#author("2022-02-19T16:49:11+09:00","","")
*《&ruby(ディーエスでんゆう){DS電融}; ザ=デッド&ruby(ネクスト){NEXT};》 [#top]

|DS電融 ザ=デッドNEXT SR 水/火/自然文明 (10)|
|クリーチャー:ディスペクター/ヒューマノイド爆/ジュラシック・コマンド・ドラゴン/ドラグナー 17000|
|''EXライフ''|
|''スピードアタッカー''|
|''T・ブレイカー''|
|このクリーチャーが出た時、このターン、自分のクリーチャーはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。|
|自分がカードを使う時、そのコストを支払うかわりに自分のマナゾーンにある水のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ2枚ずつタップしてもよい。|

[[DMRP-20]]で登場した[[水]]/[[火]]/[[自然]]の[[ディスペクター]]/[[ヒューマノイド爆]]/[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]/[[ドラグナー]]。

[[cip]]で味方全員に[[アンタップキラー]]を[[付与]]し、あらゆる[[カード]]の[[コスト]]を[[青赤緑]][[3色]]各2[[マナ]]ずつに任意で[[置換>置換効果]]できる[[常在>常在型能力]][[代替コスト]]許可[[能力]]を持つ。

[[cip]]の[[解決]]によって、この[[クリーチャー]]登場時点で[[バトルゾーン]]にいた自分の[[クリーチャー]]を[[アンタップキラー]]にする。
[[付与]]によって[[攻撃]]可能になるのは[[アンタップ]][[クリーチャー]]のみだが、この[[クリーチャー]]は[[スピードアタッカー]]も持つため、自身のみ実質的に[[マッハファイター]]の様に扱うことが出来る。
[[パワー]]も17000と[[コスト]]10の[[クリーチャー]]としてはまずまずの数値を持つため、多くの[[クリーチャー]]を[[バトル]]で[[破壊]]出来るだろう。

また、[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]譲りの[[代替コスト]]許可[[能力]]は、[[タップ]]する[[マナ]]の枚数は増えたが、[[クリーチャー]]・[[呪文]]以外の[[カード]]の使用にも適用できるようになっている。
[[コスト]]の[[重い]][[ディスペクター]]の[[召喚]]をサポートでき、[[ササゲール]]への依存を軽くすることができる。
正規の[[プレイ>使う]]扱いとなるため、[[ゼニス]]などの[[召喚]]限定[[cip]]が使えたり[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]の自己踏み倒しの条件を満たさないなどのメリットがある一方、[[《ポクチンちん》]]などの「正規の[[マナ]][[コスト]]支払いをしたか」で判定するタイプの[[コスト踏み倒しメタ]]には引っかかってしまう。
あらゆる[[カード]]を6[[マナ]]で[[プレイ]]できるようになるが、必ず「[[水]]/[[火]]/[[自然]]を2[[マナ]]ずつ」支払う必要があり、無計画に使っていると思わぬところで[[色]]不足が発生する可能性がある。[[コスト]]支払いの枚数には十分注意して運用したい。

加えて、この[[クリーチャー]]自身は[[コスト]]10と非常に[[重く>重い]]、[[マナブースト]]や[[コスト踏み倒し]]を併用しなければ[[代替コスト]]を適用するどころか自身が[[バトルゾーン]]に立つことすら難しいというのも難点と言える。特に[[《勝災電融王 ギュカウツ・マグル》]]の踏み倒し範囲外なのが厳しい。
種族が[[コマンド]]かつ[[ドラゴン]]であるためサポートを受けやすいのが幸いか。

単に10コスト以上のクリーチャーを召喚するだけなら[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]で十分な場合が殆ど。[[【10軸ガチロボ】>【ガチャンコ ガチロボ】]]のように[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]をどうしても投入できない構築になるデッキで使う、[[呪文]]など[[《流星のガイアッシュ・カイザー》]]でコスト軽減できない[[重量級]]の早期[[プレイ]]を狙うなどの工夫が必要。

