#author("2021-03-05T07:58:46+09:00","","") *【リーフ&ruby(あおたん){青単};】 [#pc5000d3] かつて凶悪と呼ばれ一時期[[殿堂入り]]までしていた[[進化クリーチャー]]、[[《アストラル・リーフ》]]を主軸とした[[【青単速攻】]]。 [[殿堂入り]]施行以前の[[基本セット環境]]から[[闘魂編環境]]にかけて暴れ回った[[デッキ]]である。 |アストラル・リーフ VR 水文明 (2)| |進化クリーチャー:サイバー・ウイルス 4000| |進化−自分のサイバー・ウイルス1体の上に置く| |このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、カードを3枚引いてもよい。| 主力種族は[[サイバー・ウイルス]]と[[リキッド・ピープル]]。 [[DM-07]]以前の[[環境]]である、第一次[[殿堂]]施行以前に猛威を振るった。 [[《アストラル・リーフ》]]を初めとする優秀な[[ドローソース]]群、その手札から[[S・トリガー]]を設置する[[《エメラル》]]が搭載され、攻守ともに隙のないデッキだった。 **主要カード [#e52d6fd7] |[[《アストラル・リーフ》]]|コンセプト。2[[コスト]]3[[ドロー]]アタッカー。| |[[《マリン・フラワー》]]|サイバー・ウイルス進化元| |[[《グレープ・ジェリー》]]|~| |[[《エレガント・ランプ》]]|グレープジェリーの下位互換のため[[DM-07]]までの活躍| **クリーチャー [#ja078972] |[[《アクア・ガード》]]|[[リキッド・ピープル]][[進化]]元| |[[《アクア・ビークル》]]|~| |[[《「流星の雫」》]]|[[サイバー・ウイルス]][[進化]]元| |[[《カクタキュー #ナイトリバー #KAWAE》]]|~| |[[《アクア・ハルカス》]]|ドローウィニー。当時無制限だが、ドロー過剰なので投入されないことも| |[[《アクア・サーファー》]]|S・トリガーのリキッド・ピープル| |[[《エメラル》]]※|[[S・トリガー]]仕込み用ウィニー。当時無制限| |[[《コーライル》]]|除去クリーチャー| |[[《アングラー・クラスター》]]|ブロッカー。しかし混色トリガーが使いにくくなる| |[[《クリスタル・パラディン》]]|[[フィニッシャー]]| |[[《クリスタル・ランサー》]]|~| |[[《ジェリー・ローニン》]]|[[山札]]の一番上が[[サイバー]]なら[[手札]]に加える| **呪文 [#b877c378] |[[《ストリーミング・シェイパー》]]※|水単色専用ドローソース。当時無制限| |[[《サイバー・ブレイン》]]☒|ドローソース。当時無制限| |[[《スーパー・スパーク》]]|S・トリガー専用。[[タッチ]]光扱い| |[[《デーモン・ハンド》]]|S・トリガー専用。タッチ闇扱い| |[[《深緑の魔方陣》]]|S・トリガー専用。タッチ自然扱い| **殿堂ゼロ環境での候補 [#f2d7e8c0] |[[《パラダイス・アロマ》]]※|[[サイバーロード]]がいれば[[G・ゼロ]]| |[[《キュート・ウィスパー》]]|2マナ[[サイバー・ウイルス]]| |[[《チェレンコ》]]|2[[マナ]][[サイバーロード]]| |[[《電磁封魔ロッキオ》]]|~| |[[《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》]]|~| |[[《電磁封魔ルチアーノ》]]|~| |[[《斬隠テンサイ・ジャニット》]]|[[cip]]で[[バウンス]]する[[サイバー]]/[[シノビ]]| |[[《キューティー・ハート》]]|条件付き[[バウンス]]の[[S・トリガー]]| |[[《トロン》]]|[[サイバーロード]]の[[進化元]]| |[[《アクア・スーパーエメラル》]]|[[cip]]で[[S・トリガー]]を仕込む| |[[《終末の時計 ザ・クロック》]]|1[[ターン]]を確実にしのげる[[S・トリガー]]| |[[《アクア・パトロール》]]☒|[[【キクチパトロール】]]への[[メタ]][[カード]]| |[[《エンペラー・ティナ》]]|軽量[[サイバー]][[進化]]| |[[《エンペラー・マリベル》]]|[[バウンス]]内蔵の[[サイバー]][[進化]]| |[[《アストラル・ラッシュ》]]|[[バウンス]]と[[ドロー]]ができる[[サイバー]][[進化]]| |[[《エンペラー・ベーシックーン》]]|[[手札補充]]できる[[サイバーロード]][[進化]]| **基本戦術 [#yf3d62ff] [[《マリン・フラワー》]]から最速2[[ターン]]目に[[《アストラル・リーフ》]]を繰り出し、3枚[[ドロー]]しつつ[[進化速攻]]していく。