#author("2020-05-06T08:39:53+09:00","","")
#author("2023-02-12T18:32:30+09:00","","")
*《&ruby(こんぜつ){根絶};のデクロワゾー》 [#k1bd9d1e]

|根絶のデクロワゾー SR 闇/火文明 (6)|
|クリーチャー:スピリット・クォーツ 5000|
|このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。|
|TT−パワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、相手の手札を見る。相手は自分自身の手札からパワー3000以下のクリーチャーをすべて捨てる。|

[[DM-10]]で登場した[[闇]]/[[火]]の[[スピリット・クォーツ]]。

その名の通り、弱小[[クリーチャー]]を根絶する[[能力]]を持つ[[多色]][[システムクリーチャー]]。
[[タップ能力]]でお互いの[[バトルゾーン]]と相手の[[手札]]から[[パワー]]3000以下の[[クリーチャー]]をすべて[[墓地送り]]にする。
非常に珍しい[[パワー]]に依存した[[ハンデス]]能力の持ち主。

他の[[除去]][[カード]]と[[マナ]]域が被りやすく、即効性に欠けるのがネックだが、一度起動しだしてしまえば[[パワー]]3000以下の存在を許さない。相手の[[手札]]からも落とすことが可能なので、[[パワー]]3000以下の[[カード]]の選択肢は「[[マナゾーン]]に置くしかない」という状況を作り上げることができる。
[[タップ能力]]であるため[[能力]]の起動にタイムラグがあるのが難点だが、一度起動しだしてしまえば[[パワー]]3000以下の存在を許さず、[[パワー]]3000以下の[[クリーチャー]]の選択肢は「[[マナゾーン]]に置くしかない」という状況を作り上げることができる。
[[システムクリーチャー]]故に継続的に効果を発動出来、《根絶のデクロワゾー》がいる限りは[[ウィニー]]の展開は勿論、[[破壊]]された[[ウィニー]]の[[サルベージ]]や下手な[[手札補充]]も許さない。

メジャーな[[シノビ]]も[[《威牙の幻ハンゾウ》]]と[[《光牙王機ゼロカゲ》]]を除けば、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《威牙忍ヤミノザンジ》]]のような[[パワー]]3000以下が多いので、それらに対しても[[効果]]を発揮する。
[[ハンデス]]としては、[[コスト]]に対して[[パワー]]が低くなりがちな[[cip]][[能力]]持ち[[クリーチャー]]は対象になりやすい。
逆に[[提督]]や[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]、[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]などの大型[[マッドネス]]は避けることが出来、なかなか器用。
[[手札]]に抱えられやすい[[ニンジャ・ストライク]]持ちも、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《怒流牙 佐助の超人》]]、[[《バイナラドンデン》]]のような[[パワー]]3000以下には効果を発揮する。

ただし、小型[[クリーチャー]]を大量に採用する[[デッキ]]といえばほとんどが[[【速攻】]]であり、その[[【速攻】]]にすら[[パワー]]3000よりも上の[[クリーチャー]]が積まれるようになってしまった。これを受け、この[[クリーチャー]]は「そもそも間に合わない」上に「その得意な相手にすら、刺さる保証がない」というジレンマを抱えることとなった。不憫な一枚である。
ただ、[[火力]]が刺さる相手は展開と[[攻撃]]を繰り返す[[ビートダウン]]や[[【速攻】]]であるのに対し、[[タップ能力]]と6[[コスト]]の重さのせいでなかなか間に合わない。タイムラグのために狙ったタイミングで[[火力]]を放つことが出来ないのも手痛い点。
単純な[[火力]]なら、同[[コスト]]に[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]や[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]があり、即効性のあるそれらの方が使いやすい。

-強力な[[能力]]を持つためか、中型の[[多色]]ながら[[コスト]]6[[パワー]]5000とステータスは控えめ。[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]、[[《めった切り・スクラッパー》]]、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]の射程内にあり、意外と[[破壊]]されやすい。
また[[火力]]は[[カードパワー]]のインフレーションの影響を受けやすく、[[【速攻】]]にすら[[パワー]]が3000より高い[[クリーチャー]]が積まれるようになってしまっている有様である。

