#author("2021-12-19T22:56:12+09:00","","") *《&ruby(ヴォルゼオス){Volzeos};&ruby(・){-};&ruby(バラモルド){Balamord};》 [#top] |Volzeos-Balamord KGM 光/水/闇/火/自然文明 (9)| |キング・クリーチャー:ディスペクター/ニュー・ワールド・ドラゴン 555555| |自分の手札またはマナゾーンに3種のキング・セル《新世界王の権威》《新世界王の思想》《新世界王の闘気》が揃っていれば、合体させ、コストを支払ってこのキング・クリーチャーを召喚してもよい。| |''エクストラEXライフ''(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から2枚をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドのうち1つを墓地に置く)| |''スピードアタッカー''| |''ワールド・ブレイカー''| |このクリーチャーは、出たターンの間、ブロックされない。| |このクリーチャーが攻撃する時、相手は自身の手札をすべて捨てる。| |自分が「G・ストライク」を使った時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置き、相手のクリーチャーを1体選んでタップしてもよい。| |BGCOLOR(white):合体前⇒[[《新世界王の権威》]]、[[《新世界王の思想》]]、[[《新世界王の闘気》]]| [[DMRP-20]]で登場した[[光]]/[[水]]/[[闇]]/[[火]]/[[自然]]/の[[キング]][[ディスペクター]]/[[ニュー・ワールド・ドラゴン]]。 [[《新世界王の権威》]][[《新世界王の思想》]][[《新世界王の闘気》]]の3種の[[キング・セル]]が[[手札]]と[[マナゾーン]]に全て揃っている場合、3枚を[[合体]]させ、《Volzeos-Balamord》として[[召喚]]することができる。 [[カードタイプ]]や[[カード名]]がゲーム中に変化するものでは初の非[[両面カード]]である。[[メインデッキ]]に入れることができ、[[キング・セル]]時はカードを縦向きに、[[キング・クリーチャー]]時は横向きにして読むことで[[テキスト]]を区別できるようになっている。 ''555555という圧倒的なパワー''に[[スピードアタッカー]]、[[ワールド・ブレイカー]]、出たターンの間[[アンブロッカブル>ブロックされない]]化、攻撃時の[[オールハンデス]]、[[G・ストライク]]補助に加え、[[エクストラEXライフ]]による強大な除去耐性を持つ。 [[スピードアタッカー]]と[[ワールド・ブレイカー]]、[[アンブロッカブル>ブロックされない]]、攻撃時の[[オールハンデス]]の4つの能力が非常に高いシナジーを形成している。 [[アンブロッカブル>ブロックされない]]で[[ブロッカー]]をすり抜けつつ、オールハンデスで[[ニンジャ・ストライク]]や[[《百鬼の邪王門》]]などを潰すことで、[[召喚]]したターン中にほぼ確実に[[ワールド・ブレイカー]]を叩き込める。 相手の[[クリーチャー]]や[[呪文]]を[[ロック]]する能力は持たないが、[[《禁断英雄 モモキングダムX》]]の全体[[パワー低下]]すら耐える強大なパワーと[[エクストラEXライフ]]による2回の除去耐性が合わさり、次の自分のターンまで生き延びる可能性は極めて高い。 [[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]や[[《零龍》]]のように相手の[[クリーチャー]]に自ら干渉する能力を持っていないのは難点だが、それを補うように[[G・ストライク]]補助を持っている。 1度の[[G・ストライク]]で止められる[[クリーチャー]]が実質2倍になり、返しの攻撃を耐えやすくなるだけでなく、自身の召喚で減ったマナを回復することもでき、2体目のこのクリーチャーを召喚する助けになるだろう。 各[[キング・セル]]はいずれも[[G・ストライク]]を持っているので効果を活かしやすい。[[エクストラEXライフ]]によってブレイクされるためのシールドが用意されているので、発動機会にも優れる。 5色の[[ディスペクター]]であるため、[[王来篇]]で登場した[[アタック・チャンス]][[呪文]]すべてに対応している。除去と呪文ロックを補える[[《禁時王秘伝エンドオブランド》]]や同じく除去とこのクリーチャーの召喚で使ったマナを回復できる[[《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》]]は特に相性が良いだろう。[[《混成秘伝デュアルスタック》]]は返しの攻撃を抑制しつつ[[G・ストライク]]を持っており、[[G・ストライク]]補助とも噛み合う。 