[[《エレガント・ランプ》]]や[[《グレープ・ジェリー》]]など、2[[マナ]]以下の[[進化元]]は当時からそれなりに存在したため、簡単に出すことができた。 圧倒的な[[手札]]から[[ウィニー]]を繰り出して相手を圧殺する。わずか2[[マナ]]で3枚引きつつ[[召喚酔い]]なしで殴れる強さは、[[《サイバー・ブレイン》]]が[[プレミアム殿堂]]していることからも明らかである。 [[フィニッシャー]]には[[ブロッカー]]を無力化する[[《クリスタル・ランサー》]]や[[《クリスタル・パラディン》]]が使用可能。守りに関しては[[青単]]なら[[パワー]]6000となる[[《アングラー・クラスター》]]や[[S・トリガー]]を仕込める[[《エメラル》]]が使えた。 当時の大会の上位はほとんどこのデッキタイプ同士の戦いとなっていたため、同系戦をどう制すかが[[メタゲーム]]の鍵だった。 基本的にひたすら[[ビートダウン]]していくが、同系戦で相手の[[事故]]につけ込むことができるように、[[【クリーチャーコントロール】]]的に数を揃えてからシールドをブレイクしていくこともある。上級者同士では[[プレイング]]によって動きを変えていくこともあった。 **環境において [#d5c6cee0] [[DM-04]]が発売されると、すぐさま[[《アストラル・リーフ》]]と[[《マリン・フラワー》]]の組み合わせが注目され、[[デッキ]]が組まれた。 前弾の[[DM-03]]で登場した[[《ストリーミング・シェイパー》]]と[[《アングラー・クラスター》]]を組み合わせ、非常に強力な[[デッキタイプ]]として成立。瞬く間に[[環境]]を席巻した。 [[《マリン・フラワー》]]から繋いで2[[ターン]]目に[[《アストラル・リーフ》]]を出す流れは非常に凶悪であり、この[[デッキタイプ]]が[[トップメタ]]に君臨することは自然な流れだった。事実上、混沌としたメタゲームを初めて制したデッキと言える。 [[《アストラル・リーフ》]]の凶悪さは、やがて様々な派生[[デッキ]]を生み出していく。[[自然]]文明を混色し、さらに洗練した[[【トリガーターボ】]]、[[《アストラル・リーフ》]]に[[《メビウス・チャージャー》]]を撃ち込んで爆発的な[[マナブースト]]を行う[[【ターボメビウス】]]などである。青緑構築に2枚積みの[[《ロスト・ソウル》]]、[[4枚積み]]の[[《デーモン・ハンド》]]、1枚積みの[[《ギガボルバ》]]を挿したタッチ[[黒]]型、4枚積みの[[《ホーリー・スパーク》]]を投入したタッチ[[白]]型も一定数存在した。 実際に[[闘魂編]]の[[メタゲーム]]は[[サバイバー]]などの例外を除けばほとんどが同系であったため、いかに[[ミラーマッチ]]を制すかが鍵となっていた。 そして2004年3月15日、[[デュエル・マスターズ]]史上最初の[[殿堂入り]][[レギュレーション]]が制定され、[[《ストリーミング・シェイパー》]]や[[《エメラル》]]らとともに[[《アストラル・リーフ》]]も[[殿堂入り]]。 リーフを主軸にした他の多くの[[デッキ]]とともに、この[[デッキタイプ]]も消滅した。[[サイバー・ウイルス]]を主軸にした[[【速攻】]]が[[メタゲーム]]に再び姿を現すのには[[神化編]]での[[【サイバー青単】]]の出現を待つこととなる。 2019年1月21日、[[《アストラル・リーフ》]]が[[殿堂解除]]された。[[《アストラル・リーフ》]]自体は依然として強力な[[カード]]ではあるが、脇を固める[[進化元]]や他の[[クリーチャー]]が[[インフレ]]に付いていけていないので、[[進化元]]以外の抜本的な改造は不可欠といえる。 また、[[殿堂ゼロデュエル]]などの特殊な[[レギュレーション]]では、[[《パラダイス・アロマ》]]などを加えたタイプが使用されることもある。 **その他 [#nfcccd84] -あまりにも強すぎるため基本セット環境限定のデュエマクラシックで禁止するローカルルールも多い。 **参考 [#xe3bb045] -[[デッキ集 (一覧)]] -[[デッキ集/速攻]] -[[デッキ集/種族デッキ]] -[[青単]] -[[【青単速攻】]] &tag(デッキ集,【青単速攻】);