#author("2022-02-19T02:06:29+09:00","","") *《&ruby(あんこく){暗黒};の&ruby(きし){騎士};ザガーン》 [#y82c76aa] |暗黒の騎士ザガーン SR 闇文明 (6)| |クリーチャー:デーモン・コマンド 7000| |W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)| [[DM-01]]で登場した[[デーモン・コマンド]]。 初期の[[スーパーレア]]にありがちな、[[コスト論]]相応の[[準バニラ]][[ファッティ]]。 [[カードプール]]の狭い登場当時は活躍の場はなくもなかったが、[[DM-01]]当時ですらただ単に[[W・ブレイカー]]が欲しいだけなら文明違いの[[《デスブレード・ビートル》]]で十分であった。 [[カードプール]]が拡充しより使い勝手の良い[[カード]]も登場した現在では明確な採用理由を見いだせない。 [[上位互換]]には[[《減退の魔将スクリューマー》]]や[[《葬英雄 ゲンセトライセ》]]が存在する。前者の[[能力]]は[[強制]]、後者は[[ドラゴン]][[メタ]]に引っかかるものの、いずれもこちらを優先する理由にはならない。 [[デーモン・コマンド]]にこだわらなければ、同じ[[コマンド]]の[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]もいる。 厳密には[[上位互換]]ではないが、[[闇]]の6マナ[[W・ブレイカー]]には[[《黒神龍ワリー・Go・イネーガー》]]や[[《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》]]を始め、優秀な[[効果]]持ちが多い。 単純なところでいえば[[《超次元ミカド・ホール》]]から出した[[《時空の封殺ディアス Z》]]に[[コストパフォーマンス]]で劣っている。 実戦級のカードとしてはとっくに役目を終えているものの、かの[[《覇王ブラックモナーク》]]から太鼓判を押されている初出時の''[[フレーバーテキスト]]には妙な人気があり''、根強いファンが存在している。詳細は後述。 このことから[[ネタカード]]として長らく扱われ続けている。公式側からもネタとして扱われるようになり、[[再録]]や[[ツインパクト化]]が行われたり、パロディカードなどの派生カードが登場したりしている。 今日《ザガーン》の名を聞くとすれば、実戦ではなくこちらの文脈だろう。 -登場当時の闇文明の[[W・ブレイカー]]は他に『ザガーンよりコストが1低い一方、2体の生贄を必要とする』[[《ギガベロス》]]、『ザガーンよりコストが1高い上位種』[[《混沌の獅子デスライガー》]]しかおらず、《ザガーン》自身を含めても3種類しかいない。[[W・ブレイカー]]が貴重であった[[DM-01]]当時はそれだけでスーパーレア相応の価値があった。 また[[DM-04]]までのカードプールでは[[《荒廃の巨王ジェノサイド》]]の次にコストが軽く、同コストの[[デーモン・コマンド]]の中でも唯一の[[W・ブレイカー]]と打点確保も行えたことから[[《悪魔神バロム》]]の[[進化元]]として採用されることがあった。しかし[[DM-05]]で1コスト軽く[[レアリティ]]も低い[[《剣舞の修羅ヴァシュナ》]]が登場、このカードの採用率は低下することになる。 **フレーバーテキストおよびザガーンネタについて [#g98bd360] -[[DM-01]]の[[フレーバーテキスト]]では、[[背景ストーリー]]上の[[《覇王ブラックモナーク》]]のザガーンへの信頼と[[闇]]軍団の強力さが如実に表されている。&br;[[DM-01]]の段階では[[パワー]]が高い部類だったが、[[DM-02]]で[[《クリスタル・ランサー》]]などが登場したため、一方的に勝てる状況は少なくなってしまった。 --パワー7000というと[[DM-01]]期ですら[[《ガトリング・ワイバーン》]]に相打ちを取られるラインで、現在では特別に対策するまでもなく[[《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー》>《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》]]などの[[汎用>汎用性]][[マッハファイター]]で一方的に処理できる。 -[[《いにしえの超人》]]の[[フレーバーテキスト]]を見る限り、一応戦場に出たことはある様子。だが、[[《いにしえの超人》]]には一方的に勝つことはできず、他人を頼ろうとしている情けない結果になっている。 なお、[[《悪魔神バロム》]]の前に辿り着かせたくないようだが、《バロム》の[[スペック]]ならば[[バトル]]でも[[能力]]でも一方的に勝つことができる。 -[[DMX-12]]では、[[《アクア・マスター》]]や[[《残虐覇王デスカール》]]と共にまさかの[[再録]]を果たす。なお、その[[フレーバーテキスト]]は句点を外すことによって、全く真逆の意味となっている。《ザガーン》が持つネタ的人気を公式が認知しているらしいことがはっきりと窺え、後年の[[新章デュエル・マスターズ]]以降相次ぐ関連[[カード]]収録の先駆けとなる。 -[[DMX-12]]版の[[フレーバーテキスト]]にある[[《究極の覚醒者 デビル・ディアボロス ZZ》]]は[[DMX-12]]の発売当時カード化されていなかった。その後、そちらの発売から1年5カ月経って[[DMD-19]]にてめでたく収録となった。&br;なお、[[DM-01]]の[[フレーバーテキスト]]に登場したが、既に死んでいる[[《覇王ブラックモナーク》]]とは違い、後にカードとして登場する可能性があるとは見られていた。 //-採用する明確なメリットがないため、これを入れて公認店舗大会を優勝するだけで話題になる。 //--2013年には[[黒赤緑]]構築の[[【超次元ビートダウン】]]に3枚このカードを入れたプレイヤーが優勝して話題になった。 //--2018年にはこのカードを1枚入れ、[[《薫風妖精コートニー》]]で[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]のファイナル革命に対応するようにした[[【ドギラゴン剣】]]の優勝が報告された。 //--[[《シザー・アイ》]]による[[【シザー・愛】]]のように、[[【ドルマゲドンX】]]にザガーンを投入した【ザガマゲドン】という[[ファンデッキ]]で大会で結果を残した猛者がいる。 -[[フレーバーテキスト]]にある[[《覇王ブラックモナーク》]]は、2016年にカード化された。一方的に勝てるかは別として、その[[リアニメイト]]能力により[[フレーバーテキスト]]通り《暗黒の騎士ザガーン》を2体も戦場に送り出すことが出来る。 ちなみに、[[シークレットカード]]版の[[フレーバーテキスト]]は初出時の《ザガーン》のものを明らかにオマージュしており、古参[[プレイヤー]]へのファンサービスとなっている。 -登場から17年後の[[DMEX-04]]で[[《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]として[[ツインパクト化]]を果たした。やはりネタも混じっているが、[[奴>《いにしえの超人》]]を[[止められる>破壊]]ようになり、大きく飛躍した。 -デュエルマスターズの英語版カード《Zagaan, Knight of Darkness》においても、[[フレーバーテキスト]]で''"If I were to send him to the field, he'd overwhelm the enemy in an instant. Where's the fun in that?" -[[Ballom, Master of Death>《悪魔神バロム》]]''(意訳:私が奴を戦場に出したら、奴はすぐに敵を圧倒する。それのどこが面白いのか?)と言及されている。 --「[[Kaijudo]]」においても《Zagaan, the Bone Knight》として収録されている。訳すなら《骸骨の騎士ザガーン》といったところか。Kaijudoではテキストが変更されて日本語版とはまったくの別物となるカードも多いが、このカードは6[[マナ]]・[[パワー]]7000の[[W・ブレイカー]]で種族も[[デーモン・コマンド]]に相当する"Shadow Champion"と、ほとんど変更なくカード化されている。 [[フレーバーテキスト]]も''"Were I to dispatch him to field, he would overwhelm the enemy in an instant. And where is the joy in that?" —[[Dark Lord Megaria>《暗黒皇女メガリア》]]''(意訳:私が奴を現場に派遣したら、奴はすぐに敵を圧倒する。それのどこに楽しさがあるのか?)と、発言者こそ違えどほぼ同様の内容となっている。 --[[《覇王ブラックモナーク》]]だけでなく[[《暗黒皇女メガリア》]]や[[《悪魔神バロム》]]にも一目置かれている事がわかる。 --もっとも、当時カードとして存在しない[[《覇王ブラックモナーク》]]の名前を出して混乱を招くのを防ぐために発言者を差し替えた可能性は否定できないが。 //-6月26日に発売された[[WIXOSS]]の最新カードパック「VERTEX DIVA」にて、《聖紅魔 ザガン》というカードが登場。 //そのカードの色は白と赤(デュエマ的には[[光文明]]と[[火文明]]に近い)であり、見た目もザガーンとは全く似ても似つかないものだが、問題はフレーバーテキスト。 //''「つまらん。やつをシグニゾーンに出したら、一方的にバニッシュするに決まっている」~ブラックドラゴン~''と、''例の文章''がしっかりパロディされて記載されている。 //[[WIXOSS]]には[[《ボルシャック・ドラゴン》]]や[[《地獄門デス・ゲート》]]など、デュエマの[[カード]]をモチーフにした[[カード]]がちょくちょく登場しているのでこれもその一環とも考えられるが、何分それらのカードとは外見がかけ離れているため、その真相は[[タカラトミー]]のみぞ知るといったところ。 -[[WIXOSS]]のカード《聖紅魔 ザガン》の[[フレーバーテキスト]]は''「つまらん。やつをシグニゾーンに出したら、一方的にバニッシュするに決まっている」~ブラックドラゴン~''と、このカードのフレーバーテキストのパロディになっている。 あちらもこれといった[[能力]]を持たない[[準バニラ]]相当のカードであり、カード名も似ているが、《幻竜 ボルシャック》などと異なりイラストにこのカードとの共通点は見られない。 --また、2022年2月には《暗黒の騎士ザガーンGR》が登場している。ザガーン史上初のGRクリーチャーとして収録されている。フレーバーテキストも初期のテキストと同じになっている。公式のザガーンいじりは止まらない。 **その他 [#w50f0040] -[[パワー]]7000未満の相手ならば[[バトル]]で一方的に勝つことはできるが、[[ニンジャ・ストライク]]には注意。 -実用性はともかく[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]を[[要塞化]]すれば、あらゆる[[バトル]]で一方的に勝つことができるようになる。ただし、相手も同じ[[能力]]を持っていると一方的に勝つことはできない。 //-[[《覇王ブラックモナーク》]]は[[デーモン・コマンド]]を[[進化元]]にするため、《ザガーン》自身を《ブラックモナーク》に[[進化]]させることも可能。仮に《ザガーン》から[[進化]]した存在であるならば、かつての自分を持ち上げる発言も理解できるかもしれない。 -微妙な[[スペック]]でありながら、同[[文明]]同[[コスト]]同[[パワー]]の[[クリーチャー]]はすべて[[メリット]]と[[デメリット]]を併せ持つ[[能力]]を持っていたため、意外にも純粋な意味でのこの[[カード]]の[[上位互換]]は[[DMR-09]]の[[《減退の魔将スクリューマー》]]まで存在しなかった。 もっとも、[[闇]]は[[スーサイド]]戦術を取るのが基本であったため、取り立てて利点のないこちらは使われない。 --一応[[《アクアン》]]で拾える上に癖のない[[スペック]]で上述の通り差別化点も存在したことから、初期の[[【アクアンブラック】]]では採用される余地があった。 -[[DMR-05]]では[[下位互換]]の[[《黒神龍パープル・ランブル》]]が登場している。 -[[W・ブレイカー]]のみを持つ[[準バニラ]]の元祖。ゆえに他の色に存在する同型再販ないし限定状況下で[[相互互換]]になるカードに対しては、「ザガーン」が代名詞的に使われることがある。[[無色]]の[[【ジョーカーズ】]]に対する[[《メガ・マナロック・ドラゴン》]]を「[[赤いザガーン>《すわれ! 大焼きくん》]]」、[[テキスト]]判明当初過小評価されていた[[《ZEROの侵略 ブラックアウト》]]を「踏み倒せるザガーン」、といった具合である。 -名前の由来は[[カードイラスト]]上の特徴を鑑みても、名前の由来は『ゴエティア』に記されたソロモン72柱の序列61位の悪魔ザガンと思われる。愚者を賢くしたり、あらゆる金属を貨幣に変えられるなどの錬金術的な力を持つ。多くの[[グランド・デビル]]もソロモン72柱が元ネタである。 ザガンはグリフォンの翼を持った牡牛の姿で描かれいるためか、この[[カード]]にも角が描かれている。またアニメやゲーム等でCG化された際や、[[《「一方的に勝つに決まっている」》>《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]の[[イラスト>カードイラスト]]では、翼も描かれている。 -アニメ「VSR」第8話では特撮番組『デュエマ戦隊デュエマーファイブ』の敵役として登場している。 -アニメ『デュエル・マスターズ!』では、劇中に登場したTwitterと思しきSNSに「一方的に勝つマン」なるアカウントが登場していた。 -アニメ「キング!」24話では[[ブラック>《さびらびりん》]]の能力で呼び寄せられた[[クリーチャー]]のうちの一体として登場した。