最後にこのクリーチャーは5色クリーチャーでありながら、[[マナゾーン]]では3色カードとして扱われ、かつ[[手札]]から置けばアンタップインするので、多色過多による[[多色事故>色事故]]をあまり気にせず複数枚積める。[[《天災 デドダム》]]や[[《獅子王の遺跡》]]といった強力な初動カードをスムーズに使用しやすくなるだろう。各[[キング・セル]]が[[G・ストライク]]を持つため、最低限の受けも期待できる。 しかし、素のスペックは[[マナゾーン]]に置きやすい[[G・ストライク]]でしか無いこともまた事実。マナが溜まるまでは能動的な役割がないため、入れすぎはデッキの回転速度低下を招く恐れがあるので注意。特に[[キング・セル]]が3種類揃っていないときに[[手札]]が枯れてしまい、デッキトップで同じ[[キング・セル]]を引こうものなら悲惨である。また[[《フェアリー・ライフ》]]などで手札以外からマナに置かれる場合、多色のタップインは回避できないことにも注意したい。 //とはいえ「最低限の受け札とフィニッシャーを両立する」という貴重な性質は他のカードには替えがたい。4枚ずつ積むだけで12枚分の[[G・ストライク]]と大型の[[クリーチャー]]を担保できる。 //[[デッキ]]の残り28枚の自由度を高くできるため、様々な構築が考えられるだろう。 //「マナが溜まるまでは能動的な役割のないカード」を12枚も入れ、それを「自由度が高い」と表現するのは賛同しかねる。 -[[《コッコ・ルピア》]]などの[[ドラゴン]]対象の軽減や[[ディスペクター]]対象の[[ササゲール]]を使用できるため、コスト9だが思ったよりは出しやすいかもしれない。 -3種の[[キング・セル]]全てがマナゾーンに置かれていても[[召喚]]出来る。このため、[[マナ召喚]]の要素も備えている。 --ただし[[マナゾーン]]から[[召喚]]すると[[《とこしえの超人》]]などで封殺されてしまう。[[キング・セル]]の状態はマナゾーンに置かれることを前提としたアンタップ能力があるので、デッキのサブプランで戦うのが良いだろう。 -[[キング・セル]]は[[クリーチャー]]でも[[呪文]]でもないため、それらを対象とする[[効果]]を受けられない。特にカード指定で[[墓地回収]]を行うカードはそう多くないため、[[墓地]]に落ちてしまった場合のリカバリーは用意しておきたい。カード指定で[[墓地]]に触れられる[[ディスタス]]である[[《魂晶 リゲル-2》]]や[[《黒龍神の翔天 クロロ》]]、このクリーチャーの再利用と召喚までの戦線維持もこなせる大型[[ディスペクター]]である[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]や[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]の採用が検討できるだろう。特に《リゲル》や《シデンシーザー》は[[コスト軽減]]によってこのクリーチャーを出しやすくしてくれる。 -このクリーチャーを構成するキング・セルの内、[[水]][[文明]]を持つカードは[[《新世界王の思想》]]のみである。他の文明はそれぞれ2枚ずつ配合されている。 --例えば[[《フェアリー・ミラクル》]]で[[マナ加速]]を狙う際は水文明不足にならない様、注意したい。 **ルール [#rule] -「コストを支払って召喚するとき」だけ[[合体]]させられるため、[[《傀儡が来る!》>《阿修羅ンチュラ/傀儡が来る!》]]などの[[コスト踏み倒し]]や[[《葉鳴妖精ハキリ》]]などのコストを支払わない召喚、[[《星龍の記憶》]]などの[[S・トリガー]]化、[[《ブレイン珊瑚の仙樹》]]などカードを[[使う]]効果ではバトルゾーンに出すことができない。[[Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40619/]] //[[キング・セル]]をそのような効果で単独で出すことはできるが、当然[[状況起因処理]]によって即座に墓地に送られる。またセル自身にはコストがないため、セルを普通にコスト0のカードとして使用することはできない。 //↑出すことが出来るソースをお願いします -一方で「コストを支払う」ことはできる[[コスト軽減]]は機能する。[[Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40586/]] --ただしコスト軽減しても[[5色]]であるため([[《希望のジョー星》]]が場にない限り)最低5マナ必要なのは注意。 -[[キング・セル]]に[[カード指定除去]]を当てられた場合、[[エクストラEXライフ]]でとどまることができる。