#author("2022-11-16T18:19:22+09:00","","") *《&ruby(きんだん){禁断};〜&ruby(ふういん){封印};されし&ruby(エックス){X};〜》 [#f7581ca1] |禁断〜封印されしX〜 KDL 火文明 (マナコストなし)|KNDN〜SEALED X〜 KDL Fire| |禁断の鼓動|KNDN Pulse| |この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。|This pulse starts the game in the battle zone with 6 seals on it.| |この鼓動はバトルゾーンを離れない。|This pulse can't leave the battle zone.| |''禁断解放'':この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。|Unsealing : When this pulse has no seals on it, flip it to its creature side.| |>|BGCOLOR(white):禁断解放後⇒[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]| |>|BGCOLOR(#3233):COLOR(white):''ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード((1つのデッキに投入できるのはいずれか1セットまで))''| ※[[カード名]]の「エックス」の表記は、実際のカードでは[[禁断文字]]、公式カードリストでは「X」 [[DMR-19]]で登場した[[禁断の鼓動]]。 両面カードだが[[超次元ゾーン]]や[[超GRゾーン]]には一切関与しない、[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]。 [[封印]]6つを付けて置かれ、その間は[[ゲーム]]に干渉できない状態で[[バトルゾーン]]にとどまり続ける。 すべての[[封印]]がなくなると[[禁断解放]]によって[[裏返す]]処理を行い、[[禁断クリーチャー]]である[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]となる。 [[封印]]を外していくには[[火]]の[[コマンド]]が必要となる。 そのため、[[ソニック・コマンド]]を使うデッキである[[【レッドゾーン】]]が主な活躍先となるだろう。 連続で[[侵略]]すれば侵略した数だけ封印を外すことができる。 他にも[[《リベレーション・オブ・ジ・エンド》]]や[[《禁断U トルーパ》]]の能力で外すことも可能。 しかし、封印は''すべての[[カード]]を対象とした[[除去]]''でも外せるため、現在では裏技式で[[禁断解放]]するデッキも開発されている。 代表例として[[【オールデリート】]]や[[【VVギガタックジョリー】]]、[[【超次元コントロール】]]を参照。 [[禁断解放]]を無視して、単に[[バトルゾーン]]に複数枚[[カード]]を用意する手段として活用されることもある。例としては[[《インフェル星樹》]]で[[封印]]を2枚[[マナ送り]]にすることで、2枚の[[マナブースト]]と2枚[[ドロー]]を実現できる。 環境での活躍については[[クリーチャー]]面である[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の頁を参照されたし。 **ルール [#oc07bc37] -「(封印を)外す」とは総合ルール701.23aでバトルゾーンから墓地に移動させることと定義されているが、禁断解放の条件はあくまで「封印がすべてなくなった時」であるため、[[墓地送り]]以外の方法で[[封印]]を外した際も禁断解放できる。 -両面カードだが、40枚の[[メインデッキ]]の1枚に含まれる。これはカードタイプ「[[鼓動]]」の共通のルールである。 --正確には『(この)[[鼓動]]は[[デッキ]]の40枚とは別に用意する』記載がカードとルールの両方に無く、かつ『[[鼓動]]は指示された場所に配置する』ルールにより、今の運用となっている。デッキ40枚に含めるかどうかは今後のルール改定次第で変えられる部分ではあるため、特にこのカードを長らく使っていない場合は事前にルールを確認した方が良い。 -2019/12/12の総合ルール改定により、ゲーム開始時にバトルゾーンに存在させるカードは1セットのみとなった。 --これにより、《禁断〜封印されしX〜》・[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]・[[《滅亡の起源 零無》]]・[[《Forbidden New Year》]]は、併用したり、1種を複数セット扱ったりすることができなくなった。 --ルール改訂後も、このカードは[[デッキ]]の40枚のうちの1枚として計上される扱いである。 -[[火]]の[[コマンド]]が[[バトルゾーン]]に出ることで[[封印]]を1つ外すのは[[強制]]である。ただし、他に[[火]]の[[クリーチャー]]に[[封印]]が付いているならばそちらの[[封印]]を外すこともできる。 -ゲーム開始時、5つの[[シールド]]展開・5枚[[ドロー]]の初期処理よりも''先に''封印を6枚付けなければならない。つまり、[[サイキック・クリーチャー]]などを[[超次元ゾーン]]に用意するのと同じタイミングでバトルゾーンに[[封印]]を付けながら出す。処理順が逆だと、封印を付けられていない[[鼓動]]が宙ぶらりんのまま別の処理が行われていることになる。 --「コロコロ公式チャンネル」「デュエマTV」での処理ではこのような誤りがある。正しくは「タカラトミー公式チャンネル」(後にデュエマデドカミチャンネルに命名された)に公開された対戦動画のとおりなので注意。 -[[《龍脈術 水霊の計》]]などの[[カード指定除去]]で[[封印]]を外すことは可能。[[封印]]は「[[バトルゾーン]]にあるコスト0のカード」と定義されているため、自分の[[《龍脈術 落城の計》]]でも封印を取り除くことができる上に、[[手札補充]]にもなる。 --このため、[[《時空の封殺ディアス Z》]]の[[殲滅返霊]]に対する[[メタ]]として機能する。また、[[封印]]をコストにして[[《時空の支配者ディアボロス Z》]]を[[覚醒]]させることもできる。この場合最大3枚(《ディアボロス Z》呼び出し分も含めると4枚)封印が取り除けるので、[[覚醒]]と同時に[[禁断解放]]もあり得る。またこの[[鼓動]]そのものはバトルゾーンを離れないが、対象にとれるため、「1枚はこの[[鼓動]]を選択し、外す封印の数を調整する」ということも可能。 --[[火]]の[[コマンド]]を使わない[[デッキ]]でも、[[《テック団の波壊Go!》]]の全体[[バウンス]]への対策として用意される事がある。小型[[クリーチャー]]での[[ビートダウン]]が主戦術の[[【ジョーカーズ】]]などで見られる。 -この[[禁断の鼓動]]は、カードとして見た場合は、裏面に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を持ち合わせているため、2つの[[特性]]を持っている扱いになる。これは後に登場した[[ツインパクト]]と同じ。 --そのため、[[《クイーン・アマテラス》]]の[[能力]]では、([[敗北回避能力]]によって、裏面の[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の[[特殊敗北]]を防いだ状態で)山札にあるこの[[禁断の鼓動]]を使うことはできない。これは、この禁断の鼓動が《伝説の禁断 ドキンダムX》というクリーチャー面を合わせ持っているため、''クリーチャーではない''カードを使う[[《クイーン・アマテラス》]]の[[能力]]の対象外になってしまうからである。[[ツインパクト]]も同様。(そもそも、禁断の鼓動自体使えるかどうか不明) -[[コスト]]([[マナコスト]])を持たない。したがって、何らかの原因により敗北が回避されている状態で《禁断〜封印されしX〜》が[[手札]]にあっても[[プレイ]]することはできない。(注釈:通常であれば両面参照のルールに基づき、クリーチャー面によって敗北する) --[[コスト]]を持たない[[セル]]同様に、コストを参照する場合は0として扱う。 **その他 [#g64cefb7] -ゲーム開始時に[[封印]]を6枚付ける都合上、[[山札]]が通常時と比べるとかなり少ない状態でプレイすることになる。その数23枚。[[ライブラリアウト]]には弱くなるので、山札が切れる前に決着を付けたい。 --[[《水上第九院 シャコガイル》]]の[[エクストラウィン]]を狙う[[デッキ]]では、[[デッキ]]の初期枚数を減らす目的で使われる事もある。 -発売前から[[殿堂入り]]という前代未聞の[[カード]]。おそらく複数枚を[[デッキ]]に入れた場合の[[ライブラリアウト]]および[[山札圧縮]]を利用したコンボを危惧しての措置だと考えられた。そのため、この[[カード]]が最速で[[殿堂入り]]を果たした[[カード]]となった。 -[[シークレットカード]]版が存在し、なんと''全文[[禁断文字]]で書かれる''という突拍子もないアイデアが採用されている。[[カード名]]の一部に[[禁断文字]]が採用されているカードとしては[[イニシャルズ]]が存在するが、[[カード名]]全文および[[テキスト]]に[[禁断文字]]が採用されたのは[[プロモ>プロモーション・カード]]版[[《禁断》]]に続き2枚目。 --また裏面(クリーチャー側)は[[カードイラスト]]も僅かに異なり、通常版はエフェクトが赤を基調にしたデザインであるのに対し、[[シークレットカード]]版のエフェクトは金色を基調にしたデザインである。 --初めて情報が出たのが、コロコロコミック2015年11月号であったが、その際に公開されたのがこの[[禁断文字]]版の[[シークレットカード]]だった。その際は日本語訳も同時に公開されたため、この時点で正式に「[[封印]]」と「[[禁断解放]]」の存在が公表されたことになる。前号で公開された[[禁断文字]]版[[《禁断》]]のおかげでアルファベット対応表は概ね完成していたため、残りの不明文字記号も含めて解読に挑む者も少なくなかった。 -「タカラトミー公式チャンネル」に公開された対戦動画にて[[Wizards of the Coast]]のデュエル・マスターズカードデザイナー「ジェームズ」が使用。「禁断」の力を手に「禁断のジェームズ」として、当時の[[環境]][[トップメタ]]を握る[[Deadman]]・[[カミカミ王子]]に対峙する。 -原型となったのは[[Magic:The Gathering]]の没メカニズム「禁断/Forbidden」と思われる。 没メカニズムゆえに詳細は明かされていないが「封印されたカードを解放する」というコンセプトで「デッキ外に存在する『禁断のカード』の封印を解くことで使用可能にする」メカニズムであることが明かされており、メカニズム名も含めこのカードとの共通点が見られる。 --また、[[松本しげのぶ]]氏は[[Magic:The Gathering]]の「ヴァンガード戦」からこのカードの着想を得ているという。 **[[殿堂ゼロデュエル]]において [#g07f4a58] #region2(ルール変更前の考察){{ --%%そのかわりカードテキストでデッキに入れられる枚数が指定されていないので、[[殿堂]]ルールを採用しないならば4枚入れることができ、計28枚の[[山札圧縮]]ができる。しかし、ゲーム開始時にはこれに加えて[[手札]]と[[シールド]]を5枚ずつ展開するため、[[山札]]がわずか''2枚''になってしまう。%% --[[殿堂レギュレーション]]で仮に2枚以上搭載できたとすると、[[封印]]が12枚以上あることになる。したがって[[禁断解放]]させたくないときは、1枚目の[[鼓動]]の[[封印]]を敢えて1つ2つだけ残し、別の[[鼓動]]の[[封印]]外しに移行することで事実上回避できてしまう。これだとほぼ自由自在に[[禁断解放]]させるタイミングを選べてしまうため、[[殿堂入り]]させ、「[[封印]]は6つだけ」という共通のフィールドで戦わせたかったものと思われる。 ---[[殿堂ゼロデュエル]]では[[《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]から[[超次元呪文]]で相手の[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を[[除去]]・もしくは[[スピードアタッカー]]を出して打点を追加、[[《超覚醒ラスト・ストーム XX》]]による[[1ショットキル]]の流れで望まぬ禁断解放をしないようにする等の目的で[[【ダーツデリート】]]に2枚搭載される。 また、[[サーチ]]を使用しない[[速攻]]デッキではキーパーツを引く確率を上げるため2〜3枚投入することもある。 }} **関連カード [#p0b691e0] -[[《禁断》]] -[[《禁断〜目醒めの刻〜》]] -[[《禁断〜解放せしX〜》]] -[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]] **収録セット [#j6c96cf6] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[MITSUAKI MATSUMOTO]] --[[DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」>DMR-19]] --[[DMEX-06 「絶対王者!! デュエキングパック」>DMEX-06]](2a/98) --[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」>DMR-21]](新規イラスト 金箔加工) --[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](66a/80) --[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](106a/???) -illus.