-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]では[[クリーチャー]]の[[召喚]]・[[呪文]]の[[詠唱>唱える]]にのみ適用できた[[代替コスト]][[能力]]だが、こちらは[[カードタイプ]]を指定しないため[[クロスギア]]や[[オレガ・オーラ]]などの[[コスト]]も[[置換>置換効果]]できる。
しかし、そういった[[カード]]は、この[[能力]]で実質[[軽減>コスト軽減]]となる[[コスト]]7以上となると大抵他の[[軽減>コスト軽減]]・[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]手段を使用した方が効率のいいことが多く、効果的に活用するのは難しい。
-[[青赤緑]]の[[3色]]が2枚ずつ必要という問題については、[[《薫風妖精Re:コートニー》]]などで[[染色]]し[[マナ]]全てを[[5色]]化することで解決できるが、その場合は本体が[[コスト]]8かつ[[タップ]]する枚数も5枚で済む[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]当人が大きなライバルとなる。
[[オリジナル]]・[[アドバンス]]という基本対応環境の違いこそあるものの、あちらにない[[文明]]・[[種族]]を2つ持っている点を活かせなければ[[染色]]運用での差別化は難しいだろう。

**ルール [#rule]
-この[[クリーチャー]]の[[cip]]で[[アンタップキラー]]を[[付与]]された[[クリーチャー]]は、[[召喚酔い]]していた場合%%%''[[アンタップ]]している[[クリーチャー]]を[[攻撃]]できるが、[[タップ]]している[[クリーチャー]]は攻撃対象にできない''%%%。
これは、この[[クリーチャー]]の[[cip]]がいわゆる「[[ターン]]指定[[アンタップキラー]]」の[[付与]]に相当しており、あくまで[[そのターン中特定の対象に対する攻撃のみ許可する>アンタップキラー#h70a0e38]]ためである。([[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31436/]])。
//--召喚酔いしていても、あたかも召喚酔いしていないかのようにクリーチャーを攻撃できる[[《Tatsurion》]]は感覚的に納得しやすいが、そのターン中だけ[[アンタップキラー]]になる効果はルールとは逆の攻撃対象になるので紛らわしい。

**その他 [#others]
[[''&ruby(ドラゴン・サーガ){DS};''編>ドラゴン・サーガ]]の主人公[[《爆闘剣士 グレンモルト》]]の最終形態である[[《超戦龍覇 モルト ''NEXT''》>《超戦龍覇 モルト NEXT》]]とラスボス[[《龍覇 ''ザ=デッド''マン》>《龍覇 ザ=デッドマン》]]の『電融』[[ディスペクター]]。
-《ザ=デッドマン》は[[超獣王来列伝>DMSP-02]]にて「[[黒月王>《神帝ルナティック・ゴッド GS》]]」との合成を示唆されていたが、後述する事情により《モルト NEXT》と組み合わせて新たな[[ディスペクター]]として再構成されたようだ。