[[Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40618/]] --EXライフシールドが残っていない場合、クリーチャーとしてではなくカードとして移動し、[[状況起因処理]]でバトルゾーンに残っていた[[キング・セル]]が墓地に置かれる(総合ルール 812.1d 812.1e)。 --余談だが、裁定変更により[[サイキック・セル]]でも[[カード指定除去]]を当てたら[[リンク解除]]を使うことができるようになった。 -マナゾーンにあるカードを使う場合は、マナコストの支払いが完了してからどこでもないゾーンに移る(601.1c)ため、マナゾーンにある[[キング・セル]]をマナコストに充ててもよい。 [[Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40616/]] -「G・ストライク」による補助効果は、「自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置き、相手のクリーチャーを1体選んでタップ」が[[任意]]である。どちらかのみを実行することはできない。[[Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40613/]] -[[《とこしえの超人》]]がいる状態だと、1枚でも手札以外からキング・セルを含んで出す時、[[合体]]後の3枚でまとめて[[着地置換効果]]でマナゾーンに置かれる。[[Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40615/]] -バトルゾーンにいない状態では種族を持たない単体のキング・セルとして扱い、クリーチャーではないため、[[《弩闘×十王超ファイナルウォーズ!!!》]]などの[[クリーチャー]]指定のサーチを使うことはできない。 [[Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40589/]] ***参考になる判例はあるが明文化されていないもの [#u5020eac] -このクリーチャーを[[進化]]させ、その後[[進化クリーチャー]]の一番上のカードが離れた事で進化元の[[再構築]]が発生する場合、[[合体]]は保存されるのか。それとも保存されず、[[再構築]]時にクリーチャー以外のカードとみなされて一番上のカードがクリーチャーになるまで[[キング・セル]]が[[墓地]]に送られるのか。 --このクリーチャーと同じく「[[合体]]」の表現を使っている[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]の場合、[[禁断コア]]と[[合体]]した状態は保存されず、再構築時に禁断コアは全て墓地に置かれ、《ドルマゲドンX》本体のみが残るという裁定になっている。 --仮に後者であった場合、このクリーチャーのみから進化したクリーチャーが[[退化]]すると、下には再構築で何も残らないことになってしまう。 -[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]などの[[代替コスト]]は、コストを支払うことを置き換える[[置換効果]]のため、''コストを支払ったことにはならない''((したがって[[《デスマッチ・ビートル》]]など[[コスト踏み倒しメタ]]の対象となる。))。なので《Volzeos-Balamord》の能力「コストを支払ってこのキング・クリーチャーを召喚してもよい」を達成できない可能性がある。 --ただし、コストを支払う手順通り行った結果、結果としてコストが支払われなくても召喚できるのは[[ムゲンクライム]]([[【青黒赤トゥリナーツァッチ】]]など)で知られている。 **その他 [#others] -当カードや[[《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》]]といった[[キング・クリーチャー]]登場以前のデュエマでは、複数のカードを横に並べて1つの[[オブジェクト]]にするという行為は「[[リンク]]」と名付けられていたが、ここでは「[[合体]]」と書かれている。 --「[[リンク]]」と「[[合体]]」には明確な違いがある。前者はバトルゾーンに出てから1つの[[オブジェクト]]になるが、後者はコストを支払い終わってから[[どこでもないゾーン]](=バトルゾーンに出る前)で1つの[[オブジェクト]]となる(総合ルール 812.1c)。 -クリーチャーとして使うのに3枚揃えて使用する必要があるためか、[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]や[[《零龍》]]のようにこのカードが当たる場合はパックの5枚のうち3枚が構成カードで出てくる。また封入率も他のキングマスター同様の1箱確定。 --ただしシークレット版はその限りではなく、構成するカードが単独で出現する。[[20thSPレア]]は''このカード3種を含めて20種類''であるため、封入率の偏りを生まないためだろうか((仮に20thSPレア版のバラモルドが1パックにまとめて封入されていた場合、そのボックスからは''20thレアカードが3枚出現した''ことになり、「1箱に1枚封入されている」20thレアの定義に反する。))。とはいえ、[[《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》]]に同じく柄を混ぜても問題はないため、ゲームに使用するだけなら[[ルール]]上全く困らない。デッキ内にフル投入した《Volzeos-Balamord》を全種類同一仕様のシークレットで揃えたい場合は、なんと''12枚''ものシークレットを集める必要がある。シークレット仕様の封入率の低さも相まって、コレクター泣かせの仕様である。 -各[[文明]]の能力は以下の通り。 --[[光]]文明の[[G・ストライク]]使用による[[タップ]] --[[水]]文明の[[アンブロッカブル>ブロックされない]] --[[闇]]文明の[[攻撃時>アタックトリガー]]の[[オールハンデス]] --[[火]]文明の[[スピードアタッカー]] --[[自然]]文明の[[G・ストライク]]使用による[[マナブースト]] -[[20thSPレア]]版及び[[20thSPゴールドレア]]版では名前のみ[[禁断文字]]で記されている。これは禁断文字が超獣世界の超古代文字であるという設定からだろう。 -[[20thSPゴールドレア]]版では[[文明]]の色が《Volzeos-Balamord》としての[[5色]]しか記載されておらず、それぞれの[[キング・セル]]単独の文明がカードのみでは判別できない。使用する際は対戦相手とトラブルにならないように注意が必要である。 **背景ストーリー [#story] -原初の世界の支配者であった[[五龍神]]、《炎龍神''ヴォル''ジャアク》《天龍神アーク''ゼオス''》《地龍神''バラ''フィオル》《黒龍神''モル''ナルク》《海龍神クリス''ド''》が[[《龍魂珠》]]によって合体させられた「最悪の[[ディスペクター]]」。 #region2(合成元との関係){{ -《ヴォルジャアク》をベースに《クリスド》の首が右肩に縫い付けられ、《バラフィオル》の首が左肩にビス止めされているのに加えて、アジの開きのようになった状態で境目がジッパーで繋がれた《モルナルク》が背面でモザイク状に繋がり、両手に持つ剣には《アークゼオス》の両半身が放電で繋がっている。 -原初の世界の支配者を、さらにそれら全てを合体させるためかこれまでの[[ディスペクター]]に使用されていた合体方法が全て使われている。 }} **関連カード [#card] -''《Volzeos-Balamord》'' --[[《新世界王の権威》]] --[[《新世界王の思想》]] --[[《新世界王の闘気》]] -''[[《新世界秩序》]]'' --カード名未判明 --[[《新世界王の破壊》]] -[[《新世界王 ヴォルゼオス・バラモルド》]] ***背景ストーリーのラスボス [#last_boss] -''Prev'':[[十王篇>十王篇背景ストーリー]] --[[《鬼ヶ王魔 エンド・ジャオウガ》]] **収録セット [#pack] -illus.[[RUI MARUYAMA]] --[[DMRP-20 「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」>DMRP-20]](KM3/KM5)、(KM4/KM5)、(KM5/KM5) **参考 [#reference] -[[キング・クリーチャー]] -[[ディスペクター]] -[[ニュー・ワールド・ドラゴン]] -[[手札]] -[[マナゾーン]] -[[キング・セル]] -[[合体]] -[[エクストラEXライフ]] -[[スピードアタッカー]] -[[ワールド・ブレイカー]] -[[ブロックされない]] -[[アタックトリガー]] -[[オールハンデス]] -[[G・ストライク]] -[[マナブースト]] -[[タップ]] -[[キングマスターカード]] -[[【獅子王ヴォルゼオス】]] &tag(キング・クリーチャー,キング,クリーチャー,光文明,水文明,闇文明,火文明,自然文明,5色レインボー,多色,コスト9,ディスペクター,ニュー・ワールド・ドラゴン,ワールド・ドラゴン,ドラゴン,パワー555555,マナ召喚,エクストラEXライフ,EXライフ,スピードアタッカー,ワールド・ブレイカー,ブロックされない,アタックトリガー,ハンデス,オールハンデス,G・ストライクサポート,「G・ストライク」を使った時,マナブースト,タップ,・,背景ストーリー:ラスボス,KGM,キングマスターカード,RUI MARUYAMA);