#author("2020-06-20T16:57:52+09:00","","") *【&ruby(ゼーロン){零龍};ギャスカ】 [#qca2a08f] **概要 [#t9a25be7] [[DMRP-12]]で登場した[[《零龍》]]を、[[《怨念怪人ギャスカ》]]などのサポートカードで最序盤に[[零龍卍誕]]させることを狙う[[【速攻】]]に類するデッキ。【零龍速攻】とも呼ばれる。 [[黒]]をメインカラーとし、タッチで[[青]]や[[赤]]が加えられる。 |零龍 MSZ 闇 (0)| |零龍クリーチャー:マスター・ドラゴンZ 0| |ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)| |このクリーチャーが零龍卍誕した時、そのターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを0にする。| |このクリーチャーは、パワーが0以下の間バトルゾーンを離れず、すべてのバトルに勝つ。| |このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。| |BGCOLOR(white):零龍卍誕前⇒[[《滅亡の起源 零無》]]| |''※殿堂入り''| |怨念怪人ギャスカ UC 闇文明 (1)| |クリーチャー:デビルマスク 4000| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の手札をすべて捨てる。| **主要カード [#cc4c24d0] |[[《零龍》]]※|[[フィニッシャー]]。[[零龍卍誕]]時に相手全体をパワー0に。ほぼ無敵の[[バトル]][[能力]]と[[除去]][[耐性]]| |[[《怨念怪人ギャスカ》]]|[[墓地肥やし]]しながら[[手札]]を0にする| **候補カード [#u7087536] |[[《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》]]|1コスト重い[[《怨念怪人ギャスカ》]]| |[[《ビックリーノ》]]|1[[ターン]]目から打てるセルフ[[リアニメイト]]効果持ち| |[[《暗黒鎧 ザロスト》]]|条件の緩いセルフ[[リアニメイト]]| |[[《ステニャンコ》]]|味方を破壊しつつセルフ[[リアニメイト]]| |[[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]]|~| |[[《偽りの名 ドレッド・ブラッド》]]|~| |[[《ブラッディ・クロス》]]|[[墓地肥やし]]| |[[《一なる部隊 イワシン》]]|~| |[[《堕魔 ザンバリー》]]|手札を減らしつつ[[墓地肥やし]]| |[[《暗黒鎧 ダースシスK》]]|[[コスト]]0で全ての零龍星雲に干渉出来る| |[[《大罪より生まれし果実》]]|[[《破壊の儀》]]を稼ぐ| **概要 [#b70b38fe] 元々[[《零龍》]]の前情報が出た段階で[[殿堂ゼロデュエル]]でそれを4枚採用し[[《怨念怪人ギャスカ》]]を使って比較的安定して2[[ターン]]キルを行うデッキは考案されていたが、[[ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード]]のルール変更が行われたことで実現不可能に。 しかし、[[殿堂レギュレーション]]においては[[《零龍》]]が1枚でもなお序盤に[[零龍卍誕]]する動きは強力であり、ぶん回ると理不尽で対処が非常に困難な[[デッキ]]であるため、今度はそちらの[[メタゲーム]]に食い込んだ。 [[《零龍》]]はごく一部のカード以外では場を離れず、[[封印]]も[[《破壊の儀》]]で[[サルベージ]]した[[《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》]]を出すことで対処出来る。そのため、[[除去]]への[[耐性]]は[[デッキ]]外の[[カード]]という括りを考慮せずとも過去に類を見ないほど強力。 零龍星雲の持つ[[リンク]]効果もそれぞれ優秀で、少ない[[マナ]]でも[[アドバンテージ]]を稼ぎやすく、別の零龍星雲[[リンク]]の補助も兼ねる。 