#author("2020-01-19T13:54:21+09:00","","")
#author("2020-01-24T13:31:15+09:00","","")
*《ザオヴァナイン・カイザー》 [#uf5af97b]

|ザオヴァナイン・カイザー P 光/水文明 (9)|
|クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/ハンター 9000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手とガチンコ・ジャッジする。自分が勝ったら、相手はこのターン、呪文を唱えられない。(ガチンコ・ジャッジ:各プレイヤーは自身の山札の上から1枚目を見せ、それを一番下に置く。そのカードのコストが相手以上であれば、自分の勝ちとする)|

[[DMBD-09>DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」]]で登場した[[光]]/[[水]]の[[キング・コマンド・ドラゴン]]/[[ハンター]]。

[[cip]]と[[アタックトリガー]]で、[[ガチンコ・ジャッジ]]をして勝つと、そのターンだけ相手が呪文を唱えられなくなる[[能力]]を持つ。

正直、インフレがかなり進んだ[[超天篇]]に登場したカードとしては、コストに見合っているスペックとは言い難い。[[ガチンコ・ジャッジ]]という不確定要素に加え、そのターンにしか効果が持続せず、返しの相手のターンには効力はなくなっているため、使い勝手がとても悪い。
そもそも、同コストに毎ターン無条件で効果が持続する[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]という優秀な先輩が既に存在している。それらの先輩方に勝る点としては、一度[[ガチンコ・ジャッジ]]に勝ってしまえば、[[コスト踏み倒しメタ]]や[[S・トリガー]][[クリーチャー]]に[[除去]]されても[[ロック]]効果が失われないところである。出したターン中に勝負を決めるのであれば、ターン制限は関係ないため、[[1ショットキル]]を狙うのであればあちらに勝る要素になりうるが、その場合4コスト軽い[[《ジャミング・チャフ》>《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]に劣ってしまう。
以上のことから種族を考慮しなければ、このカードに採用の余地はないだろう。

このカードの採用の余地があるとすれば、[[ハンター]]の[[コスト踏み倒し]]を行う[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]を[[フィニッシャー]]とした[[【カイザー「刃鬼」】]]だろう。呪文を封殺する能力は「ハンター」としては珍しいため、[[【カイザー「刃鬼」】]]で[[1ショットキル]]を狙うのに詰めとして使える。[[ガチンコ・ジャッジ]]に関しても、【カイザー「刃鬼」】はコストの重いカードが多い上、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]や[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]などで[[スピードアタッカー]]を[[付与]]してもらえば、出たターンに[[cip]]と[[アタックトリガー]]をあわせて2回[[ガチンコ・ジャッジ]]ができるので、失敗することはそうはないだろう。
【カイザー「刃鬼」】は[[《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》]]のガチンコ・ジャッジで3回以上勝てば[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]複数体の[[シールド焼却]]と[[《閃光のメテオライト・リュウセイ》]]を活かした[[タップキル]]によって大抵の場合十分勝てるが、[[バトルゾーン]]に攻撃対象となる相手のクリーチャーがいなかった場合はその限りではないので、その場合には悪くない。
また、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の[[Dスイッチ]]能力、[[《怒流牙 佐助の超人》]]の[[ディスカード]]による[[《龍装艦 チェンジザ》>《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》]]の能力、[[革命0トリガー]][[呪文]]などに対処できるなど、役割は意外と多いかもしれない。これを呼び出すのに適した場面で同じガチンコ・ジャッジ持ちである[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]を使って[[ごり押し]]した方が強いかもしれないが、差別化自体は容易であるので[[1枚積み]]程度は考えられる。

[[マナ基盤]]になることを重視して[[白青黒]]構築の[[【九極侵略】]]に採用することも考慮される。こちらの[[デッキ]]も[[《極まる侵略 G.O.D.》]]で[[コスト踏み倒し]]は容易であり、また、[[《世紀末ゼンアク》]]が同様のデッキにほぼマナ基盤としての役割のみを求められたように、そのような使い方もアリかもしれない。地味に[[進化クリーチャー]]を乗せても呪文ロックが失効しないという差別化点が光る。役割が被る上に同じ文明の組み合わせである[[《サファイア・ウィズダム》]]の方が汎用性は高いが、[[墳墓避け]]程度には考えてもよさそうである。

前評判の悪さとは裏腹に登場後は[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]構築の模索において嗜み程度には使われており、使用感自体は悪くないものが報告されている。[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]と組み合わせて自身を[[革命チェンジ]]元とすることでほぼ完全な[[ロック]]を試みる構築も開発された。

-多色である点から[[《愛の無限オーケストラ》]]で踏み倒すこともできる。

-[[《音精 ラフルル》]]の[[プレミアム殿堂]]指定前はそちらも比較対象であった。

-同じ[[ハンター]]の[[ロック]]持ちで考えると、[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]との組み合わせでクリーチャーと呪文の両方によるカウンターに対処できる。勿論[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]はcipを許し、こちらはロックが不確定と穴は多いが、カウンター獣による返しの[[ターン]]の[[攻撃]]には対処できる上に、[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]を使うルートと異なり[[シールド焼却]]による[[《一なる部隊 イワシン》]]の[[墓地送り]][[トリガー]]誘発からの[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]の[[マッドネス]]起動回避ができるという差別化点もある。

-[[新章>新章デュエル・マスターズ]]以降のカードにしては珍しく荘厳なイラストである。頭上には[[《予言者プロキオン》]]に似た球体の姿が描かれている。

-[[キング・コマンド・ドラゴン]]としては、初の[[水]]を含む[[多色]]である。

**関連カード [#k0f5f5d7]
-[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]
-[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]
-[[《音精 ラフルル》]]

#fold(){{{{
**収録セット [#ed9432e2]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[akagi]]
--[[DMBD-09 「アルティメット・クロニクル・デッキ 2019 必勝!! 闘将ブレードオーガ」]](3/20)

**参考 [#a233fce9]
-[[キング・コマンド・ドラゴン]]
-[[ハンター]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[アタックトリガー]]
-[[ガチンコ・ジャッジ]]
-[[呪文メタ]]

}}}}