その後は[[《はずれポンの助》]]達とともに[[切札 ジョー]]の[[デッキ]]に入っていたようで、さらっと[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の下に置かれている。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#h67cf56b] -[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、誰もがアカウント作成時に所持するカードの[[BASIC]]に収録されている。[[DM-01]]をベースとしているBASICの中では数少ない大型クリーチャーであるため、ストーリーモードの序盤では切り札扱いになっていることもある。 -公式のゲーム紹介動画でも、カードが表示されるシーンに《ザガーン》が映されていたりとネタ的な意味で優遇されている。 -[[デュエプレ人気投票2020]]では1位になり、「一方的に勝つ」が実現された。 --残念ながら、その発表の直後に行われたエキシビジョンマッチでは、ザガーン入りデッキ側は「一方的に勝つ」ことはできなかった。 --[[DMPP-10EX]]にて、専用サポートカードの[[《暗黒の騎士隊長ZAGAAN》]]が登場した。オリジナルの《ザガーン》の扱いづらさを損なわず、なおかつデッキに《ザガーン》を入れる理由を生み出してくれるデザインとなっている。 **関連カード [#s63cae42] -[[基本セット]]の[[準バニラ]][[デーモン・コマンド]] --(コスト6)''《暗黒の騎士ザガーン》'' --(コスト7)[[《混沌の獅子デスライガー》]] --(コスト8)[[《凶闘の魔人ギリエル》]] -[[《暗黒の騎士隊長ZAGAAN》]] -[[《覇王ブラックモナーク》]] -[[《究極の覚醒者 デビル・ディアボロス ZZ》]] -[[《古の騎士ガザーン》]] -[[《迷宮の騎士 サンザーン》]] -[[《浄黒接続 ウルガーン》]] -[[《すわれ! 大焼きくん》]] -[[《雪精 ティンクル》]] -[[《始祖目 フェニクドラ》]] -[[ツインパクト化]] --[[《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]] -[[GRクリーチャー]] --[[《暗黒の騎士ザガーンGR》]] -イラストにこのクリーチャーが描かれているカード --[[《とこしえの超人》]] --[[《リバース・チャージャー》]]([[プライズ]]) **[[フレーバーテキスト]] [#f07cc62c] -[[DM-01]]、[[BASIC]] '''「つまらん。やつを戦場に出したら、[[一方的に勝つに決まっている。>《暗黒の騎士ザガーン/「一方的に勝つに決まっている」》]]」――[[覇王ブラックモナーク>《覇王ブラックモナーク》]]''' -[[DMX-12]] '''つまらんやつを戦場に出したら、戦場がどうなるか知っているか?――[[究極の覚醒者デビル・ディアボロスZZ>《究極の覚醒者 デビル・ディアボロス ZZ》]]''' **収録セット [#ad40d3ff] ***[[デュエル・マスターズ]] [#a5d97f03] -illus.[[Tsutomu Kawade]] --[[DM-01 第1弾>DM-01]](S6/S10) --[[DMX-12 「ブラック・ボックス・パック」>DMX-12]](40/???) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#j11dca6a] -illus.[[Tsutomu Kawade]] --[[BASIC]] **参考 [#u2b8b4ea] -[[クリーチャー]] -[[デーモン・コマンド]] -[[W・ブレイカー]] -[[準バニラ]] -[[《覇王ブラックモナーク》]] -[[ネタカード]] &tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト6,デーモン・コマンド,コマンド,パワー7000,W・ブレイカー,準バニラ,終音「ん」,《暗黒の騎士ザガーン》,ザガーン,SR,スーパーレア,Tsutomu Kawade,クリーチャー (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),黒単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト6 (デュエプレ),デーモン・コマンド (デュエプレ),パワー7000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),準バニラ (デュエプレ),BASIC (デュエプレ),ベーシック (デュエプレ),Tsutomu Kawade (デュエプレ));