#author("2021-06-30T13:34:09+09:00","","")
*《ボルメテウス・&ruby(むしゃ){武者};・ドラゴン》 [#dd74ea36]

|ボルメテウス・武者・ドラゴン SR 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つ、墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|W・ブレイカー|

[[DM-24]]で登場した[[アーマード・ドラゴン]]。第4の「[[ボルメテウス]]」。

本家が持つ[[シールド焼却]]の代わりに、[[アタックトリガー]]で[[《ボルカニック・ランス》]]を使える。

残念ながらその[[能力]]は強力とは言い難い。相手がこの[[クリーチャー]]を[[除去]]できなければ[[パワー]]6000以下の[[クリーチャー]]の[[召喚]]をためらわせることができるが、[[シールド]]を犠牲にするのはあまりに燃費が悪く、[[【速攻】]]や[[ビートダウン]]が相手だと命取りとなることも多い。
登場以来比較対象としてあげられやすい[[《ボルカニック・アロー》]]とは異なり、[[シールド]]が1枚もなければ能力を使用できない。

同じように[[シールド]]を犠牲にする[[能力]]を持つ[[《偽りの星夜 ジューン・ブライド》]]や[[《偽りの星夜 コングラチュレーション》]]といった[[闇]][[エンジェル・コマンド]]と比べると、リターンがあまりに軽いのも難点。この[[カード]]の場合は[[《偽りの星夜ライス・シャワー》]]が最も近い性質であり、比較対象となるか。いずれもこの[[カード]]と比べて重いが、[[《ウェディング・ゲート》]]によって実質同[[コスト]]でしかも2体呼び出せるため、その点でもこの[[カード]]の立場は厳しい場面にある。

このカードの真価は、そのサポートの多さだろう。
特に[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]][[《バルケリオス・武者・ドラゴン》]][[《バルケリオス・ドラゴン》]]との[[シナジー]]は魅力的。両バルケリオスの[[G・ゼロ]]とザンゲキ・マッハアーマーの[[スピードアタッカー]]付加で驚異的な奇襲性能を発揮する。(>[[【武者ワンショット】]])

素の[[スペック]]は微妙だが、他の[[カード]]との[[シナジー]]は良好なので、そちらを生かしてデッキを組むのが良いだろう。

-全く同じ効果を持つ[[《ボルカニック・アロー》]]はその軽さの割に焼ける範囲が広いからこそ高い評価を得ている。対してこのカードは範囲の割にはこのカード自身が重い、アタックトリガーなので起動が遅い、燃費が悪いという三重苦を抱えている。ドラゴンである点と専用のサポートカードをフルに生かさないと活躍は難しい。

-地味に[[サムライ]]ではないため、[[《風来の股旅ビワノシン》]]などの[[サムライ]]サポートが受けられないのが残念。一応[[《邪眼銃士アレクセイ候》]]などで[[除去]]されにくくはなるが。&br;転生版の[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]や[[クロスギア]]化した[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]は[[種族]]に[[サムライ]]を持ち、[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]は[[クロス]]先に[[サムライ]][[種族]]を与えられる。また[[《バルケリオス・武者・ドラゴン》]]がいれば、この[[クリーチャー]]も[[サムライ]][[種族]]を得る。

-アニメ、原作漫画、[[背景ストーリー]]それぞれで主人公級の活躍を演じ、ヒーロー性があるため、派生[[カード]]や関連[[カード]]も初収録直後から多く登場している。また、[[再録]]も多い。さらには[[シークレットカード]]の初例でもある。
のちに、アニメや原作漫画とのタイアップが強化されていくにつれ、それら作品の主要[[登場人物>キャラクター]]の[[切札]][[クリーチャー]]の派生・関連[[カード]]が多く刷られる傾向が強くなっていった。しかし《ボルメテウス・武者・ドラゴン》が初収録された[[極神編]]前後の時点では、これほどまでに顕著な例は極めて少なかった。後年の傾向に先鞭をつけた[[カード]]であると言えるだろう。
--[[《緑神龍ディルガベジーダ》]][[《武者の超人》]]など、[[自然]][[文明]]の派生[[カード]]ではなぜか性格が悪くなったり、悪者寄りになる傾向がある。