-単に[[ウィニー]]の対策がしたいならば[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]のような[[cip]]や、[[《希望の親衛隊ファンク》]]のような[[常在型能力]]の方が利用されることが多い。やはり[[手札]]の3000以下も狙える点を活かすべきか。
それでも、全体[[火力]]に加えて[[パワー]]に依存した[[ハンデス]]は特定の[[デッキ]]やシステムに強烈に突き刺さるため、尖った魅力を持っている[[クリーチャー]]である。
運用を改善できそうな[[カード]]が出たり、[[能力]]が刺さる新しいシステムやキーワードが登場したりすると、度々注目を集める[[カード]]でもある。

-[[パワー]]3000以下の[[モヤシ]]を相手にした場合、[[火力]]で[[手札]]に戻った後に[[ハンデス]]を行うので最終的に[[墓地]]送りとなる。また、[[ハンデス]]の対象は相手のみなので、自分の[[モヤシ]]は[[手札]]に戻るだけで済む。そのため、[[《巡霊者メスタポ》]]を始めとした[[モヤシ]]への有効な[[メタ]][[カード]]である。
**環境において [#k10ec22d]
登場当時、[[手札]]と[[バトルゾーン]]、双方の[[クリーチャー]]に複数干渉できる唯一の[[カード]]で、現在においても数少ない[[カード]]である。しかし、登場直後に[[ボルバル・マスターズ]]が訪れ、ほとんどこの[[カード]]に日の目が当たることはなかった不遇な一枚である。[[聖拳編環境]]の頃ですら、[[【ボルバル】]]対面で[[【除去コントロール】]]系統がこれを出した時にはすでに手遅れということがざらであった。使うとすれば[[転生編環境]]の頃に参入した[[《聖霊王エルフェウス》]]で盤面を制圧して余裕が出た時に足掻きを封じるぐらいであった。

-登場当時、[[手札]]と[[バトルゾーン]]、双方の[[クリーチャー]]に複数干渉できる唯一の[[カード]]で、現在においても数少ない[[カード]]である。しかし、登場直後に[[ボルバル・マスターズ]]が訪れ、ほとんどこの[[カード]]に日の目が当たることはなかった不遇な一枚である。
**他のカード・デッキとの相性 [#fa16232a]
-[[パワー]]3000以下の[[モヤシ]]を相手にした場合、[[火力]]で[[手札]]に戻った後に[[ハンデス]]を行うので最終的に[[墓地]]送りとなる。
[[ハンデス]]の対象は相手のみなので、自分の[[モヤシ]]は[[手札]]に戻るだけで済む。

-[[《煉獄と魔弾の印》]]と相性が良い。即効性に難がある[[タップ能力]]を即座に起動でき、生きた[[呪文]]のように使える。しかし、ちまちまと[[コントロール]]を狙うよりは[[ロマノフ]]一族による[[1ショットキル]]が行われることが多い。
--[[クリーチャー]]面の[[パワー]]が低い[[ツインパクト]]、低[[パワー]]が多い[[GRクリーチャー]]への対策手段としてもかなり優秀である。だが「[[スピードアタッカー]]を持たない」「[[コスト軽減]]手段を持たない」「[[コスト]]6の[[タップ能力]]」では、[[高速化]]した[[環境]]においてははっきり言って遅いと断じざるを得ない。
一度出せれば悪くないどころかかなり刺さるだけに、出る時代があまりに早すぎたと言わざるを得ないだろう。[[双極篇]]辺りで出ていればもう少し軽く、十分にそれらに対して間に合うデザインになっていたかもしれない。
-《根絶のデクロワゾー》を[[コスト踏み倒し]]し[[スピードアタッカー]]付与も出来る[[《煉獄と魔弾の印》]]や[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]は相性がいい。
--上記らと併合する場合、当然[[コスト踏み倒しメタ]]に引っかかる。[[除去]]を放ちたいのに[[除去]]したい[[コスト踏み倒しメタ]]に邪魔されるという本末転倒なことになりかねないので注意。
--[[【ドギラゴン剣】]]での[[【サザン・ルネッサンス】]]や[[【ジョーカーズ】]]に対する[[メタ]]として注目を集めたが、上記の要素に加え、攻撃的に使える[[ファイナル革命]]をあえて[[火力]]に使う関係上さらにタイミングは限られてくるため、メジャーな対抗手段とはなりえなかった。