#region2(合成元との関係){{
-《モルト NEXT》の左半身に、顎から後頭部にかけて《ザ=デッドマン》の顔の触手を接合し、首から下を《ザ=デッドマン》の物に置き換えている。
また、《モルト NEXT》の左目の青い瞳が赤く染まり邪悪で獰猛な表情を浮かべている他、《ザ=デッドマン》が右手に持っていた斧を左手に持っている。
--《モルト NEXT》にとっては、最初の相棒[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]を象徴する青いパーツのほとんどを父の仇である《ザ=デッドマン》の肉体で置き換えられた上、「己の拳こそが最強の武器」という極致に到達した姿で武器を握らされるという、二重の「ディスペクト」を受けている。
--『電融』[[ディスペクター]]では珍しく、[[カードイラスト]]の時点で全身の接合箇所が密着している。誕生したばかりでありながら一時は[[ダイナボルト>《大爆龍 ダイナボルト》]]の前を走るほどに早かったのも頷ける。
--『電融』[[ディスペクター]]は[[殿堂>殿堂入り]][[入り>プレミアム殿堂]]と縁のある[[カード]]を合成元とすることが多いが、この[[クリーチャー]]の場合、《モルト NEXT》は[[《爆熱剣 バトライ刃》]]との[[プレミアム殿堂超次元コンビ]]に指定されていた時期があり、《ザ=デッドマン》が[[DMX-22]]でセットとして扱われた[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]は現在[[殿堂入り]]している。
--[[DMSD-18]]時点で既に[[伴侶>《龍覇 グレンアイラ》]]が[[ディスタス]]化された[[《勇騎 バクアイラ-1》]]が登場しており、「《モルト》も[[ディスペクター]]か[[レクスターズ]]として登場するのではないか」という予想は年度始めからいくつか挙がっていた。結果としては、夫婦そろって「ディスペクト」を受けるという「[[殿堂>プレミアム殿堂]]の[[王>《無双竜機ボルバルザーク》]][[妃>《蒼狼の始祖アマテラス》]]」と[[同じ>《禁断竜王 Vol-Val-8》]][[末路>《仙祖電融 テラスネスク》]]を辿った。
--なお、[[サイクル]]の中では唯一、合成元の初出[[収録>DMR-15]][[セット>DMR-16極]]が異なる。
-合成元の両者から[[火]]と[[自然]]を継承し、さらに『電融』[[3色]]に合わせるため[[水]]が追加されている。
また、《モルト NEXT》の[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]が削除されている。
--《モルト NEXT》は[[《最終龍覇 グレンモルト》]]で、《ザ=デッドマン》は[[《龍覇龍 デッドマン=ザ=オリジン》]]で、共に[[光]]/[[闇]]を持つ[[クリーチャー]]となったことがあるが、[[水]]については[[カード]]として登場したことはない。とはいえ、《ザ=デッドマン》は[[五文明>5色]]全てを操るラスボスとして登場したため、構成色が増えることについては違和感はない。
--[[ドラグナー]]としては[[《暴龍事変 ガイグレン》]]ぶりの、[[ドラグハート]]に関する[[能力]]を一切持たない[[クリーチャー]]。
}}

-初の冠詞が漢字ではないディスペクター。

-[[フレーバーテキスト]]では「NEXTの向こう側まで走り続けた」と記述されているが、後述するように、この[[クリーチャー]]には「NEXT」に到達するつもりが全くない。

***[[背景ストーリー>王来篇背景ストーリー]]での活躍 [#story]
元々、「驕り高き真の邪悪」[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]は、[[超獣来列伝>DMSP-02]]に記されし「[[黒月王>《神帝ルナティック・ゴッド GS》]]」[[神帝]]と合成され[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]として完成していた。
しかし、度重なる「王」の敗北と、その力を得て[[パワーアップ>スター進化]]する[[モモキング>《王来英雄 モモキングRX》]]を目にした[[《龍魂珠》]]は、彼に対抗するべく残る[[2体>《神帝ルナティック・ゴッド GS》]][[の王>《「俺」の頂 ライオネル GS》]]を直接縫合し「[[終末を招く王>《終末縫合王 ミカドレオ》]]」を生み出すことを決定した。
「終末王」作成のため[[神帝]]から[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]を引き剥がし、そうして残った躯を、今度はその宿敵たる[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]と合成し、新たな[[駒>ディスペクター]]として再利用するのだった。

[[モモキング>《王来英雄 モモキングRX》]]が[[ミカドレオ>《終末縫合王 ミカドレオ》]]と戦っているのと時を同じくし、[[火]][[文明]]へと襲撃をかける。
しかし、[[ダイナボルト>《大爆龍 ダイナボルト》]]と対峙するも戦う様子を見せず、遠くに霞んで見える崩れた[[フライパン山>《フライパン・マウンテン》]]を指さし、その方向へ走り出す。
そして、すぐに「レースで決着を付けようとしている」という真意を察した[[ダイナボルト>《大爆龍 ダイナボルト》]]とのレース対決に突入した。

