がある点が祟り、[[双極篇]]で登場した[[ツインパクト]]を今一つ組み込めない状況になり、相対的に弱体化。そうでなくとも[[速攻]]と[[ランデス]]を両立する[[【“轟轟轟”ブランド】]]の成立、[[《天使と悪魔の墳墓》]]の導入化など、[[【サッヴァーク】]]の環境入りなど、[[双極篇環境]]では向かい風を受けた。

[[DMEX-03]]で[[《ナゾの光・リリアング》]]が登場し、トップメタの[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]に入るカードとして[[双極篇環境]]、[[超天篇環境]]に定着すると、フィニッシュそのものが封じられることが多くなった。このクリーチャーを除去する為に、[[バウンス]]や[[パワー低下]]を積んで対処する事が今後は必須であろう。一応[[《ドキンダム・アポカリプス》]]で処理できるが、自分の[[ブロッカー]]までスポイルしてしまうので一長一短。
[[超天篇]]からは[[《凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」》]]や[[《プロト・コア/暗黒の不法侵入》]]といった相性の良い多色ツインパクトを獲得し始めたので、今後の展開に注目がかかる。

[[DMRP-11]]期には、比較的流行した型デッキを[[火]]と[[闇]]の[[コスト]]5以上の[[コマンド]]と[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]に寄せた【5色ジョルマゲドン】とも呼ばれる型が誕生。この基盤は[[【5色ドルマゲドン】>【5色グレンモルト】]]に引き継がれることとなる。

[[DMBD-13]]、[[DMBD-14]]期には、[[《姫様宣言プリンプリン》]]を2枚投入した型が、優勝したという報告が上がっている。

[[十王篇環境]]序盤には【5色ジョリー】の亜種であり、[[白]][[抜き4色]]で組まれる[[【4色万軍投ジョリー】>【4色万軍投】]]が比較的流行していた。その型は、[[《“魔神轟怒”万軍投》]]と[[重量級]][[マナドライブ]]で[[アドバンテージ]]を稼ぎ、[[《斬罪 シ蔑ザンド》]]などを活かして除去し、最後に[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]でフィニッシュするという内容のデッキであった。

**その他 [#z0884f69]
-[[【5色コントロール】]]ではあるが、[[マナブースト]]は[[《フェアリー・ミラクル》]]は一切入らず、よりアドバンテージ量の高い[[《獅子王の遺跡》]]に一任しているケースがざらで、デッキの40枚中25枚程度を多色で固めるケースがしばしば。
--ただし、[[《フェアリー・ミラクル》]]を使わない型は、[[十王篇]]から他の[[【5色コントロール】]]でもたびたび見られるようになったため、このデッキは[[《フェアリー・ミラクル》]]を入れない[[【5色コントロール】]]の先駆者となっている。

-火のカードが[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]2枚の採用に留まるケースもあり、その場合は【4色ジョリー】と呼称されることもある。

**参考 [#h370a6a3]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/除去コントロール]]
-[[デッキ集/5色デッキ]]
-[[【5色】]]
-[[【5色コントロール】]]
-[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]