#author("2023-10-31T13:26:22+09:00","","") *《ギガジャドウ》 [#oe463fd9] |ギガジャドウ R 闇文明 (8)| |クリーチャー:キマイラ 14000| |ブロッカー| |このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて墓地に置く。このようにして墓地に置いたシールド1枚につき、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊し、それができない場合、このクリーチャーは相手のシールドを1枚ブレイクする。| |T・ブレイカー| [[DM-34]]で登場した[[キマイラ]]。 //多彩な[[スーサイド]][[能力]]を特徴とする[[闇]][[文明]]の[[カード]]群においても、一際異彩を放つ[[cip]]能力を有する。 [[バトルゾーン]]に出た時、自分の[[シールド]]を全て[[墓地]]に置き、その数だけ[[選ばせ除去]]を放つ。もし[[選ばせ除去]]が一部空振りした場合、それと同じ数だけ相手の[[シールド]]を[[ブレイク]]する。 自身の[[シールド]]5枚全てが健在であったならば、5つを対象に使用出来る事になる。 この場合の威力はもはや[[全体除去]]に近く、[[アンタッチャブル]]の[[破壊]]も狙いやすい。[[シールド]]狙いなら、他に味方クリーチャーがいればそちらとの打点で[[ワンショット]]も狙える。 逆に[[シールド]]が残っていないと効力を発揮しない。 実際の運用では[[コスト]]の重さもあって、出る頃には威力不足になっている可能性の方が高いだろう。 もちろん、[[強制]]で自分の[[シールド]]が空になるというのはかなり大きなデメリットである。 [[《黒神龍ブライゼナーガ》]]のように[[手札]]が増えるわけでも[[S・トリガー]]を即座に使えるわけでもないため、能力使用後の膨大な隙を[[ニンジャ・ストライク]]や[[S・トリガー]]で守ることができない。 一応、出た時の[[破壊]]に加え、自身が[[ブロッカー]]のため、相手の[[打点]]をある程度は削げる。 そして、出した側のシールドは「すべて墓地に置かれる」一方で、''相手のシールドは「[[ブレイク]]」扱いである''ことに注意。 相手側は普通に[[S・トリガー]]を使うことができるため、うっかり[[《アクア・サーファー》]]などの[[除去]]持ち[[クリーチャー]]を踏むと、返しのターンであっさり負けかねない。[[S・トリガー]]抜きにしても、この[[クリーチャー]]が出せるだけの[[マナ]]が相手側にも溜まっているなら、増えた[[手札]]を使った[[スピードアタッカー]]や[[除去]]、ないしはそれを内包した[[フィニッシャー]]で押し切られる可能性は十分にある。 総じて上級者向けのカードと言える。このカードを使いこなすには[[デッキ]]構築の段階からかなりの手腕を要するだろう。 -[[《獰猛なる大地》]]や[[《父なる大地》]]には要注意。デメリットを相手に良いように利用され、状況次第では一気に勝負を決められかねない。 **ルール [#p0f9e126] -テキストではやや分かりづらいが、「相手が自身のクリーチャーを1体選んで破壊できない場合」1回につき1枚のシールドをブレイクできる。つまり自分のシールドが4枚、[[バトルゾーン]]にある相手のクリーチャーが1体の場合、このクリーチャーは3枚のシールドを[[ブレイク]]する。 -クリーチャーの破壊やシールドブレイクは同時に行われる(総合ルール400.7.)。例えば相手のクリーチャーが2体とシールドが3つある状況で《ギガジャドウ》が自身のシールドを5つ焼却した場合、その2体の破壊とT・ブレイクは同じタイミングで発生する。 --同時の[[選ばせ除去]]は、除去耐性を持つクリーチャーでも1回分しか被害を抑えられない。自分が使った[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]の効果が、相手の[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]1体があっても他に1体分[[選ばせ除去]]を食らわせることができるのと同じ。 //-このクリーチャーの[[cip]]能力によるシールドブレイクは1枚ずつシールドを指定して行われるが、通常の[[攻撃]]によって複数枚シールドをブレイクする際とは異なり、すべてのシールドがブレイクされるまでは[[S・トリガー]]や[[S・バック]]を使うことができない。《ギガジャドウ》のcip能力がすべて[[解決]]されるまで、別の能力である[[S・トリガー]]や[[S・バック]]を解決できないため。 //S・トリガーやS・バックを使いたい場合、そのシールドが[[手札]]で他のカードと混ざらないようにしておく必要がある。 //公式より。解釈ミスなどあれば加筆訂正をお願いします //攻撃によるブレイクと、効果によるブレイクの挙動が違ったのは過去のルール。現在は違いはない。 //-[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]は天敵。一枚に付き一回ずつ効果が及ぶため[[シールド・フォース]]中であれば、[[除去]]も[[シールド]][[ブレイク]]も完全にシャットアウトされてしまう。[[《光器パーフェクト・マドンナ》]]がいる場合も同様。 //裁定変更などあれば加筆訂正をお願いします **相性の良いカード・デッキ [#o93518ba] -[[シールド]]を増やす効果と相性がいいため、[[《英霊王スターマン》]]によって増えすぎたシールドを消費するにはうってつけ。このクリーチャーを召喚して自分のシールドがなくなった後でも、《スターマン》の効果で追加することで保険となるだろう。 -[[《無頼聖者スカイソード》]]とは好相性。自身の[[重い]][[コスト]]を支払う為に必要な[[マナ]]を貯めつつ、自身の[[効果]]に必要な[[シールド]]を増やす事が出来る。 -[[コスト踏み倒し]]による早期の使用を考慮するなら[[《黙示聖獣カラドリウス》]]や[[《セツナノ裁徒》]]も候補。これらは[[破壊]]されるとシールドを墓地に置くことになるが、[[《光の使徒メリーアン》]]や[[《襲来、鬼札王国!》]]で[[リアニメイト]]する準備になるかもしれない。 -[[《崩壊と灼熱の牙》]]と相性がいい。相手の[[クリーチャー]]が並んでいるところに組み合わせれば[[破壊]]、[[ランデス]]、[[シールド焼却]]という強力な3つの効果を使うことができ[[1ショットキル]]も夢ではないが、いかんせん合わせて12マナと重すぎるので何らかの工夫が必要。 -[[《デジロン》]]で呼び出してみるのもいい。タイミングが難しいが、うまくいけば突然の逆転もあり得る。 -[[ターボラッシュ]]と相性が良い。[[《紅神龍ジャガルザー》]]なら[[S・トリガー]]等が来ない限り、[[ターン]]中に勝負を決められる。 -互いのシールドを一気に減らせるため、[[革命]]や[[鬼タイム]]とも高相性。 -[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]はこのカードのサポートとして格別の相性の良さを誇る。あちらの[[置換効果]]によりシールドを墓地に送る必要がなくなり、その上でシールドの枚数分[[効果]]を適用できる。 **その他 [#m0f23f2c] -当時の闇クリーチャーの中では超大型。加えて闇文明ではそれなりにパワーがマイナスされる[[ブロッカー]]まで持っているため、このクリーチャーが持つ能力がやはりとんでもない[[デメリット]]として計算されていることがわかる。 また、闇クリーチャーながら[[ブロッカー]]としても異常な大きさである。少なくとも[[神化編]]時点では、[[《白騎士の精霊アルドラ》]]に次ぐ第2位であった。''あの[[《天海の精霊シリウス》]]や[[《超神星ビッグバン・アナスタシス》]]よりパワーが高かった''ということである。 -[[ヒーローズ・カード]]が存在し、[[ザキラ]]の部下である[[G (ゲドー)]]が描かれている。 [[カード名]]の「ジャドウ」も「邪道」から来ているものと思われる。 -イラストをよく見ると、3つある頭の内2つが「獅子」「草食動物の頭骨」であることがわかる。これは、[[キマイラ]]種族の元ネタである「ギリシャ神話のキマイラ」の頭(獅子・山羊・蛇)と内容が近く、ゲーム作品等のキマイラ系モンスターのデザインとしてよく採用される組み合わせである。「邪道」という名前を持ちながらある意味「王道」な姿をしているという、中々皮肉のきいたデザインとなっている。 **収録セット [#sa4e2d7a] //***[[デュエル・マスターズ]] //デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。 -illus.[[MURAYAMA RYOTA]] --[[DM-34 「神化編 第3弾 烈火の刃(クロス・ジェネレーション)」>DM-34]] **参考 [#y6225925] -[[キマイラ]] -[[ブロッカー]] -[[cip]] -[[シールド]] -[[墓地]] -[[スーサイド]] -[[除去]] -[[ブレイク]] -[[T・ブレイカー]] -[[ヒーローズ・カード]] ---- [[公式Q&A]] -2つ目の能力について //>Q.自分の[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]がある状況で[[《黙示録、それはラグナロク》]]を唱えました。シールドを墓地に置く際にとどまりますが、置こうとした枚数より1枚多い枚数を新しくシールドに置けますか?&br;類似例:''《ギガジャドウ》'' //A.はい、置こうとした枚数より1枚多く新しくシールドを置きます。 //#region2((総合ルール 609.1)){{ //:609.1. |継続的効果の一部は、置換効果でありえます。置換効果はイベントが発生する際に継続的に適用されます。事前に固定されるわけではありません。この種の効果は置換対象となる特定のイベントを待ち、その効果の全部あるいは一部を他のイベントで置換します。これはその影響を及ぼすものに対する「盾」のように機能します。 //::609.1a |「かわりに」という語を用いる効果は置換効果です。「かわりに」という単語によってどのようなイベントがどう置き換えられるかを示しています。 //}} //[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39077]](2020.12.15) >Q.自分の[[《極幻空 ザハ・エルハ》]]がある状況で[[《黙示録、それはラグナロク》]]を唱えました。シールドを墓地に置く際にとどまりますが、置こうとした枚数より1枚多い枚数を新しくシールドに置けますか?&br;類似例:''《ギガジャドウ》'' A.いいえ、この場合、シールドは1つしか追加できません。結果的にシールドは墓地に置かれていないので、「このようにして墓地に置いたカードの枚数」は0枚です。 [[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39077]](2020.12.15) //2023/1/29変更確認 &tag(クリーチャー,闇文明,黒単,単色,コスト8,キマイラ,パワー14000,ブロッカー,T・ブレイカー,cip,自己シールド焼却,除去,複数除去,選ばせ除去,破壊,複数破壊,効果ブレイク,R,レア,MURAYAMA RYOTA);