[[Shigenobu Matsumoto]] --[[DMEX-15 「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」>DMEX-15]](5a/50) **参考 [#ed1e034c] -[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]] -[[禁断の鼓動]] -[[禁断]] -[[鼓動]] -[[封印]] -[[両面カード]] -[[文明]] -[[コマンド]] -[[離れない]] -[[禁断解放]] -[[裏返す]] -[[殿堂入り]] -[[禁断レジェンドカード]] -[[シークレットカード]] -[[禁断文字]] -[[【黒サソリス】]] -[[【オールデリート】]] --[[【ネオンクスデリート】]] --[[【クランヴィアデリート】]] ---- [[公式Q&A]] -カード特性について >Q.自分のメインステップに[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を手札に戻しました。このとき、何らかの効果でこのターンゲームに負けなくした場合、手札にある''《禁断〜封印されしX〜》''をコストを支払わずにバトルゾーンに出すことはできますか? A.いいえ、''《禁断〜封印されしX〜》''にはもともとコストがなく、コストのないカードは使うことができません。[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]はコストがありますので、マナを99払うことができれば召喚することが可能です。また、何らかのクリーチャーを手札から直接バトルゾーンに出す効果で出すこともできます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37780]](過去のよくある質問より) -1つ目の能力について >Q.''《禁断〜封印されしX〜》''の能力で、ゲーム開始時バトルゾーンに置くとはどういうことですか? A.ゲーム開始時とは、デッキのシャッフルが終わったあとで、シールドの配置や手札のドローの前の段階です。まず、このカードをバトルゾーンに置き、その上に封印を6つ付け、その後で通常通りシールドを5枚展開し、手札を5枚引きます。 [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/37779]](過去のよくある質問より) -3つ目の能力について --[[禁断解放]]も参照のこと >Q.相手の封印の付いた''《禁断〜封印されしX〜》''がある状況です。自分の[[《天災 デドダム》]]が攻撃する時、自分は[[《超奇天烈 ギャブル》]]と[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の2枚を「侵略」能力の宣言をして、[[《天災 デドダム》]]の上に重ねました。[[《超奇天烈 ギャブル》]]の「出た時」の能力で、相手の[[《テック団の波壊Go!》]]を唱えて「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選び、''《禁断〜封印されしX〜》''に付いている封印をすべて手札に戻しました。「禁断解放」した[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]は[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の「出た時」の能力で選べますか? A.いいえ、選べません。相手の''《禁断〜封印されしX〜》''が「禁断解放」するのは、自分の[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の「出た時」の能力が解決された後です。[[《SSS級天災 デッドダムド》]]の「出た時」能力を解決する時点では、封印の付いていない''《禁断〜封印されしX〜》''なので、選べません。 #region2(([[総合ルール]] [[603.3>総合ルール本文#rule603_3]])){{ :603.3. |能力が誘発したら、効果は一度待機状態になり、その時点で待機している全ての効果のうちターン・プレイヤーのものから順番に処理をします。 ::603.3a |誘発型能力の中には、それに続くアイコンの能力を使うと書かれているものがあります。それらの能力は誘発した段階でアイコンに記された内容を含めて待機状態になります。&br;例: キズナプラスを持つクリーチャーが攻撃して下にあるカードを墓地に置いた時、その後能力の解決前にアイコンを持つクリーチャーが破壊されたとしても、能力起動時に墓地にカードを置いた段階で選ばれたふたつのアイコン能力は待機状態になっています。 }} [[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39338]](2021.2.5) &tag(禁断の鼓動,火文明,赤単,単色,コストなし,ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード,ゲーム開始時,自己封印,離れない,禁断解放,《禁断》,殿堂解除,KDL,禁断レジェンドカード,レジェンドカード,MITSUAKI MATSUMOTO,Shigenobu Matsumoto);