#author("2021-05-26T09:03:44+09:00","","")
#author("2021-06-11T22:14:20+09:00","","")
*《&ruby(ブラック){Black}; &ruby(ロータス){Lotus};》 [#l48dc8f3]

|Black Lotus P 無色 (0)|
|Mono Artifact|
|このArtifactがバトルゾーンに出た時、封印を3つ付ける。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く)|
|自分のターンのはじめに、このArtifactに付けた封印を1つ、自分の山札の一番下に置く。|
|このArtifactの封印がすべてなくなった時、これを自分の墓地に置く。このターン中、次にカードを使う時、そのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0より少なくはならない。|

[[DMEX-08]]で登場した[[Mono Artifact]]。

[[メインデッキ]]に入る[[カード]]としては史上初の[[コスト]]0であり、新しい[[カードタイプ]]「[[Mono Artifact]]」を持つ。

コスト0の[[無色]]なので、[[マナゾーン]]の[[カード]]が例え0枚でも、[[手札]]にあれば即座に[[プレイ]]できる。

[[バトルゾーン]]に出た際に自身に封印を3つ付けるが、[[無色]]なので[[コマンド]]を出して[[封印]]を外すことはできない。
また、[[非クリーチャー]]であるため封印されていても無視されず、かつ[[《禁断〜封印されしX〜》]]のように[[離れない]][[能力]]を持っていないので、[[カード指定除去]]に[[耐性]]がないという欠点がある。
一応、除去されても封印は全て墓地に行くので、[[墓地肥やし]]として使うことも視野に入る。

[[ターン開始ステップ]]に自身に付いた封印を1枚山札の下に置き、封印が全てなくなった際に自身を[[墓地送り]]にする。すると次に[[プレイ]]する[[カード]]を3[[コスト軽減]]できる。

一切[[マナブースト]]しないデッキであっても、4ターン目には7コストのカードが使えるようになる。[[手札]]消費を抑えながら[[コンボデッキ]]の始動に使うのもいいだろう。
さらに[[マナブースト]]と併用すれば4ターン目に10コストのカードをプレイできる。例えば[[【5色コントロール】]]では[[《古代楽園モアイランド》]]の早出しに活かすなどが考えられる。

しかし、4[[ターン]]目に発動するには初手にこの[[カード]]を引いておく必要がある。中盤以降に手札に加わっても3[[ターン]]後には[[ゲーム]]が終わることも多く、[[マナ]]に置いても[[色]]にもならないので、考えなしに積める[[カード]]ではないだろう。
効果は[[強制]]かつ[[ターン]]内の最初に使う[[カード]]限定。よって、妨害を受けて指定ターンに目当ての[[カード]]が使えないと無駄撃ちに終わる難点も抱えている。

**ルール [#c22d605b]

[[カードタイプ]]としては[[バトルゾーン]]に存在できるため、[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]などで[[封印]]を付けるのを妨害された場合、[[バトルゾーン]]に残り続ける。
//もしArtifactが[[バトルゾーン]]に存在できないカードタイプだとしたら、最後の[[誘発型能力]]を処理する前に状況起因処理で墓地に置かれてしまう。

-封印はどのような方法で剥がしても能力が起動する。カード指定除去で誘発を早めることもできる反面、相手ターン中に封印が全てなくなってしまうと効果が無駄になってしまうので注意。

-封印が付いている状態でこのカードがバトルゾーンを離れた場合、[[封印]]は[[状況起因処理]]で墓地に置かれる。ただし、[[《テック団の波壊Go!》]]で封印とまとめて[[バウンス]]される場合は、封印もバウンスされる。

-封印が付いても無視されないため[[《革命類侵略目 パラスキング》]]によって[[5色]]化でき、[[有色]][[コマンド]]が出るごとに[[封印]]が外せるようになる。

**環境において [#eb422526]
能力が判明した当初は[[パワーカード]]として注目され、中でも[[【モルト NEXT】]]の新戦力として期待された。また[[【クラッシュ“覇道”】]]では[[《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》]]の[[B・A・D]]と合わせて5ターン目に着地させる型も考案された。
ところが実際には、2ターン目以降では環境の速度的に手遅れとなり、初手に引けるかどうかに活躍が依存しやすいことから目立った活躍はなかった。

**その他 [#ga1a1264]
-[[《ギガタック・ハイパー・トラップ》>《ハイパー・ギガタック/ギガタック・ハイパー・トラップ》]]でこの[[カード]]の[[封印]]をすべて外してコスト軽減を利用することはできない。複数枚同時に除去を受けたカードは同時にバトルゾーンから離すという裁定なので、封印がすべて外れた状態でバトルゾーンに残るタイミングがそもそも存在しない。
--一方で、これは裏を返せば「このカードを[[封印]]ごと吹っ飛ばせば0マナで4枚のアドバンテージを得られる」と言うことでもある。例えばこれと封印6枚が残っている[[《禁断〜封印されしX〜》]]がいる状態で先述の《ギガタック》を使えば、封印を全てマナにして(Lotusも含めた)計10マナを稼ぎつつ[[禁断解放]]によって[[全体除去]]を放てる。この時に[[《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》]]が手札にあれば[[勝利>エクストラウィン]]が確定し、なくても増えたマナから[[《無双と竜機の伝説》]]のような重量級カードを出しに行ける。

