#author("2021-11-19T20:32:35+09:00","","") *《ロスト・ソウル》 [#e3831bd6] |ロスト・ソウル UC(R) 闇文明 (7)| |呪文| |相手は自身の手札をすべて捨てる。| [[DM-02]]で登場した[[闇]]の[[呪文]]。 [[ハンデス]]の最上位系である[[オールハンデス]]の原点となる呪文。 何度も[[再録]]されており、[[闇]]を代表する[[カード]]でもある。 打たれた相手は[[今引き]]で解決せざるをえなくなるため、次の[[ターン]]の相手の動きを大幅に制限できる。特に、あまり[[クリーチャー]]を出さずに[[手札]]をためる傾向が強い[[【除去コントロール】]]や、[[シノビ]]のサポートを前提としている[[デッキ]]には非常に有効である。 [[シールド]]を[[ブレイク]]された後に《ロスト・ソウル》を打たれると、増えた[[手札]]の[[アドバンテージ]]が無くなるため、まともに食らってしまったら巻き返すのは難しい。相手としては[[クリーチャー]]の処理に動かざるを得ない上に、過剰な[[手札]]を処理しきるのも難しいため、避けるのが難しい一撃となる。 《ロスト・ソウル》を食らった後に[[今引き]]で対処できなかったら、ゲームエンドを覚悟すべきだろう。 [[【ヘブンズ・ゲート】]]など、[[手札]]からしか展開できない[[デッキ]]相手ならそのまま決め手になってしまうこともあり、総じて高い[[フィニッシャー]]性を兼ね備えている。 ただし、[[速攻]]にはほぼ無力。この呪文を唱えずとも相手が勝手に手札消費する上に、そもそも速攻相手に7コストは重い。[[墓地]]や[[マナ]]を活用できる[[デッキ]]にも比較的効果が薄い。また、1ターンの密度が高まったことで、突き刺さればそのまま勝利につながる場面が増えた半面、トップデック1枚でリカバリーされてしまうことも増えた。 強力な[[呪文]]には違いないが仮想敵をしっかり見据えて使うべきだろう。 7[[コスト]]と重いことと早期に撃てると強力であることから、多くの場合は[[自然]]の入る[[デッキ]]で使われる。[[《龍素記号Sr スペルサイクリカ》]]の登場以降はそちらの選択肢として積まれ、[[《龍素知新》]]による[[コスト踏み倒し]]も可能になった。 同じ[[闇]]の[[コスト]]7の[[呪文]]では場の相手クリーチャーに関与できる[[《ガンヴィート・ブラスター》]]と使い分けられる。あちらのほうが場に触れられる分、汎用性は高いが、一撃でゲームを決めるような破壊力は持ち合わせていない。[[ハンデス]]の枚数上、ジリ貧の時に強力なカードであり《ロスト・ソウル》とは性質が違う。デッキによって使い分けるか、場合によっては共存させるのもいいだろう。 この[[カード]]を唱えられる7[[マナ]]目からは、常にその存在を警戒した[[プレイング]]をしていくのが[[デュエル・マスターズ]]の定石であり、不用意な[[ドロー]]は危険である。また、[[闇]]の入った[[ビートダウン]]相手に《ロスト・ソウル》を警戒する時は、不必要に[[ブレイク]]されて致命打にならぬよう気を付けたい。 初登場から15年以上も使われ続けてきたが、[[DMEX-04]]で[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]として[[ツインパクト化]]を果たし、この[[カード]]はそちらの[[下位互換]]となった。 しかし、[[呪文]]面が効果も名前も同じ[[ツインパクト]]なので、これからも『[[ハンデス]][[呪文]]の最上位系』という地位は揺るがないだろう。 また、[[墳墓避け]]として双方採用される事例もある。 **環境において [#y7c7130a] [[DM-04]]期に[[【リーフ青単】]]が躍進に至ると、相手がどれだけ[[手札]]を増やしてもオールハンデスで対処できるカードとして脚光を浴びた。当時[[【リーフ青単】]]が相手であっても、きちんと妨害を仕掛けておけば[[マナブースト]]無しでも7[[マナ]]まで凌ぐことが十分できた。 [[戦国編環境]]から[[神化編環境]]にかけては[[《ソウル・アドバンテージ》]]によって立場を奪われていた。その後[[《ソウル・アドバンテージ》]]は[[プレミアム殿堂]]入りとなり、再びこの[[カード]]も見られるようになった。 [[【超次元ダーツ】]]全盛期には、1[[ターン]]目の《ロスト・ソウル》は非常に恐れられた。ただ、[[デッキ]]によっては[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]等の[[マッドネス]]が複数飛んでくる可能性も否めない。[[《ラッキー・ダーツ》]]の効果で呪文を唱えるかどうかは[[任意]]なので、その辺りは見極めるべきところであった。 [[【転生サイクリカ】]]が構築可能であったころは、早期にオールハンデスを行う手段として使われることが多かった。 [[クリーチャー]]では同文明同コストに[[《悪魔龍 ダークマスターズ》]]という比較対象がいる。 そちらは[[cip]]で3枚まで[[ピーピング]][[ハンデス]]が可能であり、さらに[[パワー]]7000の[[W・ブレイカー]]が[[バトルゾーン]]に残るという単純に強力な[[スペック]]である。また、[[任意]][[効果]]なので[[マッドネス]]を避けられる。[[デーモン・コマンド]]と[[ドラゴン]]の恩恵を受けられるという利点もあり、あちらが登場した[[革命編環境]]では型落ち物扱いされていた。 [[《テキサス・ストーム》]]の登場以降は、[[【知新ジャスティス】]]の詰めに使われるようになった。[[ニンジャ・ストライク]]や[[革命0トリガー]]の付け入る隙を与えない。ただ単に手打ちした[[《龍素知新》]]から早期に打って相手の[[《アクアン・メルカトール》]]を返すという光景もそこそこ見られた。 呪文の[[S・トリガー]]はクリーチャーのcipに先んじて解決されるため防げないが、[[《ミラクルストップ》]]などの極めて手軽な[[呪文ロック]]が増えたことなどからそれほど問題にならなかった。 [[【青黒緑シャコガイル】]]においても[[《テック団の波壊Go!》]]や[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]によるカウンターでクリーチャーを[[手札]]に追いやった返しに全て叩き落とせる呪文として活躍した。 **その他 [#u962bc64] -[[マッドネス]]には注意。特に[[マナ]]を使い切って唱えると出てきた[[クリーチャー]]への対処が難しく、返しの[[ターン]]の一斉攻撃で[[敗北>ダイレクトアタック]]する可能性もある。とは言え[[マッドネス]]を[[手札]]にため込むような[[デッキ]]は[[【カウンターマッドネス】]]系統くらいなので、過剰に警戒する必要はない。[[唱える]]前に[[《解体人形ジェニー》]]などの[[ピーピング]]で確認できれば問題はないだろう。 -[[手札]]と[[マナゾーン]]の[[カード]]を入れ替える[[《魔天降臨》]]や[[墓地]]から[[呪文]]を唱える[[《暗黒皇グレイテスト・シーザー》]]など、相性の良い[[カード]]は多く存在する。 -[[DM-18]]より、[[レアリティ]]が[[アンコモン]]から[[レア]]へ格上げされた。しかし、[[ザキラ]]版の[[プロモ>プロモーション・カード]]では再び[[アンコモン]]とされている。 **漫画・アニメ等での活躍 [#w2718039] -漫画「FE」では[[Y (イエスマン)]]が[[白凰]]戦で使用。[[《キング・アクアカムイ》]]で戻した[[手札]]を更に捨てさせようとするが、2枚目は[[《聖霊王アルカディアス》]]によって封じられた。 -漫画「ビクトリー」では尼さんwomanが[[勝太>切札 勝太]]戦で使用。[[《激竜王ガイアール・オウドラゴン》]]のリンクを防ぐために使用したが、逆に[[《サイチェン・ピッピー》]]を捨てさせてしまった。 -[[デュエル・ジャック!!]]では呪井カケルがマナト戦で使用。マナトの[[手札]]を全て叩き落したが、[[《飛雲の求道者ダバ・トーレ》]]の[[マッドネス]]を誘発させてしまった。 -アニメ「デュエルマスターズ キング」では[[ゼーロJr.]]が[[DMBD-01]]版のものを使用。[[キラ]]の手札をすべて捨てさせ、[[《「雷光の聖騎士」》]]の能力を封じた。 **[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#gd26472c] -[[デュエル・マスターズ プレイス]]では[[スーパーレア]]に格上げされたが、性能はコスト7→8に弱体化されている。[[ビートダウン]]寄りの[[DMPP-01]]期環境では8コストという点、手に入りにくいレアリティが枷になっており使用率は高い方ではない。 -[[DMPP-02]]期環境では、[[《アストラル・リーフ》]]や[[《アクアン》]]といった大量に手札を補充できるカードが登場したため、相手の手札が何枚あっても確実に0にできるこのカードは需要が増した。 -[[DMPP-03]]期以降では、[[コントロール]]に適したカードが多数登場し、非常にバリューの高いカードとなっている。 --第1回、第2回公式大会でも、《ロスト・ソウル》の応酬はごく当たり前に行われていた。 **関連カード [#c0422086] -[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]] -[[《ロスト・Re:ソウル》]] -[[《ギガクローズ》]] -[[《暗黒王デス・フェニックス》]] -[[《知識の破壊者デストルツィオーネ》]] -[[《「黒幕」》]] -[[《ソウル・アドバンテージ》]] -[[《ガンヴィート・ブラスター》]] **[[フレーバーテキスト]] [#x4280752] -[[DM-02]]、[[DMC-08]]、[[DMC-21]]、[[DMC-61]]、[[DMX-03]]、[[DMPP-01]] '''輝く[[闇]]が[[魂>手札]]を奪う。''' -[[DMC-22]] '''[[先んじた>マナブースト]]者だけが、相手の絶望をみることができる。''' -[[DM-18]]、[[DMC-42]] '''崩れ落ちたその体からは、生きる意志さえ感じない。''' -[[DMX-10]] '''[[魂>手札]]無き者にモノ選ぶ権利は無い。''' -[[DMX-14]] '''根こそぎっ!''' -[[DMBD-01]] '''[[王>《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]も、[[王妃>《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]も[[正気を>《闇鎧亜キング・アルカディアス》]][[失っていた>《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》]]。戯れでそばにおいた[[闇道化>《天罪堕将 アルカクラウン》]]に支配され、操られ、そして、無差別な攻撃を始めた。それは、まるで後の[[パンドラ>パンドラ・スペース]][[の王家>《エイリアン・ファーザー》]]を暗示するかのようだった。''' -[[鬼アツ!キラッキラ黄金(ゴールデン)パック!! Vol.2]](P48/Y11・[[MODE→CHANGE]]) '''[[苦痛>ハンデス]]は、受ける側には絶望だが与える側には至福だ。''' -[[プロモーション・カード]](P24/Y14) '''敬礼しよう……。死をもって、われらにつくした者たちに。 ---[[ザキラ]]''' **収録セット [#g81eef41] ***[[デュエル・マスターズ]] [#b6689337] -illus.[[Tomofumi Ogasawara]] --[[DM-02 第2弾「進化獣降臨」>DM-02]] --[[DMC-08 「邪将!奈落(エンドレス・ブラックホール)デッキ」>DMC-08]] --[[DMC-21 「双龍誕生(ドラゴン・インパクト)ザキラエディション」>DMC-21]] --[[DMC-22 「ヘルブースト1/2デッキ」>DMC-22]]([[アルトアート]]) --[[DMC-42 「コロコロ・ドリーム・パック3(エターナル・ギア)」>DMC-42]] --[[DMC-61 「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」>DMC-61]] --[[DMX-03 「デッキビルダーDX エイリアン・エディション」>DMX-03]] --[[DMX-10 「デッキビルダー鬼DX キラリ!レオ編」>DMX-10]] --[[DMX-14 「最強戦略パーフェクト12」>DMX-14]] --[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]]([[アルトアート]]) --[[鬼アツ!キラッキラ黄金(ゴールデン)パック!! Vol.2]](P48/Y11) -illus.[[Hideaki Takamura]] --[[DM-18 「ベスト・チャレンジャー」>DM-18]] -illus.[[Shigenobu Matsumoto]] --[[プロモーション・カード]](P24/Y14) ***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#f245bd41] -illus.[[Tomofumi Ogasawara]] --[[DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」>DMPP-01]] **参考 [#n9689930] -[[ハンデス]] -[[オールハンデス]] -[[基本カード]] -[[MODE→CHANGE]] &tag(呪文,闇文明,黒単,単色,コスト7,ハンデス,オールハンデス,《ロスト・ソウル》,・,UC,アンコモン,R,レア,Tomofumi Ogasawara,Hideaki Takamura,Shigenobu Matsumoto,呪文 (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),黒単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト8 (デュエプレ),ハンデス (デュエプレ),オールハンデス (デュエプレ),SR (デュエプレ),スーパーレア (デュエプレ),Tomofumi Ogasawara (デュエプレ));