--[[DM>デュエル・マスターズ]]史上初の、[[シークレットカード]]の概念が導入された[[カード]]。稀少性が高くコレクションが困難な仕様は、[[プレイヤー]]に衝撃を与えた。

--[[シークレット>シークレットカード]]版や[[アルトアート]]を含め、様々な[[イラスト]]がある[[カード]]。[[DM-24]]のシークレット版の[[カードイラスト]]は体色が青く、頭部のツノが折れており、雰囲気が大きく異なっている。&br;[[DM-27]]にも新イラストの[[シークレットカード]]として再登場。[[DMX-19]]では青武者の姿で[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]と共に再録。

--[[《ムシャ・ルピア》]][[《武者ザンゲキ剣》]]など専用のサポート[[カード]]が多い。

--[[DMC-45]]で転生版の[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]が登場。そちらは「[[サムライ]]」「[[G・ゼロ]]」「除去にコストが不要」「現状[[ボルメテウス・武者・ドラゴン]]にかかるサポートもすべて受けられる」といった点でこの[[カード]]より優れている。しかし2[[コスト]]重く[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]からテンポ良く展開することはできず、どちらが上とは一概には言えないため、[[デッキ]]によって使い分けるべきだろう。

--[[DMX-21]]の[[《戦極無双》]]で[[武者]]の[[名称カテゴリ]]が成立。多くの関連[[カード]]とともにこのカテゴリに属することになった。[[ボルメテウス]]、[[ボルメテウス・武者・ドラゴン]]、[[武者]]と、[[名称カテゴリ]]だけでも3種に属することからも、この[[カード]]がいかにフィーチャーされてきたかが窺える。

-この[[クリーチャー]]以降、[[極神編]]の[[アーマード・ドラゴン]]には刀や鎧兜などを装備し、名前の間に漢字2文字が入ったタイプが少しずつ登場した。[[戦国編]]で[[サムライ]][[種族]]が登場すると、[[サムライ]]を併せ持つ[[アーマード・ドラゴン]]が多数登場し、イラストも武士風のものが増えていった。

-角には[[武田信玄>《竜将ボルベルグ・信玄》]]の旗印として有名な「風林火山」が刻まれている。

-2007年から2008年に商品展開された[[極神編背景ストーリー]]では、勇気ある[[ドラゴン]]として活躍。[[《龍聖霊ウルフェウス》]]と融合し[[《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》]]となって[[《暗黒凰ゼロ・フェニックス》]]に立ち向かい、クライマックスの死闘を演じ、相打ちとなった。
--2015年発売の[[DMX-21]]の[[フレーバーテキスト]]ではこの数百年後に始まる[[戦国編背景ストーリー]]前までの[[《紫電》>《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]との交流が描かれた。
ただし、時系列がちぐはぐであることを指摘する声もある。
[[戦国編背景ストーリー]]にて語られる「戦国武道会」は、先述の死闘、そして相打ちによって実現された平和の中で成立したエンターテイメントである。したがってこの大会に向けてトレーニングする[[《紫電》>《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]と生前の《武者》が会っていたというのは時間的に矛盾しているという指摘である。
「相打ちしたが実は生きていた」「ここで死闘を演じたのとは同名別個体の《ボルメテウス・武者・ドラゴン》が[[《紫電》>《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]を指導した」などという解釈もあり得るが、単に[[フレーバーテキスト]]のライターが考証を怠っていた可能性もある。

-漫画「FE」では切札家に代々伝わる[[カード]]として登場。[[神>ゲキ&メツ]]の攻撃から[[V (バベル)]]を救い、その後の戦いでも[[勝舞>切札 勝舞]]の[[切札]]として活躍する。

-[[曽山一寿]]の漫画「でんじゃらすじーさん邪」にて、「ボルメテウス・ドラゴン」なるお友達軍団の一員として登場。当初、孫はこのクリーチャーを連想したが、現れたのは良く焼けた骨付き肉だった。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#fc1db604]
|ボルメテウス・武者・ドラゴン SR 火文明 (6)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000|
|W・ブレイカー|
|バトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のパワー6000以下のクリーチャー1体を破壊してもよい。そうした場合、自分のランダムなシールド1つを墓地に置く。|