-このカードはノーコストで[[プレイ]]することになるが、このカードに反応する[[コスト踏み倒しメタ]]は[[十王篇]]時点で存在しない。また、何らかの手段で[[カード]]の[[コスト]]が上げられてしまった場合、上がった分の[[マナ]]を[[タップ]]しなければならないが、このカードのコストを上げるカードも[[十王篇]]時点では存在しない。それどころかこのカードのプレイを妨げるカードも存在しない。手札にさえあれば、どんな状況下でも[[メインステップ]]でプレイできる。

-元ネタは[[Magic:The Gathering]]黎明期に登場した同名のカード、[[《Black Lotus》>http://mtgwiki.com/wiki/Black_Lotus]]。本家もコストが0のカードで、生贄に捧げるだけで無条件で好きな色のマナを3つ生み出すことができる。MTG黎明期に猛威を振るったカード群『パワー9』の1つである。

--[[デュエル・マスターズ]]のルールで見ても強力な能力であり、さすがにそのままの再現はされていない。「効果が発動するまで3ターンかかる」という[[調整>調整版]]の仕方は[[《睡蓮の花/Lotus Bloom》>http://mtgwiki.com/wiki/%E7%9D%A1%E8%93%AE%E3%81%AE%E8%8A%B1/Lotus_Bloom]]を元にしていると思われる。
--カードタイプのMono Artifact(モノ・アーティファクト)は、1ターンに1回しか起動できない能力を持つアーティファクトの事を指す。
黎明期にのみ存在した用語であり、94年以降は全てアーティファクトに統一されているため現在のルール上は存在しない。デュエマでのコラボにおいては、オリジナルにならった表記をとっている。

-封入率が[[DMEX-08]]では1カートン(18BOX)に1枚にも満たないと噂されるほど低く、[[シングルカード]]の相場は異常な価格になっている。
--なお、本家のBlack LotusはMTGで最も相場の高いカードとされていて、比較的流通数の多い後期版(白枠)でも数十万円、初期版(黒枠)の美品は数百万円で取引される事もある。
---しかもBlack Lotusはこのカードをモデルにした様々なLotus派生カードが存在するが、「Lotusは能力にかかわらずLotusというだけでコレクターに人気がある」と言われるほどであり、マイルドに調整された派生カードすら高額の値段が付く。おそらくこれが[[環境]]で目立って活躍しなかったデュエマ版の[[シングルカード]]の価値と人気が異様に高いことにも影響しているのだろう。必ずしも[[カードパワー]]や[[環境]]での活躍だけが[[カード]]の価値ではないことを教えてくれる一件である。

//-相手の場に[[《とこしえの超人》]]がいると三枚の封印がマナに置かれるので本家のような効果になる。
//↑マジックに詳しくないけど、あっちの《Black Lotus》は0コストで「このターン3マナを支払える状態」にする効果っぽい? だったらマナの枚数そのものを増やすのは別物になる。
-相手の場に[[《とこしえの超人》]]がいると0コストで3ブーストになる。

**関連カード [#m8d15bfa]
-[[《フェアリー・ギフト》]]

-[[《精神を刻む者、ジェイス》]]
-[[《ニコル・ボーラス》]]

//**[[フレーバーテキスト]] [#m8d15bfa]
//-[[]]&br;''''''


**収録セット [#idb6be91]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Chris Rahn]]
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](20/???)

**参考 [#ha5246d4]
-[[Mono Artifact]]
-[[cip]]
-[[封印]]
-[[山札の下]]
-[[墓地]]
-[[コスト軽減]]
----
公式Q&A
>Q.封印の付いた''《Black Lotus》''を、カードを選ぶ効果で選ぶことは出来ますか?
A.はい、出来ます。封印の付いたクリーチャーは無視されますが、これはクリーチャーではないので無視されません。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33224]]

>Q.封印の付いた''《Black Lotus》''を、[[《龍脈術 落城の計》]]などのカードを選ぶ効果により手札に戻しました。この場合、''《Black Lotus》''に付いていた封印はどうなりますか?
A.墓地に置かれます。''《Black Lotus》''のみが手札に戻り、封印は単体でバトルゾーンに存在できないため、状況起因処理によって墓地に置かれます。''《Black Lotus》''が他のゾーンへ移動した場合も同じで、封印は墓地に置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33232]]

>Q.[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がバトルゾーンにいる時に''《Black Lotus》''をバトルゾーンに出した際、封印を置けなかった''《Black Lotus》''はどうなりますか?
A.バトルゾーンに置かれたままになり、コスト軽減も発生しません。''《Black Lotus》''が持つ「このArtifactの封印がすべてなくなった時」の能力は、最後の封印が外れた時にのみ発動します。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/33235]]

&tag(Mono Artifact,無色,コスト0,cip,封印,ターン開始時,封印解除,封印がすべてなくなった時,コスト軽減,P,レアリティなし,Chris Rahn,MTG);
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