-[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]で[[コスト踏み倒し]]できる性質上、[[【ドギラゴン剣】]]に[[【サザン・ルネッサンス】]]などの[[ウィニー]]デッキに対する[[メタ]]として稀に採用される。同じ理由として[[【ジョーカーズ】]]に対するメタとしても採用される。
--だが、[[タップ能力]]を早期に使うということにはコスト踏み倒しで出して場に残る必要があるので、相手が[[《制御の翼 オリオティス》]]や[[《洗脳センノー》]]を出したらそれまでである。そうすると、このカードを活かすために他の汎用除去を必要とするという本末転倒な事態になりかねない。そのため、「過大評価」されているという認識を持たれることも。
--また、[[《蒼き団長 ドギラゴン剣》]]でこれを踏み倒してから相手の[[ウィニー]]を一掃することで[[ビートダウン]]を阻害できるということは、[[コスト踏み倒しメタ]]による妨害を受けず、なおかつ相手がすでにクリーチャーを[[展開]]しているという場面なので、厳密に言えば活躍の機会は後攻3ターン目に踏み倒した時に相手の反撃を防げる程度である。
-[[クリーチャー]]面の[[パワー]]が低い[[ツインパクト]]、低[[パワー]]が多い[[GRクリーチャー]]に[[能力]]は刺さる。
登場した時代を考えると仕方ないが、運用性が悪いのが非常に惜しまれる。

**その他 [#p4227426]
-強力な[[能力]]を持つためか、中型の[[多色]]ながら[[コスト]]6[[パワー]]5000とステータスは控えめ。具体的には[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]、[[《めった切り・スクラッパー》]]、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]等の射程圏である。

-デクロワゾー(Des CloizeauxまたはDescloizite)は塩鉱長石の一種。

-漫画「[[デュエル・ジャック!!]]」では山男ノボルの[[切札]]として登場。[[能力]]でマナトの[[ウィニー]]と[[手札]]を焼き払った。連載当時は[[多色]][[カード]]が出たばかりであり、マナトは[[火力]]と[[ハンデス]]という毛色の違う[[能力]]を併せ持っている事に驚いていた。

-[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]に降格。[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]を[[破壊]]するのが相手のみとなった為、序盤を支える小型ブロッカーなどと共存できるようになったが、[[pig]]の能動的な発動やバトルゾーンの空き枠を作る目的での使用はできなくなった。また[[パワー]]は4000に下がっており、[[ピーピング]]もできなくなっている。
--また、間接的な強化点として[[マッドネス]]持ちである[[《無頼聖者サンフィスト》]]のパワーが3000→3500となった。これにより、タップ能力で[[マッドネス]]を発動させてしまうおそれがなくなっている。
**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#jb035174]
|根絶のデクロワゾー VR 闇/火文明 (6)|
|クリーチャー:スピリット・クォーツ 4000|
|タップスキル:相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。その後、相手は自身の手札にあるパワー3000以下のクリーチャーをすべて捨てる。|

[[DMPP-03]]で実装。色々と調整がされた。
-[[レアリティ]]が[[ベリーレア]]に
-自身のパワーが4000に
-全体火力が相手のみに
-ハンデス前の[[ピーピング]]が削除

上記の変更により、序盤を支える小型ブロッカーなどと共存できるようになったが、自分の3000以下[[pig]]の能動的な発動やバトルゾーンの空き枠を作る目的での使用はできなくなった。
-間接的な強化点として[[《無頼聖者サンフィスト》]]のパワーが3000→3500となったため、タップスキルで《サンフィスト》の[[マッドネス]]を発動させなくなっている。