誘発条件が[[アタックトリガー]]に加え、[[cip]]も追加された。
相手のクリーチャーを破壊してから自分の[[シールド焼却]]の順番なので、自分のシールドが残っていなくても6000火力を使えるようにもなっている。

単体で用いた場合[[シールド焼却]]の[[デメリット]]はかなり重く感じるが、出た瞬間から火力が使える[[《フレイムバーン・ドラゴン》]]が便利なカードで、毎ターン6000以下除去を発動できる点では[[《無双竜機ドルザーク》]]や[[《超竜騎神ボルガウルジャック》]]からも明らかなように高い制圧力があると言える。

//[[《フレイムバーン・ドラゴン》]]もある程度採用されてきた経緯があり
//↑TCG版がどうかは知らないけど、デュエプレではドラゴンデッキですら基本的に採用が見送られるタイプのカードである

TCG版のように、「[[ボルメテウス・武者・ドラゴン]]」としての専用サポートカードが登場しているため、それらを利用するのが主な運用方法になるだろう。

-デュエプレでは[[火力]]は[[強制]]になる法則があるが、このクリーチャーでは[[スーサイド]]があるため[[任意]]の効果として実装された。不必要に[[クリーチャー]]を除去しない選択肢があるという点は[[《無双竜機ドルザーク》]]や[[《超竜騎神ボルガウルジャック》]]などにはない利点といえるだろう。

-《武者》専用デッキでなくとも、パワー6000のW・ブレイカーに、[[任意]]の[[《ボルカニック・アロー》]]が1回保証かつ攻撃時にも可能であるため、[[グッドスタッフ]]兼[[おしゃれ枠]]としてピン刺しできる程度のカードパワーはある。
--[[クイック・ピック]]のような環境だとそのカードパワーは特に実感しやすい。

-[[DMPP-09]]環境では、[[【武者・ドラゴン】>【武者・ドラゴン】 (デュエプレ)]]が成立したり、[[【アポロヌス・ドラゲリオン】>【アポロヌス・ドラゲリオン】 (デュエプレ)]]などの除去札として採用されたりはしたが、トップメタと比較すると淡白な効果しか持ち合わせていないため、そこまで日の目を見ることはなかった。

**関連カード [#xcfb9048]
-[[カード名]]に「[[ボルメテウス・武者・ドラゴン]]」を持つ、あるいは付与するカード
--[[《ボルメテウス・剣誠・ドラゴン》]]
--[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]
--[[《紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン》]]

-「[[ボルメテウス・武者・ドラゴン]]」をサポートする、もしくは収録時期的に[[デザイナーズコンボ]]の可能性が高い[[カード]]
--[[《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]
--[[《エルメテウス・雷撃・ドラゴン》]]
--[[《ムシャ・ルピア》]]
--[[《武者ザンゲキ剣》]]
--[[《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》]]
--[[《バルケリオス・武者・ドラゴン》]]
--[[《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》]]
--[[《モノノフ・ルピア》]] ([[ゲームオリジナルカード]])
--[[《アシガ・ルピア》]] ([[ゲームオリジナルカード]])

-上記以外で、[[背景ストーリー]]、[[カードイラスト]]、あるいは[[カード名]]のいずれかにおいて類似性や強い関連性があるもの
--[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]
--[[《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》]]([[背景ストーリー]]上で[[《龍聖霊ウルフェウス》]]との融合が明確に描写されている)
--[[《緑神龍ディルガベジーダ》]]
--[[《時空の侍ボルメテウス・若武者・ドラゴン》]]/[[《戦国の覚醒者メビウス・武者・ドラゴン》]]
--[[《武者の超人》]]
--[[《ザビメテウス・武者・BLACK》]]
--[[《極武者カイザー「斬鬼」》]]

-上記以外で、[[シールド]]を犠牲とした[[火力]]の代表的な[[カード]]
--[[《ボルカニック・アロー》]]
--[[《ボルカニック・ランス》]]
--[[《アーチャー・チュリス/ボルカニック・アロー》]]