スタート差によってレースでも優位に立つが、[[ドギラゴン>《燃える革命 ドギラゴン》]]と[[共鳴>スター進化]]を果たした[[ダイナボルト>《ダイナボルト <ドギラ.Star>》]]が[[革命]]的な追い上げを見せ、最後はわずかな差で敗北した。
しかし、走り終えた《ザ=デッドNEXT》は、まるでゴールにたどり着くことこそが目的だったかのように、満ち足りた様子で塵と化したのだった。

-他の[[ディスペクター]]が[[レクスターズ]]と壮絶な死闘を繰り広げる中、正々堂々レースに臨み、潔く敗北を認め消滅したように見える、さながら少年漫画の如き異色の行動をしている。
しかし、相手の意思をまるきり無視してレースを開始し、勝敗に関係なく勝手に満足して消滅する様は、「[[デュエル・マスターズ>デュエル・マスターズ#d294785d]]」という大レースに文字通り命と[[文明]]の威信を賭けていたレース走者達すべてに対する「ディスペクト」と言える。
--また、純粋なレースで正々堂々と対決する様子は、レースの裏で暗躍した[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]を、ゴールにたどり着いただけで消滅するという最期は、[[最終>《最終龍覇 グレンモルト》]]を超えて&ruby(NEXT){更なる未来};へと進み、[[アイラ>《龍覇 グレンアイラ》]]と結ばれ「その先」の物語を紡いだ[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]を、それぞれ「ディスペクト」していると言えるだろう。
-[[デュエチューブ]]においては、「とにかくレースをしたがる人」「普通に負けた」という身も蓋もない解説がなされた。

**[[サイクル]] [#cycle]
[[DMRP-20]]にて登場した、[[エキスパンション]]シリーズをその名に冠する[[3色]][[ディスペクター]]のサイクル。
「[[歴史>背景ストーリー]]の転換点となった戦いにおいて中心となった[[超獣>クリーチャー]]たち」(([[《悪魔 ガンヴィ-2》]]の[[フレーバーテキスト]]より。))の[[ディスペクター]]として、[[王来篇背景ストーリー]]の最終盤に登場した。

-[[闘魂編]]:[[《闘魂混成 エンペラー・アクターシャ》]]
-[[不死鳥編]]:[[《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》]]
-[[戦国編]]:[[《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》]]
-[[覚醒編]]:[[《覚醒連結 XXDDZ》]]
-[[DS>ドラゴン・サーガ]]:''《DS電融 ザ=デッドNEXT》''

**関連カード [#card]
-[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]
-[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]

-''Prev''
--[[《邪帝縫合王 ザ=デッドルナ》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#flavor_text]
-[[DMRP-20]]&br;'''[[超獣>クリーチャー]]たちは大地の果てまで走り続けた。[[NEXT>《超戦龍覇 モルト NEXT》]]の向こう側まで。'''

**収録セット [#pack]
-illus.[[boyaking]]
--[[DMRP-20 「王来篇 第4弾 終末王龍大戦」>DMRP-20]](S11/S11)

**参考 [#reference]
-[[ディスペクター]]
-[[ヒューマノイド爆]]
-[[ジュラシック・コマンド・ドラゴン]]
-[[ドラグナー]]
-[[EXライフ]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[cip]]
-[[アンタップキラー]]
-[[付与]]
-[[プレイ]]
-[[置換効果]]
-[[代替コスト]]

----
[[公式Q&A]]

>Q.自分の''《DS電融 ザ=デッドNEXT》''がバトルゾーンにいる状況です。自分が[[《ウマキン☆プロジェクト》]]を出すにあたり、その「バズレンダ」コストを2回の4コストとし、合計8コストを支払うかわりに、自分のマナゾーンにある水のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ2枚ずつタップして召喚できますか?&br;類似例:[[《龍覇 ザ=デッドマン》]]
A.いいえ、できません。自分のマナゾーンにある水のカード、火のカード、自然のカードをそれぞれ2枚ずつタップしてから、「バズレンダ」の追加コストを支払います。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/40625]](2021.12.17)

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