一度でも発動できればパワー3000以下を多用する相手には致命的な損害を与えることができる。[[《蛇魂王ナーガ》]]や[[《暗黒王デス・フェニックス》]]などの[[進化V]]を軸としたデッキの[[進化元]]、[[【ウェーブストライカー】 (デュエプレ)]]、[[【ダイヤモンド・ブリザード】 (デュエプレ)]]などが挙げられる。また、[[DMPP-03]]の[[多色cipサイクル]]もよく使われているため、そこを狙えばコントロールデッキにも小さくない打撃を与えられる。

//[[DP殿堂]]後の環境において、一度でも発動できればパワー3000以下を多用する相手には致命的な損害を与えることができる。[[《蛇魂王ナーガ》]]や[[《暗黒王デス・フェニックス》]]などの[[進化V]]を軸としたデッキの[[進化元]]、[[【ウェーブストライカー】 (デュエプレ)]]、[[【ダイヤモンド・ブリザード】 (デュエプレ)]]などが挙げられる。また、[[DMPP-03]]の[[多色cipサイクル]]もよく使われているため、そこを狙えばコントロールデッキにも小さくない打撃を与えられる。
//↑ DP殿堂後とあるが、このカードはDP殿堂になっていない。別カードのことならそれを書くべき。

[[《マイキーのペンチ》]]入り[[【カチュアシュート】]]に採用されることがある。ドラゴンではないため[[《幻想妖精カチュア》]]の[[探索]]の邪魔にならず、[[《マイキーのペンチ》]]のおかげでタイムラグなしに根絶させることができる。《デクロワゾー》を使うことでパワー3000以下ばかりで構成されている[[【リキッド・ピープル】 (デュエプレ)]]をメタることができるという点も採用理由の一つである。

**フレーバーテキスト [#f2f0eb08]
-[[DMPP-03]]
'''[[スピリット・クォーツ]]は五元の力を組み合わせて戦う。この結晶がもたらすのはもちろん、破滅と崩壊だ。'''
'''[[スピリット・クォーツ]]は[[五元の力>多色]]を組み合わせて戦う。この結晶がもたらすのはもちろん、[[破滅>破壊]]と[[崩壊>ハンデス]]だ。'''

**関連カード [#c63cd127]
-[[《デクロワゾー・ブローチ》]]

**収録セット [#x4f1c681]
***[[デュエル・マスターズ]] [#x5b320f6]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]]
--[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」>DM-10]](S10/S10)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#n998bf62]
-CV:[[岡野友佑]]
-illus.[[Toshiaki Takayama]]
--[[DMPP-03 第3弾「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」>DMPP-03]]
--[[DMPP-03 「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」>DMPP-03]]

**参考 [#n1557c8d]
-[[スピリット・クォーツ]]
-[[タップイン]]
-[[タップ能力]]
-[[火力]]
-[[全体除去]]
-[[ピーピング]]
-[[パワー]]
-[[クリーチャー]]
-[[ハンデス]]

&tag(クリーチャー,闇文明,火文明,多色,コスト6,スピリット・クォーツ,パワー5000,タップ能力,全体火力,ハンデス,SR,スーパーレア,Toshiaki Takayama);
&tag(クリーチャー,闇文明,火文明,黒赤,2色,多色,コスト6,スピリット・クォーツ,パワー5000,タップ能力,火力,全体火力,パワー3000以下,除去,全体除去,破壊,全体破壊,ハンデス,ピーピングハンデス,SR,スーパーレア,Toshiaki Takayama,クリーチャー (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),黒赤 (デュエプレ),2色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト6 (デュエプレ),スピリット・クォーツ (デュエプレ),パワー4000 (デュエプレ),タップスキル (デュエプレ),火力 (デュエプレ),全体火力 (デュエプレ),パワー3000以下 (デュエプレ),除去 (デュエプレ),全体除去 (デュエプレ),破壊 (デュエプレ),全体破壊 (デュエプレ),ハンデス (デュエプレ),VR (デュエプレ),ベリーレア (デュエプレ),Toshiaki Takayama (デュエプレ));