序盤の[[零龍卍誕]]は勝ちに直結すると言っても過言ではなく、動きとしてはひたすら自分の[[デッキ]]との勝負になり、相手[[プレイヤー]]への依存度は低い部類に入る。 **このデッキの回し方 [#sd17fe8b] 手札によって動きは変わるが、基本的には4つの零龍星雲をリンクし《零龍》の完成を目指して動く。 -[[《手札の儀》]]は[[《怨念怪人ギャスカ》]]や[[《虚像の大富豪 ラピス・ラズリ》]]が最も[[リンク]]が容易だが、考えなしに手札を捨てると後が続かないので注意が必要。 -[[《墓地の儀》]]は上記の手札を捨てるカードに加えて[[《ブラッディ・クロス》]][[《一なる部隊 イワシン》]]に加えて[[《復活の儀》]]等も駆使して[[墓地]]を貯める。 -[[《復活の儀》]]は[[《ステニャンコ》]]や[[《ビックリーノ》]]、[[《暗黒鎧 ザロスト》]]といった条件の緩いセルフ[[リアニメイト]][[クリーチャー]]を使って達成する。 -[[《破壊の儀》]]は1[[コスト]][[クリーチャー]]と[[GRクリーチャー]]を種にした[[《ステニャンコ》]][[《偽りの名 ドレッド・ブラッド》]][[《卍∞ ジ・エンデザーク ∞卍》]][[リアニメイト]]で達成出来る。[[《復活の儀》]]と同時に達成出来るほか、相手のクリーチャーもカウントするので[[《墓地の儀》]]で1体稼ぐことも考慮したい。 もちろん、どんなプレイングをしても序盤に[[《零龍》]]まで辿り着かない手札のときも多く、その場合は[[山札の上]]からの完成を待つか[[シールド]]を攻めていくか、状況によって判断することになる。 **長所 [#sb7582cf] とにかく早いターンでの[[零龍卍誕]]が非常に強力。[[《墓地の儀》]]が[[パワー低下]]効果を持ち、盤面を制圧されようが[[零龍卍誕]]の効果で一掃出来るので、ブロッカーで固められても詰みにくい。 また、[[《零龍》]]さえ完成できれば除去に滅法強くなり、ロングゲームに持ち込まれてもゴリ押しが可能。 //上振れすると何も出来ずに圧殺出来る[[デッキ]]も多く、対話を拒否しやすい。 **短所 [#dd12b162] [[S・トリガー]]の厚いデッキ、少ない[[マナ]]から[[ソリティア]]できる[[デッキ]]は、1枚多い[[手札]]も含めカウンターパンチを浴びやすい。 このデッキが成立したのはちょうど幅を効かせていた[[《BAKUOOON・ミッツァイル》]][[《「本日のラッキーナンバー!」》>《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》]]が[[殿堂入り]]した時期であり、まだ受け軽視の風潮が強い環境のため相性が良い。 [[《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》]]を始めとする[[墓地肥やし]][[メタ]]、[[《ケッシング・ゼロ》>《めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》]]のような《零龍》メタが厳しい。特に後者は[[デッキ]]の性質上ケアが難しいので、仕方ないと割り切るべきだろう。 **環境において [#zc02640b] 成立した[[DMRP-12]]期当初は受け軽視の風潮が強かったため、チャンピオンシップ4位以内入賞に恵まれていた。 ところが、[[DMEX-08]]期になると受け重視の[[【バーンメアジョーカーズ】]]が環境トップとなったため、環境から姿を消した。[[《暗黒鎧 ザロスト》]]の[[シールド焼却]]によってカウンターに弱くなる弱点も浮き彫りになっていた。似たような動きの[[【零龍墓地ソース】>【墓地ソース】#zerobochi]]でも十分速い上にそちらの方が詰めの性能が高いというのも大きい。 ただし、このデッキも2,3ターンというフォーコのような例外を除いて、もはやメタが間に合わないターンから無敵に近い耐性持ちのワールドブレイカーを飛ばせることから、ゲーム性を否定というには十分すぎるものがあり、殿堂によるデッキ崩壊を望む声も根強い。 **参考 [#m8736985] -[[デッキ集(一覧)]] -[[デッキ集/速攻]] -[[デッキ集/その他各種コンボ]] &tag(デッキ集,,,,);