-このクリーチャーが描かれているカード(上記以外)
--[[《キサナティック・X》]]
--[[《1月》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#q1d50e40]
-[[DM-24]]、[[DM-27]](シークレット)、[[DMPP-09]]
'''その刃には、覚悟という名の炎が燃える!'''
-[[DM-24]](シークレット)、[[DMPP-09]](シークレット)
'''勇者の魂は、必ずや継承される。'''
-[[DMC-53]]
'''信じる気持ちが力となり、心の暗闇を照らし出す!!'''
-[[DMC-59]]
'''ザコどもよ! 我が剣の餌食となる勇気があれば前に出ろ!――ボルメテウス・武者・ドラゴン'''
-[[DMX-19]]
'''「武」の「者」と書いて「武者」。その名前に違わず、武を持って戦い、武に殉じたドラゴン。'''
-[[DMX-21]]
'''戦国武闘会に向けて、[[紫電>《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]は、武者と[[大和>《ボルシャック・大和・ドラゴン》]]の指導を受けていた。伝説級の両竜の指導のもと、紫電二連撃は完成したのだ。'''

**収録セット [#g3923cb4]
***[[デュエル・マスターズ]] [#fb4fb143]
-illus.[[Shishizaru]]
--[[DM-24 「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」>DM-24]]
--[[DM-27 「極神編 第4弾 完全極神(パーフェクト・ヘヴン)」>DM-27]](新規イラスト)
--[[DMC-43 「ネバーエンディング・ヒーロー」>DMC-43]](新規イラスト)
--[[DMC-53 「レジェンド・クロニクル 勝舞編」>DMC-53]]
--[[DMC-59 「武者見参(サムライ・アンビシャス)」>DMC-59]]
--[[DMX-19 「スーパーレア100%パック」>DMX-19]]
--[[DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」>DMX-21]]
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](足跡)
-illus.[[KISUKE]]
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]]

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#e7781262]
-CV.[[田島章寛]]
-illus.[[Shishizaru]]
--[[DMPP-09「武者聖戦伝 -ARCADIA OVERDRIVE-」>DMPP-09]]
-illus.[[KISUKE]]
--[[DMPP-09「武者聖戦伝 -ARCADIA OVERDRIVE-」>DMPP-09]](シークレット)

**参考 [#ddd928fc]
-[[アーマード・ドラゴン]]
-[[アタックトリガー]]
-[[シールド]]
-[[スーサイド]]
-[[火力]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[ボルメテウス]]
-[[武者]]
-[[ボルメテウス・武者・ドラゴン]]
-[[シークレットカード]]
-[[【武者ワンショット】]]
-[[【武者・ドラゴン】 (デュエプレ)]]
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公式Q&A
<Q.[[《あたりポンの助》]]で''《ボルメテウス・武者・ドラゴン》''を指定した後、[[《あたりポンの助》]]に[[《竜装 ムシャ・レジェンド》]]をクロスして名前に''《ボルメテウス・武者・ドラゴン》''を追加しました。どうなりますか?
A.''《ボルメテウス・武者・ドラゴン》''である[[《あたりポンの助》]]のテキスト自体が無視されます。それ以降[[《あたりポンの助》]]はテキストのないカードとして扱われ、例え新たに''《ボルメテウス・武者・ドラゴン》''がバトルゾーンに出たとしても、[[《あたりポンの助》]]のテキストが無視されているので''《ボルメテウス・武者・ドラゴン》''が無視されることはありません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31679]]

&tag(クリーチャー,火文明,赤単,単色,コスト6,パワー6000,アーマード・ドラゴン,ドラゴン,W・ブレイカー,アタックトリガー,シールド破棄,火力,単体火力,除去,単体除去,パワー6000以下,《ボルメテウス・武者・ドラゴン》,ボルメテウス,・,武者,終音「ん」,SR,スーパーレア,Shishizaru,KISUKE,クリーチャー (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),赤単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト6 (デュエプレ),アーマード・ドラゴン (デュエプレ),ドラゴン (デュエプレ),パワー6000 (デュエプレ),W・ブレイカー (デュエプレ),cip (デュエプレ),アタックトリガー (デュエプレ),火力 (デュエプレ),パワー6000以下 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),ランダム (デュエプレ),自己シールド焼却 (デュエプレ),ボルメテウス (デュエプレ),武者 (デュエプレ),ボルメテウス・武者・ドラゴン (デュエプレ),SR (デュエプレ),スーパーレア (デュエプレ),Shishizaru (デュエプレ),KISUKE (デュエプレ));